新発田駐屯地開設63周年・第30普通科連隊創隊54周年記念行事①
2016年 05月 21日
去る5月15日、陸上自衛隊新発田駐屯地の記念行事が開催され、見学することが出来た。ちなみに高田駐屯地以外の陸自創設記念行事に行くのは初めてだ。今年の高田駐屯地創設記念行事は熊本地震に伴う災害派遣で中止となったため、そのリベンジ的な意味合いもあった。
新発田駐屯地は第30普通科連隊を基幹としており、第12後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊、第379会計隊新発田派遣隊、第317基地通信中隊新発田派遣隊、第125地区警務隊新発田派遣隊、新発田駐屯地業務隊と地本が所在するだけの規模の小さな駐屯地である。営庭も比較的狭く、観閲行進に参加する車両が後ろに控えている状態だ。
第12音楽隊・新発田駐屯地音楽クラブ合同の音楽隊による演奏で観閲行進がスタート。曲目は「陸軍分列行進曲」であった。82式指揮通信車を先頭に軽装甲機動車が続き、第1から第3中隊、新隊員教育隊が2中隊行進した。
音楽隊の曲が変わって車両行進。先頭は第30普通科連隊の軽装甲機動車、続いて偵察オートである。その後方に01式軽対戦車誘導弾を構えた隊員の乗車する軽装甲機動車が続いた。ここで第12対戦車隊の79式対舟艇対戦車誘導弾が行進し、第30普通科連隊の高機動車と120mm迫撃砲RTが続いた。
ちなみに曲目はてっきり「祝典ギャロップ」だと思ったが、聞いたことのない曲であった。
小型ショベルドーザを積載した3トン半ダンプ、資材運搬車を積載した3トン半ダンプ、渡河ボートを積載した3トン半、78式雪上車を積載した特大型トラック(6×4)が続いた。いずれも第30普通科連隊所属だ。ちなみに78式雪上車は積載性能を優先した結果3トン半(73式大型トラック)で輸送することが出来ず、より大型の輸送車両を必要としたため、後継の10式雪上車では3トン半の荷台に乗せることが出来るようになっている。
1 1/2tトラックベースの無線器材を搭載した第30普通科連隊本部管理中隊所属の車両と、1 1/2t救急車、相馬原駐屯地に所在する、第12通信隊所属の野外通信システムの1 1/2tトラックベースのアクセスノード。まるで装甲した現金輸送車のような無骨な見た目が独特の迫力を醸し出している。
即応予備自衛官を中心とした部隊であるところの第48普通科連隊の1/2tトラックと高機動車。荷台に満載した自衛官が中央観閲式のような風情だ。
新発田駐屯地に所在する第12後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊の1/2tトラックと重レッカ。
続いて航空部隊。先頭は第12ヘリコプター隊のOH-6DとCH-47JA、次が航空自衛隊新潟分屯基地に所在する新潟救難隊のUH-60J、U-125Aだ。カメラの性能が低く、見づらいのはご容赦を。
引き続き訓練展示編へ。
by gramman
| 2016-05-21 17:03
| ミリタリー
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