トミーテック・TLV-42b 三菱デボネア
2011年 02月 01日
モデル自体は結構前の、デボネアの色違いが今さら登場です。
同じモデルが20年近くも売られていたことから、「シーラカンス」の通称で知られる初代・デボネアのスタイルを余す所なく再現。角ばった見切りの良いボディは、思いのほか扱いやすいとか。でも当時から三菱車と言えば、万人が好んで乗るようなクルマではなかった。特にデボネアのような高級車となれば、乗っているのは三菱の系列会社の社員か、あるいはいろんな意味でマトモでない人。セドリックでもなく、クラウンでもなく、わざわざデボネアを選ぶとなれば、精神構造はおのずと見えてくると言うもの。今の世の中でデボネアに乗る人は、本当に好きな人しかないだろうけど、昔はそうだったという一般論を言っているだけなので誤解の無いように。
この後に出た2代目デボネアは、3000ccのエンジンを搭載するにもかかわらず重厚感の全く無いスタイルで文句なしに不人気車の称号を頂戴した。「高級車+AMG=」という数式に挑んだ結果、とんでもなく下品なクルマが生み出されるという結果に。デボネアAMGは、ドラマ「ゴリラ」でお馴染みの存在です。
なんだか2代目デボネアの話ばっかりになってしまいましたが、今回のモデルは初代デボネア。模型としてのスタイリングとしては、実車を余す所なく再現しているとは言え、まだトミカリミテッドビンテージ黎明期の設計なので、今の水準で見ると若干設計が甘いところが無くはないのが残念なところ。
by gramman
| 2011-02-01 00:55
| ミニカー
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