トミーテック・TLV-107a スズキフロンテSSS360
2011年 04月 27日
お馴染みトミカリミテッドヴィンテージの新作、フロンテSSSです。今作は最末期仕様を再現ということで、丸型4連テールと台形フロントグリルが特徴。(雑誌「高速有鉛」Vol.21参照)
スポーツグレードなのに鉄チン、加えてその鉄チンにスタイリッシュなホイールキャップを履かせる点に時代を感じます。
フロンテクーペと言えば、最大のアイデンティティは何といっても流麗な「コークボトルライン」。コーラのビンのように側面がくびれていることからクルマ好きの間ではそのように呼ばれています。駆動方式がRRというのも、360cc時代の軽自動車に多かった形状。故にフロントグリルは全くのフェイクで、リアのサイドに取り付けられたベンチレーターと、リア各部に入ったスリットが、本車がリアエンジン搭載であることを物語っています。エンジンはもちろん2サイクル。ボディ剛性への考慮や、衝突安全基準など無い時代ゆえに可能だった、危険なまでに軽い車重とも相まって、ノンターボながら現代のターボ付4サイクル660cc軽自動車をも凌駕するパワー感は、多くのクルマ好きを魅了してやみません。
そんなフロンテを完璧に再現した本作を、まず箱から出してビックリするのはその大きさ。1/64とはいえこれまでのトミカリミテッドヴィンテージシリーズと比較しても群を抜く小ささ。このボディサイズで家族4人が乗って旅行するとなれば、現代であれば後席はおろか助手席からも不満が出るであろう。でもこの時代はこんなサイズでも自動車を持つことがステイタス。いくら後席が狭かろうとも、子供たちにとっては楽園であったに違いない。我々が、いかに恵まれた時代に生まれたのかを実感じたのでありました。
スポーツグレードなのに鉄チン、加えてその鉄チンにスタイリッシュなホイールキャップを履かせる点に時代を感じます。
フロンテクーペと言えば、最大のアイデンティティは何といっても流麗な「コークボトルライン」。コーラのビンのように側面がくびれていることからクルマ好きの間ではそのように呼ばれています。駆動方式がRRというのも、360cc時代の軽自動車に多かった形状。故にフロントグリルは全くのフェイクで、リアのサイドに取り付けられたベンチレーターと、リア各部に入ったスリットが、本車がリアエンジン搭載であることを物語っています。エンジンはもちろん2サイクル。ボディ剛性への考慮や、衝突安全基準など無い時代ゆえに可能だった、危険なまでに軽い車重とも相まって、ノンターボながら現代のターボ付4サイクル660cc軽自動車をも凌駕するパワー感は、多くのクルマ好きを魅了してやみません。
そんなフロンテを完璧に再現した本作を、まず箱から出してビックリするのはその大きさ。1/64とはいえこれまでのトミカリミテッドヴィンテージシリーズと比較しても群を抜く小ささ。このボディサイズで家族4人が乗って旅行するとなれば、現代であれば後席はおろか助手席からも不満が出るであろう。でもこの時代はこんなサイズでも自動車を持つことがステイタス。いくら後席が狭かろうとも、子供たちにとっては楽園であったに違いない。我々が、いかに恵まれた時代に生まれたのかを実感じたのでありました。
by gramman
| 2011-04-27 21:38
| ミニカー
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