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人生初のサスペンション交換

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昨日念願のサスペンション交換を実現。経年劣化のひどかった純正サスに変わって導入したのは、カヤバのローファースポーツ。ショックとスプリングがセットになった、いわば入門編のサスキット。車高調整機能は無いので、純然たるサスペンションキットです。クスコの車高調の導入も検討したのですが、どうせ車高を調整することは無いだろうと割り切りました。周囲の人の話し聞いてもわざわざ車高を調整する人はあまりいなかったし。



今回はあくまでローダウンが目的ではなく、純正サスに変わる新しい足回りを導入するにあたり、「せっかくなら純正より少しだけいいのを入れよう」というスタンスなので、車高は20mmほどのダウンにとどまっています。それでも純正ではフェンダーとタイヤの隙間に指が5本全部入るのに対し、交換後は指3本ほどになりました。これが純正だと言われれば納得してしまうほどの車高ではありますが、峠に行くわけでもなく、ローダウンが大好きと言うわけでもないのでこれはこれで成功の車高と言えます。遠くから見ても黄色いショックがわずかに見え、さりげなく社外のサスであることを主張します。

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ここでウイングロードについておさらい。ウイングロードの足回りは、フロントがマクファーソン式ストラット、リアがセミトレーリングアームという至って基本的な構造。これがダブルウィッシュボーンだとかマルチリンクとなるといろいろややこしくなりそうですが、交換工賃も普通の価格で済みそうです。話を聞くと最も大変なのはトヨタのスーパーストラットらしく、とんでもなくバラすのも取り付けるのも大変だと聞いたことがあります。トヨタオーナーは要注意です。(もっとも、全車がスーパーストラットと言うわけではありませんが)



乗り味は大幅に変わりました。元々ついていた純正のサスが新車以来9年無交換のヘタヘタのサスなので単純に比較も出来ませんが、コーナー時の安定感が抜群に違います。これまでのサスではロールしてしまうほどのスピードレンジでステアリングを切っても、理想のラインに乗る。まさにオンザレールの操作性を体感出来るようになりました。ロールが減ったので嫌なロールアンダーも出なくなったし、安全性にも大幅に寄与しそうです。



一方でローダウンにあたってスプリングが硬くなったので、乗り心地は悪くなりました。路面の継ぎ目を走ったときの振動が腹に伝わってくる感じというか、いままでのサスでは感じなかった部類の振動です。しかし凹凸に対する反応は、総合的に言えば向上したと言えます。今までのサスではカーオーディオのCDの音が飛んでしまうような段差でも(サスペンションが路面の凹凸を吸収しきれていないというこの時点で結構おかしいんだけども)、サスの交換後はきっちり凹凸を吸収してくれるようになりました。



今回のサスペンション交換に対してアンケートを書くとしたら、「おおむね満足」に丸をつけると思います。やはり分かっていたこととは言え、乗り心地が悪くなるのは何とかして避けられなかったものだろうかと考えてしまいます。乗り心地と路面追従性の両立、これは自動車用サスペンションの永遠の課題でありましょうか。今回のお会計、部品代と交換工賃、アライメント調整費用を含めて10万6750円。コレが高いか安いかは、人によって意見の分かれるお金の使い方となりました。ちなみにこのカヤバのローファースポーツ、ウイングロード用は1500ccのFF車しか出てませんので、ご注意を。



とりあえずサスペンションがキュッキュと鳴くという問題は解消したんだけども、そうなると今度気になるのが他の部分からの鳴き。どうもロアアームのブッシュなんかも鳴いているようだ。ボディ剛性の確保にストラットタワーバーも欲しい所だし、ブレーキローターも変えたいし、フジツボのマフラーも気になる所だ。もはやこうなると欲求は尽きない。
by gramman | 2011-08-28 22:11 | 愛車 | Trackback | Comments(0)

クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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