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スイフトスポーツエアクリーナー交換(HKS・レーシングサクションリローデッド)

久々にスイスポに手を入れることを思い立ち、通販サイトで購入したのがエアクリーナー。純正のエアクリーナーはエンジンカバーと一体となっており、メンテナンスが良いとは言えないのが難点で、買った当初から気になるポイントであった。ならば社外品にしてしまえばメンテナンス性も上がるし、性能も向上するだろう(もっとも本来は性能向上が目的になろうが)とのことで着手した。



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選択したのはHKSのレーシングサクションリローテッド。品番は70020-AS005だ。これはZC32Sスイスポ、M16エンジン搭載車専用の品番だ。なんと言っても取付に際して加工を要しない、最小限の手間で取り付けられるため選んだ。他の商品だと冷却水のリザーバータンクの移設などひと手間増えるのが多かった。なるべく冷却水関係は手を出したくなかったのでリザーバータンクに手を付けないHKS製を選択したというわけだ。なお、説明書によればオーナー自身の手で交換することは推奨されておらず、整備工場等に依頼すること、となっている。



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ノーマル状態のエンジンルーム。エンジンの上にカバーが鎮座しており、メーカーエンブレムより上部付近にエアクリーナーが埋め込まれている。オイルゲージを抜き差しするにも本来このカバーは無いほうが好ましい。

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エアクリーナー一体式のエンジンカバーを取り外し、フィルター部分へと続くダクトも取り外す。

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続いてエンジン本体へと続くパイプを取り外すが、この部分にはエアフロセンサーがくっついているので、センサーのコネクターはこの時点で抜いておく。しっかりとハマっているのでややこじりながら引っ張る。壊すと余計な部品代がかかるので慎重に。

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前述の部分を取り外すとアクセルスロットルが丸見えになるので少し感動する。横に見えるハス切りのパイプは純正の時に使うブローバイ用のホースだ。交換するとこのパイプは全く使わないが、取り回し上冷却水のパイプと溶接で一体になっているので付属のタイラップでほかのホースと固定しておく。この部分は無駄なのでいずれ冷却水用のジョイントパーツか何かと交換してもいいかもしれない。

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エンジン側の準備は終了。これから新しく装着するパーツの準備に入る。アルミ挽物のパーツが付属するので、前述のエアフロセンサーを移設。パイプに対してキッチリ垂直に装着。ズレていると本来の性能を発揮しないばかりか、コンピュータが誤作動する可能性もある。ここは重要な部分だけに念入りに。が、締めすぎにも注意すること。参考までに締め付けトルクは説明書に記載あり。

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ファンネルからインテーク部分までのパイプを全て繋ぎ合わせたところ。ゴムホースとバンドで遊びの無いようしっかり固定する。位置決めがややしにくいので意外と時間がかかる。ここもホースバンドの締めすぎに注意。力がかかる部分でもないので適度に。これも締め付けトルクは説明書に記載がある。

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組み上げたエアクリーナーASSYをいよいよ車体に取り付ける。専用設計なので当然のことながら隙間にピッタリフィット。冷却水リザーブタンクへの干渉もないが、ラジエーターホースと若干当たる。ステーを装着するので走行時に接触したりする不都合はないだろうが、心配な方は一応確認してほしい。先ほどのホースバンドは角度に気を付けないと装着時に増し締めができなかったりバッテリーケースに当たってしまうので気を配って装着する。

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エアフロセンサーは純正状態よりかなり前に位置することになるので配線はギリギリ届くか届かないかの位置までくる。余談だが、アルミパイプについた指紋はこの時点でふき取っておくこと。そのままにしておくと熱によって指紋が消えなくなってしまう。

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あとは付属の化粧板をカムカバーに取り付けて終了。この化粧板が用意されているのもHKSだけだが、個人的には必要ないと思うので、いずれ外すかもしれない。作業時間は約1時間15分だった。

この画像を見るとファンネル部分がエキゾーストに近いので夏場は熱気の多い空気を吸入することになってしまい、それがどの程度エンジンに影響するかは心配なところではある。同じ指摘はネット上でも見かけたものの、実害はなさそうだ。



交換によってインテーク一式の重量も純正より6~7割程度に抑えられている。なるべくフロントの重量は落としたいところなのでこれもうれしい効果だ。

走行時の変化としては、加速時のノビが少し良くなったような気がする。目に見えた変化というものではなく、あくまで個人的な意見だ。とはいえ吸入効率が良くなったので何らかの性能向上があっても不思議ではない。音量、音質はアイドリング時には全く変わらず、2000回転を超えたあたりからやや特徴的なサウンドに変わってくる。回転を上げるといかにも良い音が聞こえてくるので、踏みすぎないように注意が必要だ。

ただ走行中段差を乗り越える際にパイプがどこかに干渉していると思われる音が聞こえてくるので、今後部位を見極めながら対策したい。



手軽にスポーティサウンドが楽しめる本キット、スイスポオーナーなら一度は試してほしい。交換に際しては、説明書に記載事項に沿って作業すること。作業時はバッテリーのマイナスケーブルを外しておくことも大事な自己防衛策だ。
by gramman | 2014-05-18 20:36 | 愛車 | Trackback | Comments(0)

クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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