陸上自衛隊高田駐屯地 創設65周年記念行事 (訓練展示)
2015年 04月 20日
陸上自衛隊高田駐屯地創設65周年記念行事は祝賀式典に引き続いて訓練展示へとプログラムは進んでいった。
訓練展示最初の演目は第2普通科連隊、第5施設群選抜隊員の駐屯地ラッパ隊によるラッパ吹奏が披露された。自衛隊と旧軍時代それぞれの起床、食事、就寝等の際に吹奏されるラッパが演奏された。わずか10名ほどであったが遠くまでよく聞こえる音量であった。
続いて最大の見せ場である模擬戦闘訓練が披露された。今回は会場右手側を敵部隊が不法に占拠したため、その敵勢力を排除し会場右手を奪還するという想定で行われた。今回の敵勢力は赤いダイヤマークを付けた87式偵察警戒車と96式装輪装甲車の2両の戦闘車両、数名の歩兵からなる部隊である。
我の地域が不当に占拠されていることをCH-47Jが最初に発見し、状況を指揮官へ報告。CH-47Jの報告をもとに我の部隊は軽装甲機動車と偵察オートにより陸上から、UH-60JAにより航空偵察を実施し敵勢力を部隊指揮官へ報告。
偵察の報告をもとにUH-60JAよりレンジャー隊員が潜入し、同時に攻撃を支援するため特科が後方へ展開。画像はトラックにけん引された155mmりゅう弾砲FH-70である。画像には写っていないが会場左手には普通科の所有する120mm迫撃砲RT、81mm迫撃砲L16、中距離多目的誘導弾が展開している。
特科の支援のもと、敵車両を撃破すべく会場左手より10式戦車が進入。最新鋭戦車に相応しい機動性を観客に見せつけてくれた。その後敵車両に向けて主砲弾を発射。もちろん空砲であるが、10式戦車の空砲射撃を初めて見ることが出来た。74式戦車に比べると格段に音量が小さく、排煙も少ないのが印象的であった。昨年はスラローム射撃を披露してくれたようだが、今年は停止状態での射撃しか見れなかったのが残念だった。
その後特科により攻撃準備射撃が実施され、敵陣地に設置された地雷原を処理すべく92式地雷原処理車が展開。10式戦車による支援のもと地雷原処理ロケットを発射(発射された想定)。これにより地雷原で封鎖された敵陣地への道が啓開された。
UH-60JA搭載の12.7mm機関銃による支援も受けながら軽装甲機動車により移動した我の普通科部隊が敵陣地前に展開。特科による突撃支援射撃の援護を受け、最終弾弾着の合図と同時に普通科が突撃を開始する。
普通科の突撃により敵戦闘車両、敵歩兵は排除され、会場右手の陣地は自衛隊により奪取された。普通科部隊はさらなる戦果拡張のため会場右手側へ展開していく・・・というところで状況終了となり、訓練展示は幕を閉じたのであった。この頃には会場を取り囲むように見学者があふれており、改めてこのイベントが市民に周知されていることを実感した次第であった。
装備品展示へつづく。
訓練展示最初の演目は第2普通科連隊、第5施設群選抜隊員の駐屯地ラッパ隊によるラッパ吹奏が披露された。自衛隊と旧軍時代それぞれの起床、食事、就寝等の際に吹奏されるラッパが演奏された。わずか10名ほどであったが遠くまでよく聞こえる音量であった。
続いて最大の見せ場である模擬戦闘訓練が披露された。今回は会場右手側を敵部隊が不法に占拠したため、その敵勢力を排除し会場右手を奪還するという想定で行われた。今回の敵勢力は赤いダイヤマークを付けた87式偵察警戒車と96式装輪装甲車の2両の戦闘車両、数名の歩兵からなる部隊である。
我の地域が不当に占拠されていることをCH-47Jが最初に発見し、状況を指揮官へ報告。CH-47Jの報告をもとに我の部隊は軽装甲機動車と偵察オートにより陸上から、UH-60JAにより航空偵察を実施し敵勢力を部隊指揮官へ報告。
偵察の報告をもとにUH-60JAよりレンジャー隊員が潜入し、同時に攻撃を支援するため特科が後方へ展開。画像はトラックにけん引された155mmりゅう弾砲FH-70である。画像には写っていないが会場左手には普通科の所有する120mm迫撃砲RT、81mm迫撃砲L16、中距離多目的誘導弾が展開している。
特科の支援のもと、敵車両を撃破すべく会場左手より10式戦車が進入。最新鋭戦車に相応しい機動性を観客に見せつけてくれた。その後敵車両に向けて主砲弾を発射。もちろん空砲であるが、10式戦車の空砲射撃を初めて見ることが出来た。74式戦車に比べると格段に音量が小さく、排煙も少ないのが印象的であった。昨年はスラローム射撃を披露してくれたようだが、今年は停止状態での射撃しか見れなかったのが残念だった。
その後特科により攻撃準備射撃が実施され、敵陣地に設置された地雷原を処理すべく92式地雷原処理車が展開。10式戦車による支援のもと地雷原処理ロケットを発射(発射された想定)。これにより地雷原で封鎖された敵陣地への道が啓開された。
UH-60JA搭載の12.7mm機関銃による支援も受けながら軽装甲機動車により移動した我の普通科部隊が敵陣地前に展開。特科による突撃支援射撃の援護を受け、最終弾弾着の合図と同時に普通科が突撃を開始する。
普通科の突撃により敵戦闘車両、敵歩兵は排除され、会場右手の陣地は自衛隊により奪取された。普通科部隊はさらなる戦果拡張のため会場右手側へ展開していく・・・というところで状況終了となり、訓練展示は幕を閉じたのであった。この頃には会場を取り囲むように見学者があふれており、改めてこのイベントが市民に周知されていることを実感した次第であった。
装備品展示へつづく。
by gramman
| 2015-04-20 23:25
| ミリタリー
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