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上越地域消防事務組合・化学車

今回は珍しい試みとして実車の消防車両をご紹介。新潟県上越市の上越地域消防事務組合に新たに導入された化学車である。


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この車両は2018年3月より導入された車両で、化学火災にも対応可能な消防車として上越北消防署に配備されている。シャシーは現行の日野プロフィアがベースとなっている。架装メーカーはモリタで製品名は化学消防車Ⅴ型である。モリタによればⅠからⅡ型は「軽化学消防車」、ⅢからⅤ型は「重化学消防車」となっており、特にⅤ型は国内最大クラスの性能を有している。このクラスの化学車は新潟県内では政令指定都市である新潟市消防局とこの上越市にしか配備されておらず、都市部でなく地方の消防本部に配備されるのは全国初だとも言われている。

この存在自体は4月頃より分かってはいたものの、この車両が収められている消防署は常にシャッターが下りており実車を見る機会が無く、また情報もインターネット上のローカルニュースに2本ほどあるのみで全く知ることが出来なかったのだが、運よくイベントに姿を現したため撮影することができた。



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最新鋭の消防車らしく赤色灯もLEDを多用した今どきのものとなっている。遠くからでも視認性はかなり良い。

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化学車のアイデンティティである放水銃。通常の放水では消火できない火災では、水と薬液を混合した泡液を噴射、火点の酸素を遮断することによって消火活動を実施する。



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ボディ下半分が白色塗装となっているのが今までの車両とは一線を画しており、昼間時の視認性向上にも役立っている。側面上部の赤と白のLEDは話題のMVFを彷彿とさせ、いかにもモリタらしい。

いろいろと知りたいところではあるがこの車両はとにかく情報が無く、未だ消防専門の雑誌にも登場していない。詳細は今後の専門家による情報に期待したい。



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同じく会場に来ていた屈折はしご車。上越消防の公式サイトによればこれも化学火災対応車両とのことである。バケットがついているのである程度の高層火災の人命救助にも使えそうだ。後部ナンバープレートがバケットに取り付けられていることに注意。

by gramman | 2018-08-05 13:30 | 自動車 | Trackback | Comments(0)

クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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