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タカラトミー・トミカNo.105 日産 GT-R パトロールカー

2018年6月、栃木県警に日産・GT-Rのパトカー仕様が導入され、パトカー好きのみならず多くの人が度肝を抜かれた。実車の登場から遅れること4ヶ月、トミカにも登場した。



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実車は2018年6月15日、栃木県警の高速道路交通警察隊に制式配備された。ベースになったのはGT-R2018年モデルのスタンダードグレードである。一部情報ではGT-R NISMOになるのではないかとの情報もあったようだが、実際にはベーシックなGT-Rであった。と言っても公道では十分すぎる性能だ。

一般的にパトカーは警察本部の提示した条件に合う車をメーカーが競争入札する方式だがこのGT-Rについてはこの限りではなく、県民からの寄付によってまかなわれているとのことである(一説には個人が寄付したとの話も)。購入費用は1870万円と推定されている。ベース車両に比べると倍近い価格であるが、これはエンジン等チューニングの費用ではなく警察車両に仕上げるための部品代、手数料と考えて良いだろう。というのもGT-Rのパトカーは日本に1台しかなく、何をするにもワンオフで製作するため数の論理が通用しないためだ。パトランプの台座から無線機の納め方まで、1個だけを一から作るのだから仕方ない。

栃木県警と言えば記憶に新しいのが2007年のフェアレディZ NISMOのパトカーで、これも登場時には大いに注目された。さらにさかのぼって90年代にはNSX、さらにさかのぼればフォード・マスタングも存在した。NSXとフェアレディZ、そして今回のGT-Rに関して言えば、いずれも栃木県内に自動車メーカーの工場があるためで、まったく栃木県と縁がないというわけではない。



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今回のモデルでは左右のドアが開閉する。実車では両ドア端にテープ状の青色LEDが装着され、夜間でもドアが開いていることが後続車に分かりやすくなっており、取り締まり活動中の事故防止に抜かりはない。描ける位置の少ない後部の県警名とPOLICEの表記は担当者の頭を悩ませたことだろうが、なんとか収まっている。

このGT-Rは当初広報活動が目的とも言われていたが実際に取り締まり活動に従事することが明らかになっている。栃木県警高速道路交通警察隊鹿沼分駐所に配備され、東北自動車道、北関東自動車道で取り締まり活動を行うこととなる。この他にももちろん広報活動もあり、過去の実績から言ってもツインリンクもてぎで開催されるSUPER GTのイベントにパレードで参加する等の活躍が期待される。NSXのパトカーも未だ現役であり、NSX、フェアレディZ、GT-Rの3台揃って広報活動に参加する日も来るかもしれない。

トミカでは実車のスタイルを最大限に引き出している。テールランプがわざわざメタリックを混ぜている辺りは工夫が見られ好感が持てる。一点、前後フェンダー裏にツートンの塗料が乗っていないのが目立つが、気になる人は塗れば良いだけの話で、製品の不良などと言う気は毛頭ない。

by gramman | 2018-10-31 22:36 | ミニカー | Trackback | Comments(0)

クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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