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トミーテック・LV-N227a トヨタ アルテッツァRS200 Lエディション(白)

TLVネオ2021年2月の新車は、有名車の割にモデル化に恵まれなかったアルテッツア。



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アルテッツアは1998年に登場したトヨタのスポーツセダンである。これは開発が報じられていた当時のことをよく覚えていて、自動車雑誌にも盛んに「トヨタからコンパクトスポーツセダンが出る!」と報じられていた。しかしコンパクトスポーツセダンとして開発されていたこのクルマに、マークⅡ三兄弟のツアラーVの後継車としての役割と、欧州におけるDセグメント(BMW3シリーズ、メルセデスCクラスなど)での優位性と本来にはなかった役割が盛り込まれることで開発は遅れ、98年にようやく登場したという印象だ。ちなみにこの当時雑誌をにぎわせていたのは、このアルテッツアとS2000だった。




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今回のモデルは後期にラインナップされたRS200のLエディション。RS200のエンジンは2000cc直列4気筒の3S-Gで、MT仕様では6速が選べるスポーツグレードであった。ノンターボながら220PSを発揮し、1300kg強の車体には十分なパワーであっただろう。

ちなみにこのアルテッツア、「AE86の再来」とまでささやかれ、期待が高すぎた感は否めない。前述の通りいろいろな要素を詰め込んだ結果、スポーツ要素は薄れており特に初期型はスポーツ走行時の部品の破損などにユーザーは悩まされることとなり(実際ミッションの私自身も弱さは聞いたことがあり、「サーキット走行のシフトダウン時に1速に入れようとしての隣のバックギアに入り、ミッションが破損した」との逸話を聞いたことがある)、多くのモータースポーツ目的のユーザーは離れていくこととなった。その後事態を改善しようとトムスやモデリスタからカスタマイズ仕様が販売され、これが現代のG'zにまでつながる先駆け的存在となった。

2001年にはステーションワゴンのアルテッツアジータがデビューしたが、これは国内と言うよりは海外を主眼においたクルマで、日本車離れしたスタイリングだった。2005年に生産終了、海外向けとしてはレクサス・ISが後継車種となっているが、国内向けには2021年現在後継車種は登場していない。

by gramman | 2021-03-06 14:20 | ミニカー | Trackback | Comments(0)

クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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