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犯罪傾向

犯罪の少年齢化が進むといわれて久しい。しかしながら少年犯罪の件数自体は減少傾向である。

では、何が目立つのか。凶悪化だろうか。

いや、凶悪化しているのだろうか。むしろ幼稚になってきているのではないかと思う。

長男が自宅に放火する、長女が自宅に放火する事案。これは計画性があると思われがちだが、そうでもない。突発性といっていいだろう。

実行に移す2,3日前、突然不満が爆発する。しかしこれは突発的に起こるものだ。「そうか、邪魔なら殺せばいいのか。」と。そして必要なものをそろえ、実行する。そして後悔する。当たり前だ、計画は綿密でも、覚悟が綿密ではない。10代の若者が3日で決意が固まるわけが無い。要するに幼稚なのだ。人を殺すということを、休日の遊びの計画を立てるようにしか考えていない。

つまり、先が見えていないのだ。だから犯罪実行後に全然知らない土地に逃げたりしない。そして逃走に必要な金も用意しておかない。金はせいぜいお小遣い程度だ。

だから顔を隠さずに強盗に入るし、防犯ビデオの死角に入るようなこともしない。犯罪計画を立てることは立てるが、それは犯罪を起こすまで。実行後までは立てていない。

要するに、何も考えていないのだと思う。あるいはその考えが浅すぎる。

自分が親を殺すとすればどうするか。自分の今まで使っていた交通手段は使わない。そして近所の人に、「自分」だと悟られないようにするのが重要だ。犯人がその家の子供であると認識されないようにするのが1番重要であろう。そして放火は避ける。これは発見者が多くなるのと、犯行時間がはっきりと分かるからだ。車が発車する音を聞いた時と、火事を見つけた時、どちらの時に人は時計を見るかといえば、火事になった時だろう。そして全くいったこともない土地へ逃亡する。

とまぁここまで出来たら完璧だ。しかしながらこの計画は穴だらけだろう。やっぱり悪人は処罰される。それは警察に捕まるということではなく、いい死に方をしないことだと思う。その辺は宗教の考え方ではあるけど。でもそうでなければこの世界、とても不平等だと思う。
by gramman | 2006-07-03 22:58 | Trackback | Comments(0)

クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


by gramman
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