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陸上自衛隊155mmりゅう弾砲

今回は自走できない火砲の代表、「155mmりゅう弾砲」です。愛称は「サンダーストーン」、部隊内での略称は「FH70」です。

陸上自衛隊155mmりゅう弾砲_b0098271_2312369.jpg

(陸上自衛隊HPより)

もう完全に装甲はありません。車両というよりは大砲です。

[諸元]
*全長:9.8m(移動時)、12.4m(射撃時)
*砲身長:約6m
*重量:9160kg
*発射速度:6発/分
*射程:24km(通常弾)、30km(噴進弾)

射程は昨日の203mm自走りゅう弾砲と全く同じ。ですが発射速度は4倍です。かなり早い間隔で発射することが出来ます。この装備、一応自走は出来ますが、16km/hでしか動けません。なので迅速な陣地転換にはけん引してくれるトラックが必要になります。その点203mm自走りゅう弾砲は、撃ち終わったらすぐに移動することが出来ます。一長一短というわけです。

これは結構いろいろな野戦特科部隊で見ることが出来ます。北海道だけ、とか限定で配備されるような装備ではなさそうです。駐屯地祭で登場する機会も多いので、1度見てみてください。射撃後、すぐに砲の尾栓を開けて薬きょうを取り出し、すぐに次の弾を装填する手順は、見ていてとても面白いです。

価格は恐らく2億円~3億円の間ほど。結構お買い得な装備といえるでしょうか。
by gramman | 2006-12-08 23:22 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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