クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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カテゴリ:ミリタリー( 45 )

陸上自衛隊新発田駐屯地 創設65周年記念行事

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平成30年5月12日、陸上自衛隊新発田駐屯地にて創設記念行事が行われた。移動中は絶えず雨が当たり、式典が始まる10時ころになっても小雨が降る気象条件であったがなんとか傘を差さずに済む程度で済んだのでありがたかった。



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駐屯地司令が入場しきっちり10時に式典が開始。国旗が会場右手より登場し、観閲台へ登壇した。護衛の隊員の小銃の持ち方が担い銃ではないのと、銃剣が着け剣となっていることに注意。



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駐屯地司令による巡閲の図。使われる1/2tトラックはピカピカではないものの、汚れひとつなく磨かれている。



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式典の最後は観閲行進である。徒歩行進の先頭は音楽隊、観閲部隊指揮官乗車の82式指揮通信車と続き、普通科が3中隊、新隊員教育隊が2中隊行進した。ちなみに行進の音楽は陸軍分列行進曲であった。しかし毎年思うが新発田の82CCVはフロントの部隊表記の位置が見慣れない位置にある。



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徒歩行進に続いて車両行進。曲目は祝典ギャロップに変わった。新発田駐屯地所在の普通科装備、軽装甲機動車、迫撃砲牽引の高機動車、94式除染装置、特大型トラック(6×4)と続く。その後他駐屯地の保有する装備品が行進した。なぜか新発田の装備と他駐屯地の装備が順不同で行進したので、個人的な感想としては新発田は新発田の装備でまとめてほしかった。



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観閲行進から間髪入れず、空挺降下展示となった。小雨状態ではあったが風は無風に近かったため降下可能と判断されたようだ。第12ヘリコプター隊所属のCH-47より第1空挺団の新潟県出身者が3名、高度1000mから降下した。昨年の高田ではアナウンスに気づいた時には既にパラシュートが開いていたが、今回は事前にアナウンスしてくれたのでヘリから降下する瞬間を見ることが出来た。使用されたのは自由降下傘と推測される。ちなみにCH-47の出番はこれっきりで、この後の模擬戦闘訓練、装備品展示には登場しなかった。なのでCH-47JなのかJAなのか定かでない。



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音楽隊の行進曲の演奏をはさみ、模擬戦闘訓練となった。



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今回の状況は敵に占領された会場左手の台を、会場右手から味方部隊の各職種が連携して奪取するとの想定であった。

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まずは偵察オート、87式偵察警戒車、OH-6Dにより敵情を視察。

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得られた情報を元に普通科の保有する81mm迫撃砲L16、120mm迫撃砲RTが展開、続けて中距離多目的誘導弾が展開した。

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普通科と連携し特科のFH-70が攻撃準備射撃を開始。会場観覧席にかなり近く、射撃音は轟音であった。余談ではあるがFH-70は状況開始後に牽引車により進入したわけではなく、普通科が進入時には既に射撃可能な姿勢であった。

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攻撃準備射撃後、普通科隊員が96式総輪装甲車、軽装甲機動車に分乗し戦闘地域に進入。

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途中普通科隊員が敵の攻撃により負傷したとの想定で救急車が進入し、負傷した隊員を後送した。この後施設小隊が敵地雷原を爆破等により啓開、特科と普通科の迫撃砲により突撃支援射撃を実施後普通科隊員が突撃を行い敵陣地を奪取した。この辺りのシナリオは場所が悪く撮影が出来ず、肉眼でも見えなかったのが残念だ。以上で訓練展示は終了した。



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続いて装備品展示。個人携行火器が並ぶ。今回は手に取ることはできず、また装備からかなり離れた位置にロープが張られていたので近くで見ることも難しかった。上から対人狙撃銃、110mm個人携帯対戦車弾、携帯地対空誘導弾操作訓練装置、01式軽対戦車誘導弾である。3段目の携帯地対空誘導弾はあくまで訓練専用の装置で、実際に発射することはできない。

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第12偵察隊の87式偵察警戒車。説明の隊員はこの87式のプラモデルを作ったことがあると言っていた。

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今年も登場第12通信隊の野外通信システムアクセスノード。陸自の多様な無線システムを一元化した広域多目的無線、通称コータムの通信において、無線通信の出来ない地域に即応して展開し通信拠点を確保するための装置である。模擬戦闘訓練でも装備品展示でもあまり目立ってはいなかったが、陸自の通信システムにとっては画期的な装備品だ。

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戦車教導隊の96式装輪装甲車B型。模擬戦闘訓練では普通科隊員の下車戦闘を披露してくれたが、実際のところ普通科で運用できるほどの配備数がなく、普通科隊員の突撃に使用されることはそう多くはないだろう。

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模擬戦闘訓練には参加せず、観閲行進と装備品展示に登場した第12施設隊のグレーダ。基本的に民生品をOD色に塗装して屋根に黄色の回転灯を装備した車両である。不整地のナラシ作業など陸自での役割は少なくない。

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同じく第12施設隊のバケットローダ。これも土木作業用に従事する車両で、民生品と構造は同一である。稀にバケット部分に隊員を載せて模擬戦闘訓練に参加することもあるようだが、実戦でそのように運用されることはないだろう。

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番外編、1/2tトラックの緊急車両仕様。屋根とグリル部分に赤色灯が追加され、運転席側フロントフェンダーにサイレンが追加されている。トレーラ誘導に使用されるものは屋根の回転灯が緑色になり(グリルは赤灯のまま)、警務隊仕様は車体色が白色になる。

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こちらも番外編の消防車。ヘリ発着時に散水する任務があるため荷台上に放水銃が備わる以外は、一般の消防車両と同一の構造だと思われる。一般道を走行することが少ないため赤灯の数は消防署のものと比べると控えめである。「30普ー本」の所属表記の上から「ポンプ隊車両」のマグネットシートが貼られているので、運用が変わったのだろうか。

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by gramman | 2018-06-15 12:32 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設68周年記念行事

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晴天に恵まれた平成30年4月22日、高田駐屯地創設記念行事が開催された。年によっては高田公園の桜の開会と重なるときもあるのだが、今年は早々と桜が散ってしまい、葉桜の中でのイベント開催となった。余談だが高田城100万人観桜会の最終日でもあったのだが、桜を見に来ている人はほとんどいなかった。

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式典は10時からだったが9時過ぎには会場入り。会場前からかなりの人が並んでおり、人気のイベントになったものだと痛感した。

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9時45分頃から観閲部隊が徒歩で進入。音楽隊、普通科、施設科、その他部隊の順に進入してきた。

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観閲部隊集合完了。この後観閲部隊指揮官、式典執行者の順に入場し、10時に式典が開始となった。

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国旗掲揚の後の巡閲の図。この後駐屯地司令でもある執行者による訓示、国会議員、上越市長などが式辞を述べた。話題の新潟県知事は出席せず、代理人の出席もなく来賓紹介で名前が呼ばれることはなかった。

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式典の後は観閲行進。音楽隊から進入してきた。

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第2普通科連隊の幕僚。旭日の隊旗は連隊旗である。隊員は9mm機関けん銃を携行している。

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普通科中隊。全員が89式小銃を携行。

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自衛官候補生教育隊2個中隊の行進。毎年不慣れな面が垣間見れるのだが、今年は行進が比較的揃っていた。

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普通科本部管理中隊の車両行進。一番上の高機動車は中隊長車のすぐ後ろを行進しており、通信アンテナが目立つことから通信用の車両だと推察される。中段は中距離多目的誘導弾。後段は120mm迫撃砲RTをけん引した高機動車だ。

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未だ現役の82式指揮通信車。これも本部管理中隊所属だ。

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第5施設群とその隷下部隊の装備による車両行進。前段は92式地雷原処理車。所属の表記が見当たらないので判断しがたいが、群本部の所属ではないと推定される。中段はグレーダ、後段はクレーン車である。

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第12後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊の1/2tトラック。後方に溶接機械を積んでいる姿は初めて見た。

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ここからは他駐屯地からの応援装備。上段が宇都宮に所在する第12特科隊の155mmりゅう弾砲。どちらかと言えば牽引車のほうに興味がいく。中段が相馬原の第12偵察隊の87式偵察警戒車。下段が土浦駐屯地の武器学校所属の74式戦車。全国の各部隊の隊員へ武器の取り扱いの教育を行う武器学校らしく、高田駐屯地の隊員が乗車しているとのアナウンスがあった。

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訓練展示として音楽隊による演奏と、高等工科学校生徒によるファンシードリルの展示があった。昔の名残でどうしても少年工科学校と言いがちだ。

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訓練展示の最後は模擬戦闘訓練である。例年同様会場右手が的に占拠された「関山の台」で、これを会場左手から奪取する作戦をとった。

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まず偵察隊が敵情を偵察し本部へ報告。87式偵察警戒車による威力偵察、OH-6Dによる航空偵察で敵装甲車両、人員の状況が報告され攻撃部隊が進入を開始した。

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UH-60JAより狙撃隊員が降下、敵指揮官を狙撃したのち攻撃部隊が前進。

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92式地雷原処理車により敵地雷原を啓開、攻撃部隊が突撃し敵陣地を奪回。戦果拡張のため車両部隊、航空部隊が会場右手へ前進し状況終了となった。



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午後からは装備品展示となった。個人携行火器の展示から見ていこう。対人狙撃銃は模擬戦闘訓練でも登場したが、部隊で施されたと思われるカモフラージュが特徴的だ。おなじみの89式小銃、MINIMIも展示されていた。

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93式近距離地対空誘導弾、通称近SAM。照準装置は通常車内に格納されてあるが、今回は屋外に展示してあった。モニターとテンキー、小さいブラウン管の画面とジョイスティックがさながら往年のゲーム機の雰囲気である。

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上段はまだまだ現役、第2普通科連隊の82式指揮通信車。2番目は勝田駐屯地の施設教導隊の96式装輪装甲車。なぜか中隊名がゴムマグネットで隠されていた。
3番目は貴重な普通科火力として調達数を増やしている中距離多目的誘導弾。車内に操作装置があったが、カメラを向けたところ担当の説明隊員から撮影を制止されてしまった。新しい装備なのでまだまだ機密の部分が多いのだろう。
続いて第12ヘリコプター隊の航空機を紹介。画像3番目は北宇都宮駐屯地の第1飛行隊所属UH-60JA多用途ヘリ。模擬戦闘訓練でもレンジャー降下、機内からの重機関銃射撃と活躍した機体だ。
4番目は相馬原駐屯地の隊本部、または本部付隊所属のOH-6D観測ヘリ。本来は火砲の弾着の観測が任務であるが、連絡任務など汎用性が高く、価格面でも優秀な機体であったが順次退役がすすんでいる。
最後は相馬原駐屯地、第2飛行隊所属のCH-47J輸送ヘリ。陸自の保有する最大のヘリである。後部ハッチから中に入ることができ、見学者で長蛇の列であった。



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by gramman | 2018-04-28 13:28 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊新発田駐屯地 創設64周年記念行事

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天候に恵まれた5月14日日曜日、陸上自衛隊創設記念行事が執り行われた。新発田の記念行事としては昨年振り2年ぶりの参加となった。残念ながら一眼レフのデジカメは前日の充電むなしくまさかの電池切れ、こういうときに限ってバックアップのコンパクトデジカメも持参せず、今回はすべてスマホでの撮影となった。



今年は観閲行進が終わるころに会場に到着したので、音楽隊演奏、格闘展示、模擬戦闘訓練から参加した。演奏と格闘展示はデジカメの電池切れのショックから立ち直れず撮影していない。

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模擬戦闘訓練の状況開始の図。中隊長が執行者に敬礼した後ラッパ吹奏により状況開始となった。今回の模擬戦闘訓練は会場左手が敵に占拠された想定で行われた。陸自側にとっては鉄条網が進撃を拒んではいるが、敵AFVはおらず、敵火力はミニミと小銃の小火器のみなので、87RCVと12.7mmM2重機関銃を保有していた高田の敵よりはラクだろう。

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OH-6による航空偵察。

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偵察オート2台と87式偵察警戒車による偵察。あえて装甲車両で攻撃することにより敵の火力を探るのが威力偵察である。

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特科のFH-70、普通科の迫撃砲、中距離多目的誘導弾、小銃小隊による敵勢力への攻撃が行われる。途中我の普通科隊員が負傷したとの想定で軽装甲機動車を盾に隊員を収容する様子も展示された。これは高田では見られない光景だ。

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敵火力が減殺されたため、進撃を阻む鉄条網、地雷を無力化するため普通科隊員によるM1爆破筒の設置。爆破筒は後端(自衛官側)に信管を仕込み、導火線に点火してから目標に押し込む。この爆破筒の設置はいくら味方の援護が受けられるとは言え、敵陣にいちばん近い箇所に長い爆破筒を抱えて突っ込んでいくので、まさに決死の作業である。点火したら速やかに離脱する。

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決死の爆破筒設置により敵の構築した障害が取り除かれたため、普通科隊員による突撃が行われ占拠されていた台を奪取、状況終了となった。


午後からはおなじみの装備品展示となった。
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高田駐屯地にも2両登場し、今年は大活躍の87式偵察警戒車。

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93式近距離地対空誘導弾。きわめて狭い範囲の防空を担う装備で、最大射程は5000mと言われる。ヘルメットに特徴的な装備を装着しているのが班長で、この目視照準具で目標を評定、射手が助手席に設置された射撃コンソールを操作することで敵航空機へミサイルを発射する。ちなみに射撃コンソールは実戦時は取り外して車外で操作するのが通常であるが、これは敵に発射装置を探知され破壊された場合でも隊員が生き残れるようにである。

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劇的に配備数を増やしている中距離多目的誘導弾。2012年から部隊配備の始まった装備で、民生品を多用して都度アップグレードが行われるため〇〇式という名称はつかない。79式対舟艇対戦車誘導弾の後継装備という位置づけではあるが、現代の誘導弾の用途が対舟艇対戦車のみならず、スナイパーつぶしなど多岐にわたることから「多目的」という名称となった。

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96式装輪装甲車B型。演習では普通科隊員を載せていたが、通常新発田には配備されていない。

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昨年も登場した野外通信システムアクセスノード。昨年は展示場所ではない片隅にひっそり置かれていただけだったが、今年は堂々展示車両の仲間入りをした。なぜか写真を撮りまくる女性陣がいたが、それほど目立つ装備でもないので何かと間違っていたのか、装備を開発した1人だったのだろうか。

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特科の主力、155mmりゅう弾砲FH-70。最大射程24km、推進弾を使うことで最大射程は30kmにまで伸びる。基本的に移動は特大型トラックをベースにした専用の牽引トラックだが、スバル製水平対向エンジンを搭載しており、最高16km/hながら自走することも可能である。

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駐屯地祭では久しぶりに見たAH-1S対戦車ヘリコプター。本来はAH-64Dの導入とともに退役する予定であったが、アパッチの調達価格が高騰したことで調達が終わってしまったため、まだまだ退役できない機体である。その後後継機の選定なども聞かれないが、対戦車ヘリコプターの役割は決して少ないものではなく、今後の情報が待たれる。



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そんなこんなで駐屯地祭を満喫して帰路につくと、同じく帰路に就く87式偵察警戒車と遭遇。第12偵察隊は相馬原駐屯地に所在する部隊なのでそこまで自走していくのだろう。車長は移動中常にハッチから身体を出して周囲の警戒をしなければならないので。高速道路であってもそれは例外ではない。話に聞いてはいたが、目の当たりにするとなかなか感動的であった。ちなみに虫等が飛んでくるので透明なガードのようなものを身体の前につけている。操縦手、砲手、偵察員の命を預かる車長とはいえ、この移動こそが一番大変なのではないかと思ってしまった。ちなみに撮影は助手席から行った。

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by gramman | 2017-05-27 09:52 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設67周年記念行事

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今年も4月16日、陸上自衛隊創設記念行事が盛大に執り行われた。昨年は直前に熊本地震があり、その災害派遣のため高田駐屯地の主要部隊が熊本へ行ってしまい式典は中止となったため、今回は2年ぶりの開催となる。前日の高田公園パレードは開始前後に強い雨が降り、当日も天候が心配されたがいざ始まってしまえば日焼けしてしまうほどの春先とは思えない、暖かいを通り越して暑い1日となった。




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観閲台から向かって左側が普通科部隊、右側が施設部隊、後方支援隊と続き最も右側の部隊が即応予備自衛官部隊という並びも例年通りだ。



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今回初となったのが防衛大臣の出席(実際には代理の防衛政務官ではあったが)で、警務隊に警護された来賓が入場するという高田駐屯地らしからぬ演出がなされた。駐屯地司令が交代したので司令の意向なのか、陸自全体としての傾向なのは分からなかった。

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群馬ナンバーの警務隊所属覆面パトカー。東部方面警務隊隷下の第125警務隊が相馬原に駐屯しているので群馬ナンバーなのだろう。警務隊は白色に赤色灯を装備した1/2tトラックも所有し、高田駐屯地にも何台かあるようだが、覆面パトカーはレア装備だ。ルーフに反転式警光灯、前面にLED点滅灯を装備した佇まいは交通取り締まり用覆面パトカーを惹起させるが、警務隊のパトカーはあくまで隊内の規律維持が任務なので駐屯地内での速度違反取締りなどはしない。交通取り締まり用パトカーが反転式警光灯を装備しているのは高速での追尾では脱着式警光灯では外れる危険があるため、と聞いたことはあるが警務隊でその仕様にする理由は不明だ。追加情報が得られればいつか披露したい。

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小林防衛政務官の乗車した乗用車。品川ナンバーの「わ」なのでレンタカーだが、ハイヤーとして使われているようだ。



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巡閲の図。1/2tトラックに乗車した駐屯地司令が、観閲部隊指揮官が同乗のもと部隊を見て回る。



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来賓祝辞など記念式典の後、観閲行進となった。先頭は第2普通科連隊であった。今年から行進の曲が「大空」から「陸軍分列行進曲」に変わったのには驚いた。

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今年入隊した新隊員教育隊の行進。やはり入隊2週間ではベテラン隊員と比較するまでもないが、自衛官らしい堂々とした行進を披露してくれた。



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高田駐屯地所在部隊の所有装備による車両行進。普通科の82式指揮通信車、軽装甲機動車などに続いて第5施設群とその隷下部隊所属の施設科装備が登場。92式地雷原処理車は高田駐屯地に常にある装備のようだ。


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続いて他駐屯地からの応援装備が行進。新町駐屯地所在の第12対戦車隊の79式対舟艇対戦車誘導弾。

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第12高射特科中隊の93式近距離地対空誘導弾。相馬原駐屯地から。

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宇都宮駐屯地の第12特科隊所属、155mm榴弾砲FH-70。牽引するトラックも野砲けん引用の専用装備だ。

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第12偵察隊所属の87式偵察警戒車。相馬原駐屯地より。今年の車両行進はこれで最後で、残念ながら10式戦車の参加はなかった。



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車両行進の後、第12ヘリコプター隊のUH-60JAとOH-6Dによる観閲飛行が観閲台左手から右へ飛行していったが、間もなくCH-47JAが南方向から北へ飛行。空挺降下のアナウンスがなされたが、アナウンスと同時に上空を見上げると隊員は既に飛び出した後で、機体から飛び出す瞬間は見ることが出来なかった。

過去何度も予告されながら天候不順により実施されなかった空挺降下は今年初めて見ることが出来た。実施部隊は日本唯一の空挺部隊である第1空挺団で、降下する隊員は4名。いずれも新潟県出身者であった。使用される空挺傘は自由降下傘で、スポーツパラシュートと同形状で操縦性、安全性か向上している。特に高田駐屯地のような狭い場所に降下する際は、以前のように空挺専用の傘では危険なのだろう。降下に際しても5点着地などはせず、両足で立ったまま着地していた。



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恒例のラッパ隊吹奏披露。



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そして模擬戦闘訓練。今年の想定は会場右手、「関山の台」と呼ばれる地域が敵に占領されており、第2普通科連隊を基幹とする歩兵部隊が占領された地域を奪還するというものだった。敵役は赤いヘルメットを装備している。画像には写っていないがこのさらに右側に敵根拠地となっている国旗掲揚台に12.7mm重機関銃M2と、87式偵察警戒車扮する敵装甲車が陣取っている。

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航空機OH-6Dと偵察オート、87式偵察警戒車の偵察により敵情が解明され、普通科部隊による攻撃の図。前進基地(バラクーダで覆われた脚立)に進出した敵を後方へ追いつめる。

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特科部隊、FH-70による遠隔地からの支援射撃。砲弾が次々に敵陣地に着弾する。普通科の迫撃砲、重MAT、中距離多目的誘導弾も参加している。

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支援を受けさらに増派された普通科部隊。軽装甲機動車と下車した隊員により攻撃が続く。今年は戦車がいないのでおそらく代役を務めている87式偵察警戒車。この間に、UH-60JAより降下した狙撃隊員によりAPCに搭乗した敵指揮官が狙撃されている。

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普通科がさらに前進。敵からの攻撃はさらに熾烈さを増すが、臆することなく進撃する。

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いよいよ最終段階、特科による突撃支援射撃が開始。敵陣にさらに激しく砲弾が着弾した。この前に92式地雷原処理車により、敵地雷原は無力化されている。

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突撃支援射撃の最後の着弾があると同時に普通科が敵陣地へ突撃し、敵歩兵を全て無力化、占領された「関山の台」を奪還した。



以上で式典は終了。午後から装備品展示となったが、毎年と同じなので今回は割愛させてもらった。

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by gramman | 2017-04-24 21:48 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

海上防災フェスタ(新潟)~海上からの防災に備えて~

2016年9月24日、25日にかけて新潟東港で海上防災フェスタが行われた。このイベントの目玉は海上自衛隊護衛艦「ひゅうが」の寄港だ。その他に海自多用途支援艦「ひうち」、陸上自衛隊新発田駐屯地より各種車両、新発田地域広域消防より消防車と救急車の展示がなされた。この機を逃しては「ひゅうが」はなかなか見ることが出来ないと思い、24日に強行軍で新潟東港へ向かった。



●護衛艦「ひゅうが」

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護衛艦「ひゅうが」は2009年に就役したヘリコプター搭載護衛艦である。艦番号は「181」。2016年現在第3護衛隊群第3護衛隊所属で、定係港は舞鶴である。全長は197m、基準排水量は13500tと、就役時は海自史上最大級の護衛艦であった。

海自初の全通甲板を持つ護衛艦で、ひゅうが型護衛艦の1番艦となる。同型艦は「いせ」。命名の由来は旧海軍の航空戦艦「日向」「伊勢」から来ている。



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固定兵装はMk.15高性能20mm機関砲(CIWS)が2基、Mk.41VLSが16セル、3連装短魚雷発射管が2基、12.7mm重機関銃M2が7挺である。護衛艦の兵装としてはいささか貧弱であるかのような印象を受けるが、そもそも海自の戦闘における護衛艦運用は艦隊で行動することを常としており、兵装はそれぞれの艦に対空、対潜、対水上目標と得意分野を割り振り、その他の装備については自らを防御できる必要最小限度の能力が備わっていれば十分という発想のもとで成り立っている。

自らの身を守る装備、すなわち個艦防衛機能としてVLSからは対空ミサイルシースパロー、対潜ミサイル新アスロックが発射可能となっており、高速魚雷艇などに対してはCIWS、または12.7mm重機関銃M2で対処することとなっている。敵戦艦、巡洋艦等の対水上目標に対する固定兵装は3連装短魚雷発射機のみであるが、搭載するSH-60K対潜ヘリからはヘルファイアⅡ対艦ミサイルの発射も可能である。



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個艦防衛機能の違うアプローチとして搭載されるのがMk.137デコイ発射機である。デコイとは要するにおとりのことで、対艦ミサイルなどに対して使われ、自艦を防御する。



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艦橋付近に集中した各種レーダーと電子機器。「ひゅうが」で最も重要なレーダーがFCS-3多目的レーダーで、白いはんぺんのようなものがそれである。大きいものがCバンドで主に目標の捜索に使用され、小さいものはXバンドで目標の射撃指揮に使用される。

その他マストには対水上レーダー、電波探知妨害装置(通称ECMとESM)、敵味方識別装置(IFF)、衛星通信アンテナなどが装備される。艦橋左舷側に飛び出している棒のようなものは、長距離通信用のアンテナである。



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とにかく広い飛行甲板。主立って見えるのは艦橋だけで、当たり前だが航空機の運用の邪魔にならないよう実にさっぱりとしている。甲板に設けられた○に十字のものはヘリなどを固縛するためのスポットだ。

飛行甲板にはヘリコプターの発着艦スポットが4機分設けられており、最大で3機が同時に発着艦できる。



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飛行甲板下に設けられた格納庫スペース。さながら輸送艦のようでもあるがあくまでこれは艦載ヘリを収容する格納庫である。そのため舷側に車両を搭載できるようなランプは設けられておらず、陸自車両等の輸送には使えない。格納庫にはSH-60系ヘリであれば8機以上が収容可能となっている。



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航空機を昇降させるエレベーター。艦前部と後部に設けられており、特に後部エレベーターは全長20m×全幅13mと大型で、H-60系ヘリであればローターを展開させた状態での昇降が可能となっている。



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飛行甲板に展示されていたSH-60K哨戒ヘリコプター。2005年に運用を開始した哨戒ヘリで、数の上では海自主力ヘリである。以前より運用されていたSH-60Jを改良したもので、特に対潜・対水上能力、人員輸送能力、警戒監視能力を高めることを目的に開発された。搭載できる兵装はSH-60JではMk.46短魚雷のみしか運用できなかったが、SH-60Kでは97式短魚雷、12式短魚雷、対潜爆弾、ヘルファイアⅡ対艦ミサイルと、74式車載7.62mm機関銃がドアガンとして運用でき、敵艦船、潜水艦にとっては大きな脅威となった。



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飛行甲板に置かれた艦載救難作業車P-25J。艦自体の火災はもとより、ヘリコプターの火災にも対処できるよう、水タンク、泡消火薬剤(AFFF)タンク、消火器を搭載している。小型ながら自重が8.55tあり、ヘリコプター火災では最終的には燃えているヘリを海に落とす役割をも担うようだ。



●多目的支援艦「ひうち」
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多用途支援艦「ひうち」は、自走不能になった僚艦の曳航、射撃訓練での標的艦曳航、消火活動、救難活動など多目的に使用できるよう開発された艦である。他国の海軍における航洋曳船に相当する。艦番号は4301で、所属は舞鶴地方隊である。

艦全体を見渡してみると後部甲板が一段低くなっており、ここが作業スペースとなっている。射撃訓練の支援の際にはここに自走式または曳航式の水上標的を搭載する。排水量に対して機関出力が5000PSとかなり強力になっており、タグボートとしての使い方も想定されている。いろいろと見学したいところではあったが、残念ながら24日は艦内の一般公開はされていなかった。



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「ひうち」に搭載されている自走式水上標的「バラクーダ」。「バラクーダ」は射撃訓練の標的で、ベースとなっているのはカナダ製のボートである。射撃の標的ではあるが、訓練のつど砲弾を直撃させていたのでは頻繁に訓練が出来ないので、実務ではバラクーダの50mほど後方に着弾させるようである。艇後方の高い構造部にはカメラ等の評定装置が取り付けられており、射撃の分析が可能。ちなみに有人での操作も可能ではあるが、無人で遠隔操縦が可能で、射撃訓練時はもちろん遠隔操縦で実施する。

「ひうち」の隣で航走パフォーマンスを見せてくれていた。最高速度は36kt(約65km/h)以上にもなり、また優れた旋回性能も有しており、不審船等の高速艦艇への対処訓練も可能である。当日も鋭い加減速と旋回を繰り返していた。



●災害派遣装備
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岸壁に並べられた陸自の装備。新発田駐屯地の第30普通科連隊の装備だ。



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初めて中に入った野外入浴セット2型。天幕を3つつなげており、1つ目で受付などを行い、2つ目の天幕が脱衣場、3つ目の天幕が浴場となっている。



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浴場とは別の天幕に設置されたシャワー場。野外入浴セット2型の備品かとも思ったが、天幕に横付けされた1 1/2tトラックのナンバーが「81-〇〇〇〇」と化学器材のものであったので、原子力災害、または生物化学兵器の除染などを想定して展示されていたようだ。



●番外編
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航空自衛隊新潟分屯基地の新潟救難隊所属の日産・エクストレイル。正式名称は不明だが、装備品特有のナンバープレートを掲げているので、制式装備である。航空機の救難活動に際して緊急走行が出来るよう赤灯が装備されている。


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海上自衛隊舞鶴地方隊総監部防衛部所属の業務車。外観はスバル・フォレスターとまったく同じで、塗色も市販の黒色と同じだ。


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なぜか止まっていた陸上自衛隊中部方面総監部付隊所属の業務車1号。詳細は不明。

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by gramman | 2016-10-10 13:43 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

新発田駐屯地開設63周年・第30普通科連隊創隊54周年記念行事④

銃火器に引き続き車両等の装備品展示。

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82式指揮通信車。第30普通科連隊本部管理中隊所属である。模擬戦闘訓練では敵AFV役を務めた。略称は「82CCV」。本車は普通科連隊、特科大隊向けの指揮通信車両として開発された装甲車両である。自衛用に12.7mm重機関銃M2×1、62式機関銃又はミニミ×1が装備される。車両後部の指揮通信室に地図用ボード、作業用テーブル、無線機、発電機等を搭載する。運転台のシャッターを下ろしている珍しい姿で展示されていた。

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軽装甲機動車。略称は「LAV」。普通科の自動車化をより推進する装備として期待されて2002年に登場した。民生品を多く使うことで徹底したコストダウンが図られ、2010年調達分は1両約3000万円と陸自装甲車としては破格であり、毎年150~180両のペースで陸自各部隊に大量に導入されている。なお中隊長車仕様、小隊長車仕様、機関銃搭載型、軽MAT仕様、偵察型、国際活動仕様と様々なタイプが確認されており、それぞれ無線アンテナ位置、発煙弾の有無など細部が異なる。

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中距離多目的誘導弾。部隊での略称は「ちゅーた」。2012年より陸自部隊配備が始まった新装備である。90年代に重MATの後継として96式多目的誘導弾が導入された経緯があるが、高機動車ベースの車両6台で1セットという複雑なシステムになり、重MATを全数更新するなど程遠い状態で調達が終了してしまったため、そのギャップを埋めるべく本車は開発された。射撃管制から発射まですべて本車1両で完結されることが出来、また中間誘導も不要、かつ多目標に対し同時射撃も可能となっている。2015年までに計87セットが調達されている。

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96式装輪装甲車。略称は「96WAPC」。戦車教導隊第4中隊所属の他駐屯地からの応援装備だ。73式装甲車の代替として普通科隊員を輸送する装甲車として開発された。長らく陸自には装軌式装甲車に対する絶対的な信頼があり、これを打破するという意味でこの装備は革新的であった。操縦手、普通科隊員8名、車長兼普通科分隊長の計10名が定員である。この96WAPCは車両底部が逆V字型であり触雷時に爆風を車体中央に集めてしまうと指摘されるが、そもそも兵員室も対爆仕様にはなっていない。

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OH-6D。第12ヘリコプター隊隊本部所属。模擬戦闘訓練では軽快な機動を披露してくれた。当初は特科の観測用ヘリとして導入されたが、操縦手1名のほか3名まで同乗が可能であり、汎用性も高いことから対戦ヘリの支援、軽輸送、連絡任務等にも使用される。



「装備品展示」として展示されていたのは以上である。以下は番外編だ。

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模擬戦闘訓練にも参加したのでもっと大いに見学してもらっても良いと思うのだが、駐屯地の片隅にひっそりと置かれていた第12通信隊所属、野外通信システムのアクセスノード。方面隊電子交換システム、師団通信システム、地上無線機・野外無線機(85式および新野外無線機)を一括して更新するシステムとして開発された新装備の一部である。自衛隊技術研究本部の開発、製作はNECである。

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ヘリコプター離陸時に舞い上がる砂塵を防ぐ目的で、散水する任務のために待機していた消防車。第30普通科連隊本部管理中隊所属となっているが、駐屯地業務隊が運用することが多い。仕様としては一般的な水槽付自動車ポンプ消防車と同じである。

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航空自衛隊佐渡分屯基地第46警戒隊所属のサイト用人員輸送車。主にレーダーサイト勤務員の輸送に使われる車両で、その任務の特性上4WDの車両が選ばれることが多い。画像では三菱・ローザだが、必ずしも三菱製ということはないようだ。

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海上自衛隊新潟分屯基地所属の「トラック1/4t 4×4」。仰々しい名前だが、要するに市販SUVをOD色に塗っただけの車両である。調達も様々なメーカーの様々なSUVが確認されている。平時の人員、物資輸送に使用され、有事の事態には投入されない。

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航空自衛隊新潟分屯基地新潟救難隊所属「トラック2 1/2t 4×4カーゴ」。レーダーサイト等の僻地への輸送業務に使用されるため、総輪駆動が基本とされる。

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陸上自衛隊新発田駐屯地業務隊の「業務車1号」。本車は長らくY30セドリックバンが使用されてきたがY30の製造終了に伴い2003年から日産製ステーションワゴンが導入されてきた。さらに2006年からは専用色のOD色を廃止し、市販モデルにラインナップにある黒色塗装を選んだモデルが導入されるようになった。駐屯地業務隊には少なくとも1台が導入されており、使用目的も限定されていないため人員輸送から物資輸送、幕僚の送迎等まで多岐にわたる。



以上が新発田駐屯地記念行事のすべてである。カルチャーセンターと新発田駅前からシャトルバスを発着させてくれるというサービス精神にあふれた行事であるが、帰りの際はシャトルバスを待つ人々であふれかえるので時間をずらすと良いだろう。
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by gramman | 2016-05-25 19:43 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

新発田駐屯地開設63周年・第30普通科連隊創隊54周年記念行事③

午後からは装備品展示となった。まずは銃火器から。

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おなじみ89式小銃。普通科に配備されているので当然のように固定銃床だ。しかし「バディ」という愛称は未だに根付いているとは言い難い・・・。

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5.56mm機関銃MINIMI。通称ミニミだ。こちらは分隊支援火器として導入された機関銃で、かなり陸自にも浸透してきたと言える。7.62mm弾と比べて威力が弱いという声もあるようだが、89式小銃と同じ弾薬を使用できるため、機関銃手が専用の機銃弾を持ち運ばなくて良いというメリットは大きい。

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110mm個人携行対戦車弾。いわば対戦車ロケット弾であり、誘導機能はない。口径110mmの弾薬はその威力も大きく、装甲貫徹力は実に700mmにも達し、第三世代戦車といえども無視できないほどの威力を誇る。国内の法令上これは「発射筒」としては扱われず「弾薬」の扱いになるため何とも言い回しの難しい火器である。

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対人狙撃銃。主に敵指揮官、火器操作要員を狙撃するための狙撃銃である。7.62×51NATO(.318)弾を使用する。寸法こそ64式小銃と同じであるが、より遠距離射撃に適した専用弾である。

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個人携帯地対空誘導弾。91式携帯地対空誘導弾に夜間交戦性、低空要撃能力を付した携帯SAMである。世界に先駆けて赤外線画像誘導方式を採用しており、敵航空機、特にヘリコプターにとっては大きな脅威である。小型軽量で操作は簡略されてはいるが、操作には習熟訓練を要する。

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01式軽対戦車誘導弾、通称「軽MAT」である。普通科小銃班用に対戦車火器として開発され、従来の84mm無反動砲の役割と中距離対戦車ミサイルの役割を併せ持った火器としての運用を期待されて登場した。本体重量は17.5kg、予備弾も含めると35kg近くなるが、これを射手は1人で運用せねばならないので徒歩での移動はつらいものがある。ちなみに前後の黒いわっかは本体を保護する発泡スチロールなので、射撃時には外す。

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81mm迫撃砲L16。普通科の所有する一般的な迫撃砲である。一般には1/2tトラックの牽引する1/4tトレーラに積載して運用される(高田ではこの方式)が、新発田では高機動車の荷台に積みこまれていた。本体重量は38kgに抑えられているが最大射程は5,675mにも達し、軽量性と優れた射撃性能を誇る高性能砲である。

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120mm迫撃砲RT。普通科の所有する最大火砲である。全備重量582kgととても人力では運用できないが、車輪を装着したままでも射撃することが出来、牽引からの射撃準備までの時間を非常に短く出来るメリットがある。最大射程は13,000mにもなり、標準的なPR-14砲弾の他、照明弾も発射が可能である。

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79式対舟艇対戦車誘導弾。通称「重MAT」。その名の通り1979年に運用を開始した半有線誘導方式の対戦車ミサイルである。世界的には第二世代に属し、現代では若干性能不足の感も否めないが、上陸用舟艇にも対処でき、最大射程4,000mを誇るため未だ一部の普通科部隊対戦車中隊、戦車隊のない第12旅団隷下第12対戦車隊で運用されている。
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by gramman | 2016-05-24 19:04 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

新発田駐屯地開設63周年・第30普通科連隊創隊54周年記念行事②

前編の観閲行進に引き続いて訓練展示となった。

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初めは音楽隊による演奏と歌唱。スーザの「美中の美」、自衛隊創設10周年を記念して造られた、「この国は」が演奏された。「この国は」は歌詞が付いているので、音楽隊の2等陸曹がマイクで歌声を披露した。

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続いて格闘訓練。これも新発田では毎年恒例らしいが、高田では見ない演目だ。自衛官の能力の1つである徒手格闘能力を高める訓練を披露した。鉄パイプ、ナイフ、けん銃、小銃等を所持した相手に対し、いかに対抗するかを鍛える訓練である。5人のあらゆる武器を使った襲撃に対し、1人で素手で全員を倒すと言った訓練も披露された。

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格闘訓練のさなかから既に模擬戦闘訓練に向けて車両が準備されている。そしていよいよ模擬戦闘訓練の開始だ。

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ラッパ隊による状況開始の吹奏の後、OH-6D、偵察オート2台、軽装甲機動車1両による敵情の偵察が開始される。OH-6Dには武装が無いので偵察するのみであるが、偵察オートと軽装甲機動車は射撃しながら偵察を実施した。

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偵察の結果敵の勢力が判明。主力部隊を投入する前段として、普通科の狙撃班により敵歩兵が排除される。その後野外通信システムのアクセスノードが展開し、戦闘地域に無線網が開設される。同時に画面左手の隊舎よりレンジャー隊員が降下して展開、敵歩兵と交戦する。

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レンジャー隊員によりさらに詳細な敵情が指揮官に報告され、指揮官は攻撃準備射撃を行うことを決定。戦闘地域には普通科の120mm迫撃砲RTと81mm迫撃砲L16、新装備の中距離多目的誘導弾が展開する。ちなみに81mm迫撃砲L16を搭載してきた高機動車はバラクーダで乗降する箇所以外偽装されており、あまり見たことが無いので少し異様だった。

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火砲による支援のもと、普通科隊員の乗車する96式装輪装甲車、軽装甲機動車、12.7mm重機関銃M2を搭載した1/2tトラックが戦闘地域に進入、敵歩兵および敵装甲車両に向けて射撃を実施する。余談だが、M2は調子がイマイチ悪かったようで、時折詰まっていた。

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そんな中突如火力支援部隊に敵弾が落下、火力部隊の位置が敵に特定されたためすぐさま陣地転換を行う。120mm迫撃砲はさすがタイヤが付いているため陣地転換も早く、1分もかからない早業であった。

この後火力部隊が敵に対し射撃を再開し、指揮官の命により普通科の突撃を支援する突撃支援射撃を実施、最終弾弾着に合わせて普通科隊員が敵陣に突入、陣地を奪還すると同時にOH-6DとCH-47JAが上空を凱旋するというストーリーであった。最後まで結局チヌークは会場上空を飛び回るだけで何もしなかった。

攻撃準備射撃が特科の支援を得ず、普通科の火力のみで実施するというのも心細いと思うが、これもまだまだ熊本の災害派遣もあり他部隊の支援を受けられないという状況下では難しいのだろう。例年ならばFH-70が1門は参加するようなので、今年だけのイレギュラーなのだろう。途中でレンジャー隊員が負傷するシナリオもあり、火力部隊に敵弾が着弾するなど、これは時代の流れなのか、それとも新発田ならではなのかと考えさせられることもあり、普段とは一味違った模擬戦闘訓練披露であった。

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番外編で高機動車の「高機動」たるゆえんを見せてくれているところ。4WSなので後輪も操舵している。もちろんフロントほどの舵角はないが、全長4910mm、全幅2150mmと国産車らしからぬ堂々とした体格に似あわず最小回転半径が5.6mと小さいのはこの4WSの恩恵によるところが大きい。ちなみに最少回転半径5.6mは、現行車種で言うとアテンザセダン、エクストレイル、インプレッサスポーツと同じだ。



装備品展示編へと続く。
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by gramman | 2016-05-22 23:10 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

新発田駐屯地開設63周年・第30普通科連隊創隊54周年記念行事①

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去る5月15日、陸上自衛隊新発田駐屯地の記念行事が開催され、見学することが出来た。ちなみに高田駐屯地以外の陸自創設記念行事に行くのは初めてだ。今年の高田駐屯地創設記念行事は熊本地震に伴う災害派遣で中止となったため、そのリベンジ的な意味合いもあった。


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新発田駐屯地は第30普通科連隊を基幹としており、第12後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊、第379会計隊新発田派遣隊、第317基地通信中隊新発田派遣隊、第125地区警務隊新発田派遣隊、新発田駐屯地業務隊と地本が所在するだけの規模の小さな駐屯地である。営庭も比較的狭く、観閲行進に参加する車両が後ろに控えている状態だ。



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第12音楽隊・新発田駐屯地音楽クラブ合同の音楽隊による演奏で観閲行進がスタート。曲目は「陸軍分列行進曲」であった。82式指揮通信車を先頭に軽装甲機動車が続き、第1から第3中隊、新隊員教育隊が2中隊行進した。

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音楽隊の曲が変わって車両行進。先頭は第30普通科連隊の軽装甲機動車、続いて偵察オートである。その後方に01式軽対戦車誘導弾を構えた隊員の乗車する軽装甲機動車が続いた。ここで第12対戦車隊の79式対舟艇対戦車誘導弾が行進し、第30普通科連隊の高機動車と120mm迫撃砲RTが続いた。

ちなみに曲目はてっきり「祝典ギャロップ」だと思ったが、聞いたことのない曲であった。

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小型ショベルドーザを積載した3トン半ダンプ、資材運搬車を積載した3トン半ダンプ、渡河ボートを積載した3トン半、78式雪上車を積載した特大型トラック(6×4)が続いた。いずれも第30普通科連隊所属だ。ちなみに78式雪上車は積載性能を優先した結果3トン半(73式大型トラック)で輸送することが出来ず、より大型の輸送車両を必要としたため、後継の10式雪上車では3トン半の荷台に乗せることが出来るようになっている。

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1 1/2tトラックベースの無線器材を搭載した第30普通科連隊本部管理中隊所属の車両と、1 1/2t救急車、相馬原駐屯地に所在する、第12通信隊所属の野外通信システムの1 1/2tトラックベースのアクセスノード。まるで装甲した現金輸送車のような無骨な見た目が独特の迫力を醸し出している。

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即応予備自衛官を中心とした部隊であるところの第48普通科連隊の1/2tトラックと高機動車。荷台に満載した自衛官が中央観閲式のような風情だ。

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新発田駐屯地に所在する第12後方支援隊第2整備中隊第3普通科直接支援小隊の1/2tトラックと重レッカ。

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続いて航空部隊。先頭は第12ヘリコプター隊のOH-6DとCH-47JA、次が航空自衛隊新潟分屯基地に所在する新潟救難隊のUH-60J、U-125Aだ。カメラの性能が低く、見づらいのはご容赦を。



引き続き訓練展示編へ。
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by gramman | 2016-05-21 17:03 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

妙高市10周年記念事業 護衛艦「みょうこう」直江津港入港

妙高市発足10周年を記念して妙高市が企画した護衛艦「みょうこう」の寄港がこの7月11日から13日にかけて開催された。「みょうこう」の直江津港寄港は1998年以来17年ぶりとなる。98年の寄港時にも見に行った記憶があるが、その時よりも告知はかなり大々的に行われており、直江津港は多くの人でにぎわった。



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護衛艦「みょうこう」は中期防衛力整備計画に基づき、日本初のイージス艦であるこんごう型護衛艦の3番艦として、三菱重工業長崎造船所で1993年に起工、96年に就役した海上自衛隊の護衛艦である。就役時から現在まで舞鶴基地を母港とし、第3護衛隊群第7護衛隊所属である。DDG級護衛艦で艦番号は「175」だ。

基準排水量は7,250トン、全長161mあり、機関は石川島播磨製ガスタービンエンジン4基で最高出力100,000PSを発揮、最高速力は30kt以上と言われているが詳細は非公開である。



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イージス艦の名前の由来となっている「最強の盾」となる6角形の対空レーダーがSPY-1Dである。SPY-1は米海軍が開発した対空・対水上を主とした多目的レーダーで、海上自衛隊の採用している小型のSPY-1を特にSPY-1Dと呼ぶ。「みょうこう」には艦橋の前後左右に計4基が設置され、全周にわたり対空・対水上目標を探知することが出来る。最大探知距離は500km、同時に追尾できる目標数は200以上と言われている。



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もちろん通常の航行時にはSPYレーダーを必要としないのでマストに航海レーダーとしてOPS-20が1基、低空警戒・対水上捜索レーダーとしてOPS-28を1基装備する。



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搭載される兵装は主砲として前甲板に54口径127mm単装速射砲が装備される。伊オットー・メララ社が製造する艦艇用の速射砲で、名前の通り口径は127mm(5インチ)。発射速度45発/分、連続発射可能弾は44発である。外見上は装甲は施されているように見えるが、システムの軽量化を図るためシールドは強化プラスチック製となっており、砲塔内は無人化されており、発射はCICよりコントロールされる。



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前甲板、後甲板に各種ミサイル等を発射するためMk.41mod.6 VLS垂直発射装置が装備される。前甲板に29セル、後甲板に61セル配置されている。Mk.41は世界でもっとも多く運用されている垂直発射装置であり、弾薬庫が発射機を兼ねているため省スペース化が図れ、かつ複数種類のミサイルを同時に並行して収容し、迅速に発射できる特色を持つ。「みょうこう」のVLSに収容される兵装は対空・対ミサイル用スタンダードミサイルSM-2、アスロック対潜ミサイル(ミサイルという名前はついているが、空中に飛翔し、着水すると短魚雷になる)、そして北朝鮮の弾道ミサイル迎撃で一躍有名になった対空・対ミサイル用スタンダードミサイルSM-3である。2009年にはこの「みょうこう」がハワイ沖で弾道ミサイル迎撃訓練に参加、実戦に近い形だったにもかかわらず、見事迎撃に成功している。



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対水上目標に対して使用されるのがハープーン艦対艦ミサイルである。「みょうこう」には4連装発射機が2基、艦橋後部左右にそれぞれ搭載されている。



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同じく対水上戦闘用に昔ながらの魚雷も装備されている。68式3連装短魚雷発射管が後部甲板左右に1基ずつ、計2基搭載される。ベースは米海軍Mk.32短魚雷発射管で、日本でライセンス生産された同基を特に68式と呼称する。59年米軍制式採用と半世紀前の装備ではあるが、97式短魚雷と12式短魚雷が運用されており、最新鋭の魚雷が運用できる。ミサイル全盛の現代でも魚雷が必要かとも思われるが、安価で信頼性が高いことから今なお装備され続けている。最新鋭「あきづき」型護衛艦にも搭載されており、まだまだ対水上戦闘において魚雷は無くてはならない存在なのである。



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近接防護火器として高性能20mm機関砲が艦橋前部と後部甲板に各1基搭載される。米レイセンオン社の開発した「ファランクス」がベースのいわゆるバルカン砲だ。6砲身のゼネラル・エレクトリック社製20mm ガトリング砲M61A1を用い、上部の白い部分に捜索・追跡レーダーと火器管制システムを一体化した完全自動の防空システムである。対艦ミサイルからの防御を主目的とするが、対空目標に対する最終手段として装備されている。今回の開放では模擬的に作動させていた。もちろん空砲だ。



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厳密には兵装ではないが、曳航式デコイMod4が艦尾に装備される。艦尾右舷側に設置される丸い2つのものがそうだ。デコイとは敵魚雷の探知をかく乱させて艦自身の安全を確保するための装備で、スクリューやエンジン音といった、船それ自身よりも魚雷のセンサーをより惹きつける艦船のノイズを模擬発信するものである。デコイそのものの実物は今回見ることは出来なかった。

後部甲板はヘリコプターの発着艦が可能で、給油装置も備えられているが格納庫はない。ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)というジャンルはあるが、あくまで「みょうこう」はDDG、ヘリコプターも搭載「することが可能な」護衛艦に過ぎない。




今回は艦橋を見学することが出来た。あえて艦内と言わず艦橋と言ったのは、ほぼ艦橋しか見れなかったからだ。

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誇らしげに艦名が書かれた舷門を通って艦内に入る。放送で「〇〇さん、お連れの方が舷門でお待ちでございますす」とアナウンスしていたが、普通の人はげんもんと言われてどこだか分かるのだろうか。



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艦橋まで急な階段を5階分立て続けに上がり、艦橋に到着。操舵輪を自由に触ってください、となっていたが、直結されているわけではないので舵自体は相当軽い。撮影自由となっていたのはあくまで艦橋は操舵をするだけなので、大した機密はないからだ。前回の公開時は機密だらけのCICの前まで通らせてくれたが、今回は見れなかった。



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甲板へ下りる途中、士官用の寝室が開放されていた。比較的広い水上艦艇であっても、艦長以外は士官と言えど個室は与えてもらえず。士官でこの広さなのだから曹士用は推して知るべし。自衛隊らしくベッドメイキングはバッチリだった。やはり士官ともなると年季が違う。



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前甲板から艦首を望む。投錨されておらず、錨は上がっていた。



小ネタ。

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舫いには「ねずみ返し」が備えられていた。弾道ミサイルすら迎撃可能な本艦でも、ネズミに対してはとても原始的な手段で対抗している点はとてもほほえましかった。

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公式のものだとは思うが、「みょうこう」の旗がマストに翻っていた。初めて見る代物だ。

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艦尾に翻る海上自衛隊旗。いわゆる日章旗というやつだ。旧海軍と同じものを使用する。

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内火艇と救命浮き輪。名前入りだ。

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おそらく染物屋に染めてもらったであろう大漁旗。これも昔は見られなかったものだ。航海の安全を祈るという意味においては大事なものだ。

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下艦後に「みょうこう」を望む。よりにもよって上越市高田が日本で最高の気温を記録した日に行ったものだから暑くて仕方なかったが、熱気に負けず多くの人がいたのは印象的だった。17年ぶりの寄港、次回はいつになるのだろうか。
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by gramman | 2015-07-17 21:32 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)