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クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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タミヤ・1/35 陸上自衛隊 74式戦車(冬期装備)

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もう相当な回数製作しているタミヤの74式戦車を、史上最高の出来にしようと取り掛かった作品。キット自体は1993年9月発売となっているが、この冬季仕様の前に発売されたモーターライズのキットがベースなので、金型は相当頑張っている。例によって冬季仕様にはしたことがないので、タミヤの自衛隊濃緑色と茶色を使い、夏期迷彩で塗り分けた。所属は今は無き第8戦車大隊としたが、このデカールはキットに付属せず、アフターパーツの10式戦車用のデカールを流用した。部隊マークは10式用なので実際の74式用のマークよりかなり小さいことに貼ってから気が付いた・・・。



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ヘッドライトは通常のライトと赤外線ライトがセットになっているが、配備されている74式を見ると操縦手側の赤外線ライトが無いことが多いので、切り飛ばした。全面のガードは0.3ミリ真鍮線で現物合わせで再現した。ちなみにペリスコープは蓋が無い状態なので、これも現物合わせで透明プラ板を切ってはめ込んでおく(キット同梱の赤外線投光器の再現に使う透明プラ板が役に立つ)。



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キットではバトラー装着のため取り外されている砲身基部の覆いも再現。白色プラ板を熱にあてながら、砲身に合うように地道に曲げる。実車を見ると9割方覆いが着いているが、無い車両もあるので割切って再現しないのもありだ。



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教育部隊では見られないが実戦部隊では取り付けられることの多い後部フェンダーの泥除けも再現してみた。これは配備時点では装着されておらず、車体を綺麗に保つため各部隊の整備担当が取り付けられる。様々な形状があるので、イメージで適当に長さを区切ってプラ板を貼りつけただけだ。



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戦車搭乗員は冬季仕様の服装の隊員を通常の迷彩色で塗ってみた。寒い時期の演習という想定だ。無線アンテナは0.5ミリ真鍮線を感覚で長さを合わせて装着。砲塔のペリスコープも透明プラ板を現物合わせで装着した。ちなみにペリスコープの大きさは全部異なるので地道に。12.7ミリ機関銃の弾薬箱受け部には穴が開いているので、ピンバイスで貫通させずに穴開けした。これで機関銃を上に向けても恥ずかしくない。



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ワイヤーは手持ちの金属製のものと置き換えた。キャタピラはアフターパーツを使えば実感が高まるだろうが、本体が2つ買えるほど高額なので買わず。連結履帯は組むのも面倒だ。熱でたわみを再現したかったが思うように柔らかくならず、あきらめた。



と、こんな感じでいろいろ手を入れて完成まで約2ヶ月。それなりに早く完成したほうか。

by gramman | 2019-05-05 13:55 | 模型 | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設68周年記念行事

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晴天に恵まれた平成30年4月22日、高田駐屯地創設記念行事が開催された。年によっては高田公園の桜の開会と重なるときもあるのだが、今年は早々と桜が散ってしまい、葉桜の中でのイベント開催となった。余談だが高田城100万人観桜会の最終日でもあったのだが、桜を見に来ている人はほとんどいなかった。

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式典は10時からだったが9時過ぎには会場入り。会場前からかなりの人が並んでおり、人気のイベントになったものだと痛感した。

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9時45分頃から観閲部隊が徒歩で進入。音楽隊、普通科、施設科、その他部隊の順に進入してきた。

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観閲部隊集合完了。この後観閲部隊指揮官、式典執行者の順に入場し、10時に式典が開始となった。

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国旗掲揚の後の巡閲の図。この後駐屯地司令でもある執行者による訓示、国会議員、上越市長などが式辞を述べた。話題の新潟県知事は出席せず、代理人の出席もなく来賓紹介で名前が呼ばれることはなかった。

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式典の後は観閲行進。音楽隊から進入してきた。

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第2普通科連隊の幕僚。旭日の隊旗は連隊旗である。隊員は9mm機関けん銃を携行している。

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普通科中隊。全員が89式小銃を携行。

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自衛官候補生教育隊2個中隊の行進。毎年不慣れな面が垣間見れるのだが、今年は行進が比較的揃っていた。

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普通科本部管理中隊の車両行進。一番上の高機動車は中隊長車のすぐ後ろを行進しており、通信アンテナが目立つことから通信用の車両だと推察される。中段は中距離多目的誘導弾。後段は120mm迫撃砲RTをけん引した高機動車だ。

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未だ現役の82式指揮通信車。これも本部管理中隊所属だ。

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第5施設群とその隷下部隊の装備による車両行進。前段は92式地雷原処理車。所属の表記が見当たらないので判断しがたいが、群本部の所属ではないと推定される。中段はグレーダ、後段はクレーン車である。

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第12後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊の1/2tトラック。後方に溶接機械を積んでいる姿は初めて見た。

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ここからは他駐屯地からの応援装備。上段が宇都宮に所在する第12特科隊の155mmりゅう弾砲。どちらかと言えば牽引車のほうに興味がいく。中段が相馬原の第12偵察隊の87式偵察警戒車。下段が土浦駐屯地の武器学校所属の74式戦車。全国の各部隊の隊員へ武器の取り扱いの教育を行う武器学校らしく、高田駐屯地の隊員が乗車しているとのアナウンスがあった。

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訓練展示として音楽隊による演奏と、高等工科学校生徒によるファンシードリルの展示があった。昔の名残でどうしても少年工科学校と言いがちだ。

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訓練展示の最後は模擬戦闘訓練である。例年同様会場右手が的に占拠された「関山の台」で、これを会場左手から奪取する作戦をとった。

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まず偵察隊が敵情を偵察し本部へ報告。87式偵察警戒車による威力偵察、OH-6Dによる航空偵察で敵装甲車両、人員の状況が報告され攻撃部隊が進入を開始した。

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UH-60JAより狙撃隊員が降下、敵指揮官を狙撃したのち攻撃部隊が前進。

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92式地雷原処理車により敵地雷原を啓開、攻撃部隊が突撃し敵陣地を奪回。戦果拡張のため車両部隊、航空部隊が会場右手へ前進し状況終了となった。



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午後からは装備品展示となった。個人携行火器の展示から見ていこう。対人狙撃銃は模擬戦闘訓練でも登場したが、部隊で施されたと思われるカモフラージュが特徴的だ。おなじみの89式小銃、MINIMIも展示されていた。

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93式近距離地対空誘導弾、通称近SAM。照準装置は通常車内に格納されてあるが、今回は屋外に展示してあった。モニターとテンキー、小さいブラウン管の画面とジョイスティックがさながら往年のゲーム機の雰囲気である。

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上段はまだまだ現役、第2普通科連隊の82式指揮通信車。2番目は勝田駐屯地の施設教導隊の96式装輪装甲車。なぜか中隊名がゴムマグネットで隠されていた。
3番目は貴重な普通科火力として調達数を増やしている中距離多目的誘導弾。車内に操作装置があったが、カメラを向けたところ担当の説明隊員から撮影を制止されてしまった。新しい装備なのでまだまだ機密の部分が多いのだろう。
続いて第12ヘリコプター隊の航空機を紹介。画像3番目は北宇都宮駐屯地の第1飛行隊所属UH-60JA多用途ヘリ。模擬戦闘訓練でもレンジャー降下、機内からの重機関銃射撃と活躍した機体だ。
4番目は相馬原駐屯地の隊本部、または本部付隊所属のOH-6D観測ヘリ。本来は火砲の弾着の観測が任務であるが、連絡任務など汎用性が高く、価格面でも優秀な機体であったが順次退役がすすんでいる。
最後は相馬原駐屯地、第2飛行隊所属のCH-47J輸送ヘリ。陸自の保有する最大のヘリである。後部ハッチから中に入ることができ、見学者で長蛇の列であった。



〈関連項目〉



by gramman | 2018-04-28 13:28 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

タカラトミー・トミカプレミアムNo.03 自衛隊 90式戦車

最近トミカが新たに展開し出した「トミカプレミアム」。通常のトミカとは一味違う、「トミカから派生したハイディテールコレクションモデル」がコンセプトだ。お馴染みのトミカリミテッドとは異なり、トミカプレミアム用に新規に金型を製作するという気合の入れよう。まさにプレミアム感漂う特別仕様だ。



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今回はラインナップの中から90式戦車をチョイス。価格は900円とトミカとしてはかなり高額だ。

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モデルは細部まで塗装済み。色合いも考証が出来ている。時期的に初めは10式戦車かと思っていたが、よく見たら90式だった。車体の大部分は亜鉛合金製、主砲、重機関銃M2と転輪はABS樹脂製、履帯はゴム製だ。ABS樹脂製のパーツは濃緑色の成形色で無塗装になっている。ちなみに桜マークは印刷されているが、部隊表記については施されていない。



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戦車らしく砲塔、砲身が可動、そして履帯も可動する。シャシーが実物よりズングリしているのはおそらくこの履帯を可動状態にするためのシステムを導入するためで、見た目を犠牲にしてでも履帯を可動させたかったタカラトミーの心意気が感じ取れる。この履帯は左右で直結されていないので、機能的には超信地旋回も可能だ。
by gramman | 2015-07-10 11:08 | ミニカー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設65周年記念行事 (装備品展示)

午前中の訓練展示に引き続き、午後からは高田駐屯地保有の装備に加え、他駐屯地からの応援装備が駐屯地内グラウンドにて公開された。



・82式指揮通信車
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第2普通科連隊本部管理中隊所属の82式指揮通信車、通称「CCV」である。陸自初の装輪装甲車として知られた存在であるが、あくまで指揮通信に特化した車両として開発されており、兵員輸送は目的とされていない。防御用に12.7mm重機関銃、62式7.62mm機関銃または5.56mm機関銃MINIMIを据え置くことが出来る。路上走行時は最高速度100km/hと高速で、本車をベースに化学防護車、87式偵察警戒車が開発されている。



・軽装甲機動車
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第2普通科連隊第3中隊所属の軽装甲機動車。全国的に飛躍的に配備数が増えており、一昨年初めて存在を確認できた高田駐屯地でも大幅に台数が増えている。本車は第3中隊所属であるが、今年は本部管理中隊所属の車両も確認できた。その要因となっているのがなんと言ってもその価格で、1台あたり630万円というこの手の車両としては驚異的な低価格を実現している点だ。平成26年度時点で1780両が調達されており、今後もその数は増えていくと予測されている。



・中距離多目的誘導弾
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昨年初めて高田で存在を確認した中距離多目的誘導弾が今年も展示。第2普通科連隊本部管理中隊所属である。昨年展示された車両と同じ個体で、少なくとも1両配備されていることが確認できるが、複数配備されているかは不明である。高機動車のコンポーネントをベースに開発され、79式対舟艇対戦車誘導弾、87式対戦車誘導弾の後継として平成21年度予算に10セット経費総額41億円が初めて盛り込まれており、以後27年度中までに87セットが調達されている。舟艇、車両、人員、構造物など多様な目標に対する攻撃に使用され、1秒間隔の連続射撃で同時多目標への対処能力と撃ち放し能力を有している点が特筆すべき点である。



・10式戦車
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なんと言っても今回の目玉は陸上自衛隊の誇る最新鋭戦車、第1戦車大隊第1中隊(駒門)所属の10式戦車だ。昨年高田駐屯地に来場した個体とは別のようだが、10式戦車は全車三菱重工相模原製作所で製造されており、迷彩の塗り分けは全く同じである。まだまだ注目の装備ということで車体周辺にはロープが張られて立ち入りが出来ないようになっていたが、多くの人だかりができていた。



・93式近距離地対空誘導弾
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部隊防空の要となる装備が第12高射特科中隊(相馬原)所属の93式近距離地対空誘導弾、通称「近SAM」である。35mm2連装高射機関砲L-90の後継として配備された自走式の近距離防空ミサイル・システムだ。車体のベースは高機動車で、爆風に耐えるべく操縦席幌のFRP化を施し、車体後部の荷台に91式携帯地対空誘導弾の8連装発射装置を搭載している。基本操作人員は、班長・射手・対空警戒員の3名。射撃は、班長がヘルメットに取り付ける目視照準具で目標を標定し、射手が助手席にある射撃統制コンソールのジョイスティックで発射装置を操作する構造となっており、1台に全てのシステムを搭載しているため機動性が高く敵航空機にとってみれば大きな脅威である。



・96式装輪装甲車
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中央即応連隊第2中隊(宇都宮)所属の96式装輪装甲車。60式装甲車、73式装甲車の後継として開発された自衛隊初の装輪式兵員輸送装甲車である。通称は「96WAPC」だ。乗員は2名で最大12名の戦闘員が搭乗できる。装甲はよく知られた圧延鋼板で、小銃弾程度に対して十分な防御力を有していると言われているが、公表されていない。96WAPCには40mmてき弾銃を装備したA型と12.7mm重機関銃を装備したB型があるが、今回高田に来場した個体はB型と推測される。

宇都宮に駐屯する中央即応連隊は海外派遣や国内の有事における緊急展開部隊であり、任務の特性上この96WAPCをはじめ各種迫撃砲、防弾チョッキ等多彩な装備を有している。陸上自衛隊史上初めて砂漠迷彩の戦闘服を使用した部隊でもある。



・87式偵察警戒車
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第12偵察隊(相馬原)所属の87式偵察警戒車、通称「RCV」だ。ここ高田には久々の登場となる。よく戦車と間違われるがもちろん正式には戦車ではなく武力行使を伴う威力偵察を主任務とする偵察用の装備である。82式指揮通信車をベースとし、装輪式ならではの機動力と25mm機関砲の武装を生かし、小銃程度の攻撃に対抗しうるだけの防御力を発揮して敵情を探ることができる。今回は車体前面で撮影会を実施しており、上手く撮れなかったのが残念だ。



・79式対舟艇対戦車誘導弾
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第12対戦車中隊(新町)所属の79式対舟艇対戦車誘導弾、通称は「重MAT」である。システム自体は米軍のTOWに酷似しているが日本の国情を反映して上陸する舟艇に対しても使用できるよう開発されている。有線伝導による誘導方式で弾体重量は33kg、有効射程は4000mとされている。1979年制式採用のため老朽化と技術的に旧くなったため後継装備として96式多目的誘導弾が開発されたが、システム自体が高価すぎて配備が進まず、現在配備が進む中距離多目的誘導弾が実質的な後継とされている。



・155mmりゅう弾砲FH-70
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第12特科隊第1中隊(宇都宮)所属の155mmりゅう弾砲FH-70である。FH-70は西独・英・伊の3ヶ国が共同開発した155mm榴弾砲で、その3か国では1978年に採用、陸自では83年より運用が始まった39口径155mmの榴弾砲である。操作人員は8名で、短距離であればスバル製2000cc水平対向エンジンにより自走可能であるが、陣地転換等の通常の移動にはけん引用のトラックを必要とする。射程は24km、噴進弾の仕様により最大30kmの射程を確保できる。発射速度:は最大で3発/15秒、通常3~6発/分と西側の砲としては標準的であったが、設計の古さは否めず、防衛省は後継装備として火力戦闘車(26年度より「装輪155mmりゅう弾砲」)を開発中である。



・92式地雷原処理車
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部隊表示が確認できないので所属不明(観閲行進時に座間駐屯地より参加、と言っていたので第4施設群本部管理中隊と推測されるが)の92式地雷原処理車。従来の地雷処理と言えば戦車等の車両の前方に処理用のローラーやブレード等を取り付け、物理的に地雷を反応させて爆破する方法が一般的であったが、装着した車両の性能を低下させてしまう欠点があった。そこでロケット弾に爆薬を曳航させて飛翔させ、爆薬に点火することで広範囲の地雷を迅速に無力化させるのがこの装備なのである。ロケットを有するため日産自動車宇宙航空事業部(現・IHIエアロスペース)が開発を担当した。



・CH-47J
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空中機動旅団の根幹となる部隊である第12ヘリコプター隊第2飛行隊(相馬原)所属のCH-47Jである。陸自の保有する最大の輸送ヘリであり、乗員は3名、最大55名の隊員を輸送することができる。会場の案内板ではCH-47JAとなっていたが、今回飛来したのはJ型であった。ちなみにJA型は大型燃料バルジを搭載して航続距離を1037kmに伸ばし、GPSとIGI、機首に気象レーダー、FLIRをもち、ナイトビジョンゴーグル対応型のコックピットになっている。



・UH-60JA
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CH-47J/JAとともに空中機動旅団の根幹を支える存在が多用途ヘリコプターUH-60JAである。第12ヘリコプター隊第1飛行隊(北宇都宮)所属。ベースはブラックホークの愛称でお馴染みのH-60シリーズであるが、陸自仕様に赤外線暗視装置(FLIR)、航法気象レーダー、GPSや慣性航法装置による自動操縦機能、IRサプレッサーやワイヤー・カッター、チャフ・ディスペンサー、IRジャマーを追加装備し、燃料容量を増加して航続距離を1295kmに延長している。輸送任務から捜索、偵察まで幅広くこなすことが出来、今回の模擬戦闘訓練時にも航空偵察、普通科隊員のリペリング効果、キャビンドアから12.7mm重機関銃の射撃等、幅広い任務をこなしていた。
by gramman | 2015-04-20 23:55 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設65周年記念行事 (訓練展示)

陸上自衛隊高田駐屯地創設65周年記念行事は祝賀式典に引き続いて訓練展示へとプログラムは進んでいった。



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訓練展示最初の演目は第2普通科連隊、第5施設群選抜隊員の駐屯地ラッパ隊によるラッパ吹奏が披露された。自衛隊と旧軍時代それぞれの起床、食事、就寝等の際に吹奏されるラッパが演奏された。わずか10名ほどであったが遠くまでよく聞こえる音量であった。



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続いて最大の見せ場である模擬戦闘訓練が披露された。今回は会場右手側を敵部隊が不法に占拠したため、その敵勢力を排除し会場右手を奪還するという想定で行われた。今回の敵勢力は赤いダイヤマークを付けた87式偵察警戒車と96式装輪装甲車の2両の戦闘車両、数名の歩兵からなる部隊である。



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我の地域が不当に占拠されていることをCH-47Jが最初に発見し、状況を指揮官へ報告。CH-47Jの報告をもとに我の部隊は軽装甲機動車と偵察オートにより陸上から、UH-60JAにより航空偵察を実施し敵勢力を部隊指揮官へ報告。



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偵察の報告をもとにUH-60JAよりレンジャー隊員が潜入し、同時に攻撃を支援するため特科が後方へ展開。画像はトラックにけん引された155mmりゅう弾砲FH-70である。画像には写っていないが会場左手には普通科の所有する120mm迫撃砲RT、81mm迫撃砲L16、中距離多目的誘導弾が展開している。




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特科の支援のもと、敵車両を撃破すべく会場左手より10式戦車が進入。最新鋭戦車に相応しい機動性を観客に見せつけてくれた。その後敵車両に向けて主砲弾を発射。もちろん空砲であるが、10式戦車の空砲射撃を初めて見ることが出来た。74式戦車に比べると格段に音量が小さく、排煙も少ないのが印象的であった。昨年はスラローム射撃を披露してくれたようだが、今年は停止状態での射撃しか見れなかったのが残念だった。



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その後特科により攻撃準備射撃が実施され、敵陣地に設置された地雷原を処理すべく92式地雷原処理車が展開。10式戦車による支援のもと地雷原処理ロケットを発射(発射された想定)。これにより地雷原で封鎖された敵陣地への道が啓開された。



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UH-60JA搭載の12.7mm機関銃による支援も受けながら軽装甲機動車により移動した我の普通科部隊が敵陣地前に展開。特科による突撃支援射撃の援護を受け、最終弾弾着の合図と同時に普通科が突撃を開始する。



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普通科の突撃により敵戦闘車両、敵歩兵は排除され、会場右手の陣地は自衛隊により奪取された。普通科部隊はさらなる戦果拡張のため会場右手側へ展開していく・・・というところで状況終了となり、訓練展示は幕を閉じたのであった。この頃には会場を取り囲むように見学者があふれており、改めてこのイベントが市民に周知されていることを実感した次第であった。



装備品展示へつづく。
by gramman | 2015-04-20 23:25 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設65周年記念行事 (式典)

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毎年恒例、高田観桜会の最終日と言えば陸上自衛隊高田駐屯地の創設記念行事だ。天候は晴天、風も強くなくまさに自衛隊日和であった。

9時の開場と同時に会場入り。年々見学者が増えているような気がしながらなんとか一般観覧席に着席。10分後には会場に近い側の一般観覧席は一杯になってしまった。創設記念行事の知名度が上がり、自衛隊のイメージが向上するのは非常に喜ばしいのだが、一方で年々人が増えてしまって身動きがとりにくくなってしまうのは個人的には歓迎しがたい、誠に勝手な意見ではあるが。



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式典の開始は10時からであったが、9時45分頃から順次音楽隊を先頭に各部隊が会場へ進入。会場向かって左側が普通科部隊、右に施設科部隊、その右に整備中隊、さらに右端が即応予備自衛官部隊と並んでいる。



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各部隊が進入後、観閲部隊指揮官である第2普通科連隊長が臨場。その後執行者である第5施設群長兼駐屯地司令が入場し敬礼。



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国旗の入場後、1/2tトラックに搭乗し、観閲部隊指揮官同乗のもと執行者による部隊巡閲を実施された。執行者が通過するタイミングに合わせて隊員が敬礼をする様は実に壮観だ。搭乗する1/2tトラックは執行者搭乗時はもちろんハイビームだ。その後は駐屯地司令の開会の辞、国会議員の先生方、新潟県知事、上越市長の祝辞と続き、祝電が披露されて式次第は観閲行進へと進む。



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徒歩行進の先頭はやはり音楽隊。高田・新発田駐屯地合同音楽クラブだ。行進曲「大空」を吹奏しながらであったが、前日の市内パレード同様トランペットの高音が出ていなかった。

ここで曲が切り替わり、行進曲「陸軍分列行進曲」の吹奏のもと普通科部隊が行進を開始。他駐屯地では陸軍分列行進曲はおなじみだが、高田で聞いたのは初めてだ。行進は1/2tトラックに座乗した幕僚と普通科連隊長、本部管理中隊、1中隊、2中隊、この春入隊した新入隊員教育隊2個中隊と続く。



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徒歩行進に続き高田駐屯地所在部隊の車両行進へプログラムは進む。曲は「祝典ギャロップ」へと切り替わった。画像は軽装甲機動車(第2普通科連隊本部管理中隊)、中距離多目的誘導弾(第2普通科連隊本部管理中隊)、120mm迫撃砲RT(第2普通科連隊本部管理中隊)、野外炊具1号(第309施設中隊)、トラッククレーン(第353施設中隊)、緊急車両仕様の1/2tトラック(第102施設直接支援大隊第2直接支援中隊)である。実際にはより多くの車両が参加していたが今回はその中から選りすぐりで撮影した。

特に野外炊具1号(22改)は初めて見た装備で、従来の野外炊具と比して飛躍的に扱いが容易になっている。操作パネルがタッチ操作やタイマー設定に対応している点が非常に画期的である。従来はダイヤルにより燃料等を微調整する必要があり、熟練した隊員でなければ扱いが困難であった。タッチ操作により火力調整が容易になることで、3t半にけん引され走行している状態でも炊飯することが可能となっているようだ(無論万一のことを考えて公道を走行中は積極的に行われているわけではないようだが)。



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続いて他駐屯地からの応援部隊による車両行進が実施された。画像は79式対舟艇対戦車誘導弾(第12対戦車中隊、新町)、155mmりゅう弾砲FH-70(第12特科隊、宇都宮)、87式偵察警戒車(第12偵察隊、相馬原)、96式装輪装甲車(中央即応連隊、宇都宮)、92式地雷原処理車(所属不明)、10式戦車(第1戦車大隊、駒門)である。画像には映っていないが、UH-60JA(第12ヘリコプター隊、北宇都宮)とCH-47J(第12ヘリコプター隊、相馬原)が会場上空を飛行し空より観閲式に参加した。以上で式典は終了となり、引き続いて訓練展示となった。



訓練展示へつづく。
by gramman | 2015-04-20 22:44 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

タミヤ・陸上自衛隊 10式戦車

90式戦車以来、20年ぶりとなる陸上自衛隊の新型戦車が10式戦車だ。そんな機密に守られた新鋭戦車がタミヤから製品化された。部隊配備が始まって間もない時期に10式戦車を立体化するタミヤの英断に限りない賛辞を送りたい。入手したのは発売間もない頃であったが、紆余曲折を経てようやく完成させた。結局買ってから1年の月日が流れてしまった。



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各方面で話題となったので改めて説明するまでもないが、10式戦車は陸上自衛隊の誇る最新鋭の装軌式の戦闘車両で、2009年に制式化された。製作はお馴染み三菱重工業だ。戦車の基本的な性能である火力・防護力・機動力などの性能は90式戦車と同等かそれ以上を目標として開発され、量産車はこれらの基準を達成したものと考えられる。乗員は車長、砲手、操縦士の3名。90式に引き続いて装填手はおらず、すなわち自動装填装置を採用していることが分かる。



これまでの自衛隊戦車にない特徴として、C4Iシステムの採用がある。C4IシステムとはCommand Control Communication Computer Intelligence systemの略称であり、要するに10式戦車同士が相互に情報を伝達し、敵や味方に関する情報の共有や指揮統制も可能になるということだ。これまでは無線による通信が主であったことを比べれば、このシステムは革新的だ。さらに陸自の基幹連隊指揮統制システムと一体に運用すれば普通科、特科、航空科との連携もスムーズになり、様々な作戦が立てやすくなる。余談だがこのような高度な電算制御機器が車内にあるため、空調が標準装備されているらしい。



主砲には純国産44口径120mm滑腔砲を装備(陸自戦車への国産の戦車砲の搭載は戦後初)、弾薬も10式120mm装弾筒付翼安定徹甲弾(APFSDS)が新開発された。前述のように自動装填装置が採用されているが、これはある程度の仰俯角がかかっていても砲弾が装填可能だと言われている。副武装に主砲同軸74式車載7.62mm機関銃、車長ハッチに12.7mm重機関銃M2を装備している。



装甲には複合装甲を採用。防御力を向上させながら重量を軽減させているらしいが、戦車の最重要項目であるため詳細は公開されていない。試作段階から10式戦車はモジュール式装甲を採用していると言われ、必要に応じて装甲の脱着が可能と言われている。



エンジンは水冷4サイクルV型8気筒ディーゼル、出力は1,200ps/2,300rpm。出力重量比は約27ps/tである。変速機は油圧機械式無段階自動変速操向機を採用、言ってみれば自動車のCVTのようなもので、より効率の良い出力の伝達と、滑らかな加速が得られている。最高速度は約70km/hとされており、特筆すべきは前進はもちろん後進でも70km/hで走行できる点だ。後進時に70km/hが出せる車両は、数ある陸自の車両でも唯一10式だけと言っていい。足回りにはアクティブサスペンションを採用。路面の起伏に左右されず、主砲を安定させることに一役買っている。



重量は約44t。さすがに74式の38tよりは重いが、90式の50tに比べれば飛躍的に軽量化が図られている
。90式では戦略機動性に難ありと言われ、その最大のネックは重量であった。全国の国道における橋梁通過率は90式は約65%ともいわれ、移動に際して綿密な輸送ルートの計画が必要であった。また、50tという巨体は陸自最大級の輸送トレーラ、73式特大型トレーラーをもってしても運搬できず(砲塔と車体を別々にすれば積載できる)、専用に特大型運搬車を開発せねばならなかったなど、重量がかさむことでいろいろな問題を引き起こしていた。まさに10式戦車の開発する上で軽量化は至上命題であり、開発陣は見事その要求をクリアしたのである。




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では模型を見ていこう。さすが王道タミヤらしく仕上がりは素晴らしい。部品点数も少なめで、「戦車ってこんなパーツで組みあがるっけ?」と思うが、説明書通りに組んでいくとキッチリ形になるのは部品の分割の妙だろう。手順的にも簡単で、歪みもなく手間なしで組みあがる。全部組んでしまってもいいが、砲塔のスモークディスチャージャーと車体の前照灯は塗装を済ませてから組み上げたほうが後がラクだ。

言うまでもないが、砲塔は回転が可能で、砲身は上下が可能。



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12.7mm重機関銃M2はタミヤ90式戦車付属のものとは違う設計で、パーティングラインが気にならないように組めるのが良い。弾薬箱は搭載しない状態で再現される。2009年制式採用の戦車に1933年米軍正式採用の機関銃が搭載されるというのが、なんと言ってみようもない難しい感覚だ。



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車長用ハッチの後部に設置されるのが車長用視察照準装置だ。ビデオカメラを内蔵しており、内部からの操作でカメラが360度回転し、モニターに状況が映される仕組みだ。本モデルでもポリキャップを仕込むことで回転が可能。



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スモークディスチャージャーはこのように砲塔内部に隠される。色の指定はなく、真上から撮影した資料もなかったためとりあえず陸自OD色で塗っておいた。10式戦車は全体的に直線基調であり、ステルス化が図られていると推定されるが、スモークディスチャージャーを砲塔内に設置したのもおそらくそのような効果を狙ってのものだろう。車外に余計な突起物などが無く、スコップ、ツルハシなどは車体後部上に設置されているが、陸自戦車ではお馴染みの雑具箱、予備履帯などが無い点もやはり車体投影面積を極力低減させたいとのことなのだろう。車体側面のスカート部に追加されたゴム製スカートもステルス効果を狙っての装備だと言われる。


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砲手用潜望鏡には10式よりヒサシが設けられた。90式でも戦競などで部隊自作のヒサシが追加されるケースが多々あり、照準時に側面から光が差し込まないよう配慮されている。砲手はこの潜望鏡より目標を照準し、タッチパネル式の画面で射撃すると言われている。ちなみにこの10式戦車では直進時の走行間射撃はもちろん後進時、そして旋回中にも走行間射撃が可能だ。これが出来るのは世界でも10式戦車だけであり、前述のアクティブサスペンションと、射撃統制装置、砲安定装置などの技術の賜物である。



このようにタミヤの技術の粋を集めて開発された本モデルは、初心者にもおススメのキットだ。前照灯のメッシュの加工がやや面倒なのと、履帯がやたら長いのが欠点だ。履帯の長さに関しては左右ともブロック3コマ分切り取るとちょうどよくシャキッとするのでそのように加工するのが良い。アンテナには別売のアドラーズネスト製10式戦車用アンテナSetを使用した。実車のアンテナの雰囲気が出るが、すぐに曲がってしまうので扱いにはそれなりに注意が必要だ。




by gramman | 2014-08-21 23:35 | 模型 | Trackback | Comments(0)

第64回高田駐屯地創設記念行事

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高田公園の桜はいよいよ見納めとなり、高田百万人観桜会も最終日となる4月20日、毎年恒例の高田駐屯地創設記念行事が執り行われた。今回で64回目となる今年は天候に恵まれ、さながら冬が訪れたかのような寒さと冷たい雨の中、3時間座り続けた昨年の創設記念行事を思い出すと天と地ほども差があった。



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どうしても午前中は都合がつかず祝典行事は欠席。午後の装備品展示から参加した。

昨年夏に旧軍時代からあったという37号、38号隊舎は取り壊され、今年から隊舎があった場所は砂利になっていた。この他にもグラウンド中央に東西にわたって舗装道路が増設され、駐屯地内部は今までとは少し趣の違った感じだ。加えて祝典行事に使用される観覧席は今年からグラウンドの北寄り、南向きに設置されるようになった。ここ数年観覧席はグラウンド南側、北向きに設置されるのが通例になっており、マニアの間からは「祝典行事の背景に妙高山が見えなくなって寂しい」と嘆く声も聞かれていたが、今年からは祝典行事の最中妙高山を望むことが出来る。ちなみに新しく建てられた建物が何なのかは確認できなかった。



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最初は昨日のパレードにも登場した82式指揮通信車。第2普通科連隊本部管理中隊所属。マフラーにはサビが浮き、車体各部の塗装の剥がれも目立つ。いくら陸自の物持ちが良いとは言ってもそろそろ更新の時期だろうか。



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こちらは高田に今年初登場の新装備、中距離多目的誘導弾だ。第2普通科連隊本部管理中隊所属。装備的に対戦車小隊が運用するのだろうこの多目的誘導弾は87式対戦車誘導弾、通称「中MAT」の後継装備であり、2004年から開発が開始されたが制式採用ではなく部隊使用承認という形をとっているため装備名の頭に「〇〇式」の文言が付かない。

中MATの後継として開発されたとはいえ、近年の状況を考慮して対舟艇、対装甲・非装甲車両、対人、対構造物など様々な標的に対応しているとされる。中MATや79式対舟艇対戦車誘導弾、通称「重MAT」が車両から降ろして運用しなければならないことと比べるとこの中距離多目的誘導弾は高機動車に発射機と追尾装置、さらに自己評価装置を一体化したシステムを搭載しているため従来の対戦車誘導弾に比べて非常に機動性が高いのが特徴で、これからの普通科火力を担う存在として期待がかかる。車体後部のアンテナは無線通信用であり、目標評定用のレーダーは使用時に上部から起立する。

今年、あるいは昨年度末に高田に導入されたばかりの車両のようで、車体の塗装はツヤがまだ残っており、ナンバープレートは真っ白であった。よく観察していくと車体自体は高機動車のままで特に改造は施されておらず、高機動車にシステム一式を固定しただけだ。他の誘導弾はそれなりに高機動車の車体に改造が施されていたが、こういったところに金をかけないのは考え方としては正しいだろう。21年度予算で10セットあたり41億円が計上されており、単純に1両4.1億円となる。陸自の車載式誘導弾としては廉価な部類だ。



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普通科が保有する火砲としては最大の装備が120mm迫撃砲RTだ。第2普通科連隊所属。仏トムソン-ブラーント社が開発し、陸自では豊和工業がライセンス生産したものを使用している。砲自体の重量は582kg、最大射程は約8100m、推進弾を使用すれば最大約13000mの射程を確保できる。砲に車輪がついているため砲口にフックを取り付けて高機動車で牽引が可能。



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こちらも昨日のパレードにも参加した普通科期待の軽装甲機動車。通称「LAV」。第2普通科連隊第3中隊所属。モデルチェンジの速い民生品を数多く採用しているためあえて正式名称に「〇〇式」とは入れていない。その甲斐もあって約630万円という驚異の低価格を実現している。これが全国の陸自部隊に配備が進んだ大きな要因である。

LAVに固定武装はないが、車体上面ハッチに全周旋回可能なターレットと防楯付き銃架を取り付けることが出来、5.56mm機関銃MINIMI等を据え付けて射撃することができる。01式対戦車誘導弾をこのLAVから射撃するパフォーマンスは、昨年の模擬戦闘訓練でも紹介されていた。装輪車らしく最高速度100km/hを発揮するが、総重量は約4500kgと重く、1/2tトラックと比してフロントの視界が悪い、乗車時の快適性が悪い等の不満も出ているようだ。



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普通科の分隊支援火器として多く配備されているのが5.56mm機関銃MINIMIだ。ベルギーのFN社が開発し、陸自では住友重機械工業がライセンス生産したものを使用している。89式小銃と同じ5.56×45mmの小銃弾を使用する。

弾倉なしの状態で重量は6.9kgと比較的軽量。発射速度はベルト給弾時が725発/m、マガジン装着時が1000発/m。この装備については製造元の住友重機械工業では過去数十年間に渡り検査データを改ざんし、要求性能に満たない機関銃を防衛省に納入したとして指名停止処分されているが、部隊では特に変更なく使用され続けている。



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ミサイル全盛の時代にあってもまだまだ普通科火力の要として使用されるのが84mm無反動砲だ。愛称は「カールグスタフ」、生産元のCarl Gustav Stads Gevärsfaktori社がその由来だ。長年対戦車火器として使用されてきたが携帯型対戦車兵器としては旧式化したため、改編された部隊を中心に軽MATにより更新されているが、榴弾、対戦車榴弾、照明弾、発煙弾の4種類が使用できる強みから今なお多くの部隊に使用されている。重量は14.2kg。「無反動砲」であるが故に弾薬の発射時には後方に高圧のガスが噴き出すため、発射時には周囲の環境を確認する必要がある。後部の表記から第310施設中隊の備品と分かる。



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前述の84mm無反動砲の後継として対戦車戦闘用に導入されたのが01式軽対戦車誘導弾、通用「軽MAT」である。第2普通科連隊が保有。84mm無反動砲の後継として開発されたため徹底した小型化が図られ、システム重量は個人携帯が可能な17.5kgを実現している。発射時の後方への爆風も少ないため、前述の軽装甲機動車のような車上での運用も可能。発射速度は4発/m。最大射程は非公表で、飛翔速度は4km/m。

発射筒を保護するため移動時には前後に黒い発砲スチロールが取り付けられているが、発射時はもちろん取り外す。



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こちらも普通科の火力を担う110mm個人携帯対戦車弾。別名パンツァーファウスト3。独ダイナマイト·ノーベル社製の携帯対戦車兵器で、ロケットブースター付き弾頭使用の無反動砲の一種である。装備自体はあくまで「砲」ではなく「弾」であるため「対戦車弾」という聞きなれない名前が使われている。全備重量13.9kg、固定目標に対する最大射程は400mである。展示品はもちろん実弾ではなく訓練用の模擬弾である。



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続いては施設科装備。第308施設中隊所属の75式ドーザだ。どちらが前かわからない、でお馴染みの装備だが正式にはブレードのない側が前になる。よって観閲行進時にはブレード側を後ろにして進んでいく。知らないと何とも不思議な光景だ。

走行を有する唯一の施設科車両であり、災害派遣や海外派遣の実績もある。近年は装備の更新時期が来ていることもあり、様々な機能を併せ持った施設作業車への更新が進んでいるようだ。全備重量約19.2t。



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第307施設器材中隊所属の81式自走架柱橋。昨日のパレードにも参加していた高田の施設隊を代表する装備だ。1両に搭載されている橋は10mで、最大60mの橋梁を構築できる。全備重量は22,400kg。路上最高速度は85km/h。主に油圧操作によって橋を繰り出すため、機構が非常に複雑なのが一目でわかる。油圧のホースがあちこちに取り回されており、これを整備する隊員の苦労が容易に想像できる。



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続いて他駐屯地からの遠征装備。宇都宮駐屯地所在の第12特科隊第1中隊所属、155mmりゅう弾砲FH70だ。いかにも「大砲」といったフォルムは今年も大人から子供まで大人気だった。

FH70はもともと欧州で共同開発された榴弾砲であり、メンテナンスの容易さと安価なことから陸自でも導入された経緯がある。完全に自走するための装置は有しておらず74式特大型トラックがベースの中砲けん引車によって移動するが、1800ccのスバル製水平対向エンジンを搭載しており、16km/hの速度で自走することが可能である点が特徴的だ。

最大射程は通常弾で24km、推進弾を使用した場合30kmの長射程を実現している。俯仰角は-5.6°〜+70°、旋回角は56°まで可能。最大発射速度は3発/15秒であるが、持続射撃する際は6発/mが最大発射速度とされている。陸自特科部隊を代表する主力火砲であったがさすがに老朽化が否めず、重装輪回収車の車体部を流用した装輪式の火力戦闘車が後継装備として開発されている。



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富士駐屯地所在の教育支援施設隊より96式装輪装甲車が参加。通称「WAPC」だ。陸自初の装輪車は82式指揮通信車に譲ったが、陸自初の装輪式装甲車はこのWAPCだ。73式装甲車の後継として開発された。

先代の73式装甲車は結局のところ機甲化に随伴する普通科に優先して配備されたため全国の普通科の機械化を達成するまでは行き渡らず、25mm機関砲と重MATで武装した89式装甲戦闘車は現用主力戦車2両分のコスト高のため北海道の機甲師団にしか配備されなかった経緯があるが、WAPCは民生部品を流用することでコストを下げており、全国の普通科以外の部隊にも幅広く配備が進んでいる点が評価される。1両あたりの単価は約1億円と推定される。

制式化にあたっては特に全幅に留意されており、一般公道走行時に手続きがいらない2.48mに抑えられているため正面からのシルエットは装輪式の装甲車としては非常にコンパクトに見える。路上最高速度は100km/h、乗員が2名と後部乗員席に最大12名が乗車可能。これは他国の装輪装甲車と比しても遜色ない性能だ。武装は本車のように40mm自動てき弾銃を備えたものと、12.7mm機関銃M2を搭載したものが存在する。それぞれ「A型」「B型」と呼称されるが、取付基部が全く異なるためそれぞれの互換性はない。ちなみに調達数に占める割合はA型が10に対しB型は1と言われる。



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79式対舟艇対戦車誘導弾、通称「重MAT」が新町駐屯地の第12対戦車中隊より参加。名前の通り1979年に制式化された対戦車誘導弾であり、日本の国情を反映して舟艇に対しての攻撃にも対応できるようにされている。システムは発射機1型及び2型、照準器、送信器などからなり、2両の1/2tトラックにより運搬される。1/2tトラックは専用のものとされるが車上での発射は出来ない。

有効射程は4000mとされ、飛翔速度は約200m/s。有線式の半自動指令照準線一致(SACLOS)誘導方式を採用しており64式対戦車誘導弾の倍の飛翔速度を誇るが、誘導手が目標をとらえ続ける必要があるため、現代の基準では操作員のサバイバビリティには不安が残る。弾頭は対戦車榴弾と対舟艇榴弾を選択できる。

なお、「対戦車隊」として陸自で運用されている隊は、第12対戦車中隊を含めて4個しかない。



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いよいよ今年の大本命、駒門駐屯地、第1戦車大隊第1中隊所属の10式戦車が高田に登場した。過去74式戦車の参加ばかりであったが第1戦車大隊より参加することが多かったため第1戦車大隊に10式戦車配備の報を聞き「もしや」と思ったら読みが当たった。個人的には可能性は30%くらいかと思っていたが、陸自側のほうがウワテだった。

10式戦車と言えば言わずと知れた陸自の花形装備である。主砲に44口径120mm滑腔砲を採用、全備重量44tとしながらも最高速度70km/hを発揮。C4Iシステムによってこれまで以上に味方との連携が取れる世界で一番新しい第4世代戦車である。第1戦車大隊では24年12月より運用されている。

一見して74式と同等くらい、スマートに見える印象だ。特徴的なモジュール装甲も実車ではそれほどゴテゴテした感じを受けなかった。車体各部に塗装の剥がれが見受けられたり、現用装備として使用されている感が随所にあふれていた。

今回の展示に際しては車体周囲2mほどにロープを張り渡し、写真撮影はその外側で行ってほしいとの指示だった。さすがに登場間もない装備とのことで人だかりもすごく、細部は観察できないにせよ全体を撮影するには適していたのでこの方法には個人的には賛成だ。ただ模擬戦闘訓練では10式戦車がその機動力を見せつけてくれたのかがとても気になる。



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最後は北宇都宮駐屯地第12ヘリコプター隊第1飛行隊所属のUH-60JAだ。もはや高田でもおなじみの存在となった。

陸自の航空戦力を代表するUH-60JAは米軍のH-60系ヘリを系譜とする多目的ヘリで、救難を主任務とするUH-60Jをベースに、赤外線暗視装置(FLIR)、航法気象レーダー、GPSや慣性航法装置による自動操縦機能に加えて、エンジンの排気口へ装着された赤外線排出抑制装置(IRサプレッサー)やワイヤー・カッター(進路を妨げる電線やワイヤートラップなどを切断する)、チャフ・ディスペンサー、IRジャマーを追加装備して航空輸送にも対応できるよう改良したものである。機体両脇に増槽を追加しており航続距離は1295kmと長大になった。

固定武装はないがキャビンドアに12.7mm重機関銃M2を、5.56mm機関銃MINIMIをキャビンドアとガナーズドアに搭載し、ドアガンとして運用することができる。M2を搭載してのドアガン射撃は高田でもその雄姿を披露してくれたことがある。輸送ヘリではなくあくまで多用途ヘリであり、機体下に車両を吊下したりする運用は行われない。



装備品展示はこれで全てであった。毎年ヘリは3機ほど飛来するのだが、今年はUH-60JAが1機を少々寂しい年になった。1週間前には高田駐屯地に着陸するCH-47JAを目撃しているので、当初参加する予定だったのが何らかの理由で不参加になってしまったのかもしれない。

全体的に空きが目立つ装備品展示となったが、今年は10式戦車が見れただけでも良しとしよう。来年はぜひ10式が模擬戦闘訓練に参加する姿を見たいものである。
by gramman | 2014-04-20 23:16 | ミリタリー | Trackback | Comments(2)

タミヤ・陸上自衛隊90式戦車

1/35スケールの90式戦車の決定版がこのタミヤ製の90式だ。デビューから20年以上経ちながら、未だこれを超える1/35キットは現れていない。



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タミヤからディテールアップパーツが出ているようだが、今回は仕様せず。例によって伸ばしランナーで砲塔の通信アンテナを再現(長さは目測)し、車体後部のワイヤーはホームセンターで入手した1.0mm径の本物のワイヤーに置き換えた。車体の迷彩はタミヤアクリルカラーXF-72茶色(陸上自衛隊)、XF-73濃緑色(陸上自衛隊)で筆塗りした。この90式のベルト式履帯は少し雰囲気を悪くしてしまうが、そのままキットを使用した。最近連結式のアフターパーツも発売されたようなので、気になる方は置き換えても良いかもしれない。



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砲塔の旋回と砲身の上下が可能。搭乗員の戦車帽は74式戦車搭乗員のものとは異なる。砲塔後部の横風センサーは可動状態にも組み立てられるが、今回は固定した。



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所属は第1機甲教育隊第3陸曹教育中隊とした。砲塔側面に描くマーキングが存在しないので、いささか大人しい雰囲気だ。ちなみにこの第3陸曹教育中隊は2002年に廃止されている。





90式戦車の動画を見つけたので貼っておく。偶然にも、第1機甲教育隊第3陸曹教育隊所属の90式が登場している。
by gramman | 2013-05-27 21:49 | 模型 | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地創設63周年記念行事②

引き続き高田駐屯地創設63周年記念行事の模様をお届けする。午後からは装備品展示だ。



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残念ながら空挺団の出番はなかったが、会場の一角には空挺団のブースが設けられ、落下傘装備の体験などが行われていた。その傍らに泊まっていた高機動車を撮影。この他にも空挺団の1t半トラックが確認できた。



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会場の注目を一身に集めていた第1戦車大隊第2中隊の74式戦車。第1戦車大隊にはすでに新型10式戦車の配備が始まっているが、さすがに今年は派遣されなかったようだ。なぜか車高が一番低い状態に設定されていた。



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第12特科隊の155mmりゅう弾砲FH-70。展開状態で展示されていた。名称に「自走」とはつかないが、スバル製エンジンにより短距離の自走が可能(一説によるとよく知られた2000ccの水平対向エンジンらしい)。



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第2普通科連隊本部管理中隊の82式指揮通信車。この車体で路上で最高時速100km/hを誇る。小銃程度の銃器に対する防弾性能はあるが、装甲車とまではいかない。それでも今の主流である装輪装甲車の元祖とも言えるだろうか。



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第2普通科連隊第3中隊の軽装甲機動車。今年から高田にも配備が進んでいるらしく、大量に見かけた。民生品を流用し、自衛隊の装備としては安価な部類に入る。軽装甲の名の通り砲弾等重火器に対する抗甚性はないが、1/2tトラックなどの装甲を持たない装備しかなかった普通科部隊からすれば、まさに待望の装備と言えるだろう。



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第5施設群隷下、第307施設隊の81式自走架柱橋。自衛隊の73式大型トラックをベースに、荷台に組み立て式の橋梁を搭載した装備だ。橋柱を立て、そこに橋を敷設までの一連を自動的に行える画期的なものだ。戦時のみならず災害派遣等でも活躍している。設置した橋は74式戦車以下、ほとんどの陸自装備が通過可能。(開発時に50tクラスの90式戦車が無かったため、90式戦車回収車など90式ファミリーは通行できない)



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中央即応連隊第1中隊所属の96式装輪装甲車。96式装輪装甲車とセットでもある96式40mm自動てき弾銃ではなく12.7mm重機関銃を搭載するマウントを装備したB型だ。操縦席の風防は脱着可能で、取り外すとペリスコープ付きのハッチが出現する。なおこの風防に防弾性能はない。



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施設教導隊水際中隊の94式水際地雷敷設装置。地味な装備の多い施設科の中でも注目を浴びることが少ない装備の1つだ。いわゆる水陸両用車の1つで、地上走行用のタイヤと水上航行用のプロペラを装備しており、船舶としての機能も考慮されているため車体の形状は奇異だ。本来の任務は海岸部等に上陸用舟艇の接岸を阻止するための地雷(厳密には機雷)を敷設することであるが、東日本大地震の際には地雷の積載部分にダイバーを載せ、行方不明者の捜索にも使われたようだ。



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今年は出番のなかった第12ヘリコプター隊のCH-47JA。相馬原駐屯地に駐屯する第2飛行隊の所属だ。



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同じく第12ヘリコプター隊のUH-60JA。北宇都宮駐屯地に駐屯する第1飛行隊の所属だ。去年の模擬戦闘訓練ではドアから12.7mm重機関銃の射撃を見せてくれ、空中機動旅団としての第12旅団の主役となってくれたが、今年は完全にゲストだった。



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第12ヘリコプター隊本部付隊のOH-6D。観測・練習用として導入されたが練習用ヘリコプターにTH-480Dの導入が始まり、OH-6Dも徐々に退役しつつあるようだ。窓の大きい本機は偵察用としても活躍している。



今年の装備品展示は以上だった。天候が良ければ小銃の展示などもしたのだろうが何せこの雨がすべての原因だ。来年こそは晴れることを願う。
by gramman | 2013-04-24 21:53 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)