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クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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タミヤ・1/35 陸上自衛隊 74式戦車(冬期装備)

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もう相当な回数製作しているタミヤの74式戦車を、史上最高の出来にしようと取り掛かった作品。キット自体は1993年9月発売となっているが、この冬季仕様の前に発売されたモーターライズのキットがベースなので、金型は相当頑張っている。例によって冬季仕様にはしたことがないので、タミヤの自衛隊濃緑色と茶色を使い、夏期迷彩で塗り分けた。所属は今は無き第8戦車大隊としたが、このデカールはキットに付属せず、アフターパーツの10式戦車用のデカールを流用した。部隊マークは10式用なので実際の74式用のマークよりかなり小さいことに貼ってから気が付いた・・・。



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ヘッドライトは通常のライトと赤外線ライトがセットになっているが、配備されている74式を見ると操縦手側の赤外線ライトが無いことが多いので、切り飛ばした。全面のガードは0.3ミリ真鍮線で現物合わせで再現した。ちなみにペリスコープは蓋が無い状態なので、これも現物合わせで透明プラ板を切ってはめ込んでおく(キット同梱の赤外線投光器の再現に使う透明プラ板が役に立つ)。



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キットではバトラー装着のため取り外されている砲身基部の覆いも再現。白色プラ板を熱にあてながら、砲身に合うように地道に曲げる。実車を見ると9割方覆いが着いているが、無い車両もあるので割切って再現しないのもありだ。



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教育部隊では見られないが実戦部隊では取り付けられることの多い後部フェンダーの泥除けも再現してみた。これは配備時点では装着されておらず、車体を綺麗に保つため各部隊の整備担当が取り付けられる。様々な形状があるので、イメージで適当に長さを区切ってプラ板を貼りつけただけだ。



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戦車搭乗員は冬季仕様の服装の隊員を通常の迷彩色で塗ってみた。寒い時期の演習という想定だ。無線アンテナは0.5ミリ真鍮線を感覚で長さを合わせて装着。砲塔のペリスコープも透明プラ板を現物合わせで装着した。ちなみにペリスコープの大きさは全部異なるので地道に。12.7ミリ機関銃の弾薬箱受け部には穴が開いているので、ピンバイスで貫通させずに穴開けした。これで機関銃を上に向けても恥ずかしくない。



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ワイヤーは手持ちの金属製のものと置き換えた。キャタピラはアフターパーツを使えば実感が高まるだろうが、本体が2つ買えるほど高額なので買わず。連結履帯は組むのも面倒だ。熱でたわみを再現したかったが思うように柔らかくならず、あきらめた。



と、こんな感じでいろいろ手を入れて完成まで約2ヶ月。それなりに早く完成したほうか。

by gramman | 2019-05-05 13:55 | 模型 | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設69周年記念行事

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毎年恒例の陸上自衛隊高田駐屯地創設記念行事が平成31年4月21日日曜日に開催された。駐屯地開放は午前9時からで、午前8時40分には現地に到着。今年は高田城100万人観桜会の会期と重ならなかったため駐車場の確保には苦労しなかったものの、開放を待つ長蛇の列が。おそらく過去最高の待ち人数であった。観覧席の確保に一抹の不安を感じながらも午前9時の開門と同時に入場。待つ人々の数の割には、狙っていた観閲台右側の一般席をあっさり確保することが出来た。

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午前9時30分から部隊進入開始。同45分には観閲部隊幕僚も揃い、整列完了した。



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国旗掲揚のあと部隊執行者による観閲。執行者である高田駐屯地司令は新制服を着用していた。



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執行者訓示、来賓祝辞などに続いて観閲行進。徒歩行進は第2普通科連隊の第1から第3中隊、新隊員教育隊の2個区隊、第48普通科連隊の第1普通科中隊が行進した。

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徒歩部隊のあとに車両部隊が行進。第2普通科連隊保有の装備が次々行進した。特に説明は無かったが偵察オートは本部管理中隊情報小隊、中距離多目的誘導弾は本部管理中隊対戦車小隊だと思われる。軽装甲機動車は導入当初こそ第3中隊所属車両のみであったが、最近では第1第2中隊所属の車両も良く見かけるようになった。

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続いて第5施設群と隷下部隊が行進。相変わらず75式ドーザの轟音はすさまじく、走行時には地面に震動が直接伝わるほどであった。

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東部方面後方支援隊隷下の第102施設直接支援大隊第2直接支援中隊と、第12後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊の車両。

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続いて他駐屯地の装備品。毎年参加の第12対戦車中隊(新町駐屯地)所属の87式対戦車誘導弾とその搭載車両。模擬戦闘訓練にも参加してくれるのだが、観閲行進でも誘導弾本体は見えない上、模擬弾の発射もできず、なかなか存在感をアピールできないのがもどかしい。

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第12高射特科中隊(相馬原駐屯地)所属の93式近距離地対空誘導弾。とにかく価格の高い装備品というイメージが強い。

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第12特科隊(宇都宮駐屯地)所属の155mmりゅう弾砲FH-70。模擬戦闘訓練では派手に空砲射撃を行うことができる貴重な存在だ。

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第12偵察隊(相馬原駐屯地)所属の87式偵察警戒車。模擬戦闘訓練では敵戦車役も敵AFV役もこなす。

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施設教導隊(勝田駐屯地)所属の96式装輪装甲車。昨年までは富士教導団隷下の教育支援施設隊から参加することが多かったが、今年は施設教導隊からの参加となった。

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武器学校(土浦駐屯地)所属の74式戦車。昨年から2年連続の参加だ。



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模擬戦闘訓練の設営準備の間、高田新発田駐屯地富士学校合同音楽クラブの演奏、高等工科学校のファンシードリルが披露された。ファンシードリルは最後に1発だけ全員一斉に空砲を撃つのだが、毎回必ず驚く人がいて面白い。設営準備中の敵役の隊員が防弾チョッキを着用している点に注目。




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模擬戦闘訓練では会場右手側を敵勢力に占領された「関山の台」と仮定、歩兵および戦車によって不当に占領されている状況である。情報小隊の偵察オートをと87RCVによって敵情を解明、攻撃部隊を展開させる。

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会場左手、味方陣地に迫撃砲、中距離多目的誘導弾を主幹とする攻撃部隊が展開、会場正面に狙撃手がUH-60JAヘリより潜入した。狙撃手の説明のために、会場左手から右手にただ単に歩いていった狙撃手の格好をした隊員がシュールきわまりない。

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特科による攻撃準備射撃のあと普通科隊員が展開。敵陣地への接近を試みる。真ん中で左右の隊員に指示を出しているのが小銃小隊長だろう。

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敵陣地入口に地雷が埋設されていることが判明、煙幕を炊き、その間に92式地雷原処理車にて地雷を処理する。この日は煙幕も模擬爆弾もかなり奮発したようで、会場右手側の観客に容赦なく煙が流れて行った。

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地雷処理により敵陣地が啓開されたため、特科による突撃支援射撃最終弾弾着と同時に普通科が戦車を先頭に突撃。

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味方部隊が敵陣地を奪取、訓練担当中隊長が終了を報告し、状況終了となった。



午後からは装備品展示。
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珍しくなくなったのか誰も寄り付かない軽装甲機動車。おかげで写真を撮るのに苦労しなかった。

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一方でこちらは人気だった87式偵察警戒車。乗務員帽をかぶっての記念撮影が好評だったようだ。

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シャッターを閉めた状態の82式指揮通信車。高田には1両しかいないはずで、昨年と同じ車両だと思うが急速に退色が進んでいるので心配だ。

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こちらも注目されていなかった中距離多目的誘導弾。まだまだ秘匿事項が多いようで、発射機も収納状態で観察できる箇所が少なかった。

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これは人気だった自走架柱橋。メカ的な面でなく、運転台に乗れるというのが人気の要因だった。そしてとりあえずクラクションを鳴らしてみるのもお約束。

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機体内部に入れるとのことで大人気だったCH-47JA。操縦席にまで入り込んでいる人がいた。

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こちらは会場端で渋いファンが多かったUH-60JA。M2機関銃を据え付ける架台を見ることが出来たのは初めてだ。

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これも大人気FH-70。とにかく子供が砲手席に乗って砲身を上下、左右に動かしていた。今回注目したのは操縦装置部分で、ペダル類とメーターを確認。シート下にブレーキのマスターシリンダーがあった。また手元には前進3速、後進1速のシフトノブも確認できた。最高速度16km/hと言われる中で3速も必要なのかと思ったが。また操行装置が見当たらないので、どうやって曲がるのかも疑問だ。

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74式戦車はやっぱり人気だった。子供のみならず結構な数の大人たちも戦車帽をかぶって写真撮影していた。

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96式装輪装甲車。ずっと気になっていた上部に装着されたものは70式地雷原爆破装置を搭載するための装備だと推察される。この状態を知識として知ってはいたが実物を見るのは初めてだ。おそらく73式装甲車に搭載される装備品を96式WAPCにも搭載したのだろう。

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87式対戦車誘導弾が車両から降ろされている形で展示されていた。装備品そのものよりも傍らに立つ隊員に注目がいってしまう。防弾チョッキに89式小銃のラバーガン、右腰には9mmけん銃と見どころ満載だ。



【今回の一番のハイライト】
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完璧な伏射の姿勢で、模擬戦闘訓練のベストショットを狙う陸自広報官の本気を見た。

by gramman | 2019-04-27 16:27 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

ファインモールド・陸上自衛隊 73式小型トラック(MAT装備)

久しぶりに完成させたプラモデルは、ファインモールドの64式対戦車誘導弾を装備した73式小型トラックだ。



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造形に定評のある、ファインモールドの旧型の73式小型トラックをベースに、64式対戦車誘導弾を搭載した姿を再現したのが今回のキットである。以前に同じくファインモールドの106mm無反動砲を搭載したモデルも製作したが、基本的な部分はほぼ同じで武装の搭載が異なっている。

64式対戦車誘導弾は文字通り1964年に制式化された国産初の対戦車ミサイルである。通称はMAT(Missile Anti Tank)。開発は航空機に造詣がある川崎重工業が行った。システムは誘導弾本体、運搬用コンテナ兼発射台と、変圧器等を内蔵した射撃装置からなる。誘導方式は手動指令照準線一致誘導方式で、ミサイルと射撃装置はケーブルで結ばれており、ミサイル後部の発光灯を目印に射手がジョイスティックによる操作を行なう方式であった。複雑なレーダー装備を必要としないため73式小型トラック(配備当時は1/4tトラック、開発当初はトラックのけん引トレーラに積載)1台で全て運用可能なコンパクトなものであった。射手が目視で目標まで誘導させるため、飛翔速度は85m/sと決して速くは無かったが有効射程は1800m程度とされ、隊員の練度次第では目視できない目標に命中させることも理論上可能であった。

当時世界ではこの誘導方式が主流であり、他国の装備と比しても遜色ない性能を有していたが、いかんせん発射時に大量の噴煙を発生させるため発射地点を敵に特定されやすく、また目標に命中するまで誘導を続ける必要があり、敵に発見、反撃された場合の生存性も問題であった。後継装備となる79式対舟艇対戦車誘導弾が制式化されると徐々に調達数は減少していき、その後87式対戦車誘導弾、01式軽対戦車誘導弾とさらなる新装備が登場し、64式は1990年代にひっそりと生産を終了、2010年頃にはすべて退役したとみられ、今では全国どこの部隊へ行っても現役を姿を見ることはできない。



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上の画像が移動時、下の画像が発射時の様子である。キットでもミサイル発射機は可動で再現される。キットではミサイルが装填状態で再現される。ミサイルの青帯は訓練弾を表している。前述のように部隊内での略称は「MAT」であるが、ミサイル発射機の側面には「ATM」と表記される。本来対戦車誘導弾は「Anti Tank Missile」と訳されるべきであるが「アトム」つまり核兵器を連想させるため「マット」になった、というのは有名な話である。当時の日本は自衛隊の法的立場も確立されず、日米安全保障条約のあり方を巡って揺れており、外部で使われることのない軍事用語にまで気を遣わなければならなかったのは、まだまだ自衛隊という組織が日陰者であったことを如実に示すエピソードである。



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例によって車体の塗装はタミヤの自衛隊OD色でスプレー塗装、シャシーは黒いサフェーサー1500のスプレー塗装で仕上げた。本来シート部分もOD色ではなく濃いグレーに塗るよう指示されているが、実車を見るとオリーブ系統の色に見えたので、OD色のままとしておいた。

所属部隊は付属のデカールで富士学校、空挺団とともに選べる群馬県新町駐屯地の第12対戦車隊とした。第12対戦車隊の車両は以前の駐屯地祭で見かけた記憶があり(と言っても20年近く前だが)、思い入れもあるのでこの部隊にさせてもらった。64式対戦車誘導弾を自分で撮った写真もあるはずなので、またの機会に探してみようと思っている。



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最後に少し解説。助手席に置いてあるのが目標を評定する双眼鏡で、これを見ながら後部座席にある射撃装置でミサイルを操作することとなる。双眼鏡は助手席で使うのではなく、実際は地面に下して三脚を開いて使う。助手席には三脚を閉じて収納する輪っかがついている。射撃時は乗員は車外に対比していたものと思われる。乗車状態で射撃すると真横を通るので、ミサイルの発射炎がさぞかし怖いことだろう。余談だが射手になるには相当の訓練が必要だったようで、嘘みたいな話だが当時の64式の配備先にはミサイルの操縦に慣れるため練習用のカーラジコンがあったそうである。

by gramman | 2019-01-14 22:56 | 模型 | Trackback | Comments(0)

トランペッター・1/35 日本 陸上自衛隊 87式 偵察警戒車

本当に久しぶりになってしまったプラモデルの記事を掲載。題材は購入から何年か越しで完成した陸自87式偵察警戒車だ。以前に訪れた新発田駐屯地の創設記念行事に触発されて購入したので1年半ほど経っていると思われる。買ってからもっと年数の経っているキットもたくさんあるのでなんとかしたいところだ・・・。



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87式偵察警戒車は陸自の保有する偵察用装備である。略称は「87RCV」、愛称は「ブラックアイ」であるが、部隊内では「RCV」と呼称される。概要を簡単に言えば82式指揮通信車のコンポーネントを流用し砲塔と偵察員室を増設したものである。製造は小松製作所だが、いすゞ製ディーゼルエンジンを搭載、装輪式の強みを生かし路上最高速度100km/hを発揮する。高速道路も自走できるため部隊展開はもちろん、駐屯地祭への参加も容易である。主武装にエリコン社製25mm機関砲、副武装として同軸に74式車載7.62mm機関銃を搭載する。25mm機関砲はAFV程度の装甲なら貫徹可能とされる。



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キットは現在1/35スケールで唯一プラキット化しているトランぺッター製。例によって気になるところは多いが、気長に組み上げると全体のプロポーションは悪くない。説明書は細かいところの説明が省略されているので、製作に際しては実車の写真を多用する。申し訳程度のエッチングパーツもついてくるが、扱いやすいのがありがたい。塗装はタミヤの自衛隊色を筆塗り。10式戦車や16式機動戦闘車は迷彩のパターンが決まっているが、今回はやりたいように気ままに進めた。

総輪車両はその特性上どうしても足回りにスペースが必要となるので、組んでみると全体の腰高感は否めない。また、1987年から2005年まで調達された関係だろう、細部が異なっている個体が多く、トランぺッターのキットは初期のものを再現していると思われるのでその年代の資料を収集したほうが組みやすい。後部カメラは現在は角ばったより小型のものを採用しているし、ボディサイドのリフレクターの位置、色も異なるものが多い。無線アンテナもキットでは0.5mm真鍮線で再現したが、最近の広域多目的無線のものはより太いものになっている。

陸自定番装備のワイヤーは、キット付属のタコ糸ではなく手持ちの1mm金属ワイヤーに置き換えた。またキットにはバックミラーが再現されるが、公道走行時しか装着されないので、今回は外した状態とした。外した状態にするための基部はついてこないのでそれらしく見えるジャンクパーツをくっつけただけのまったくの創作状態なので、あまり注目してほしくない。

余談だがキットにデカールはついてくるもののあまりアテにしてはいけない。キット指定の銘板はサイズが合わないうえ、思いっきり「90式戦車」と書いてあるので、サイズ違いの3枚付属する銘板っぽいデカールのうち中くらいのサイズのを貼ったが、本当は何用なのか、何と書いてあるのかは分からない。

車台後部にはジュリ缶が載せられるラックがあり、ジュリ缶もパーツとして付いてくるが、ジュリ缶に施される「防衛庁」のデカール、留め具、バンドも無いのであえて搭載しない状態とした。これらの不満を解消するため、ピットロード社からライオンロアのエッチングパーツ、細部のデカールをセットした商品がラインナップされているので、気になる方はそちらを入手してもらいたい。



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砲塔は360度旋回が可能。機関砲部分は実車では俯仰角-10~+45度の範囲で可動する(模型では不明)。砲塔には車長と砲手を載せた。訓練風景を再現していないので、顔へのカモフラージュ塗装は行わなかった。ちなみに砲塔部分に乗り込むのは車長と砲手だけで、前部右側(ペリスコープが3枚のハッチ)が操縦手、その隣のハッチから前部偵察員が乗り込む。後部には後ろ向きに後部偵察員が乗り込む。車体後部に走行時に路肩側となる左側にペリスコープがついているのはそのためである。



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偵察装備に勢ぞろいしてもらった。所属を第1偵察隊としたのは前の1/2tトラックと合わせたかったからという理由のほかに、砲塔に部隊マークを描かないという理由もあった。他の偵察隊は砲塔側面に部隊マークが描かれることが多い。ちなみに第1偵察隊の表記はデカールに含まれないので手持ちのデカールを使った。



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おまけでついてくる普通科隊員のフィギュア。トランペッターからは82式ファミリーであるCCV、87式RCV、化学防護車の3種がラインナップされておりそのすべてに全く同じ普通科隊員フィギュアがおまけでついてくる。89式小銃とカールグスタフを持った突撃の姿勢をとる普通科隊員3名であるが、あまり動きに意味がなくジオラマには正直使いづらいが、ただ捨てるのももったいないので立体化してみた。

by gramman | 2018-11-04 17:13 | 模型 | Trackback | Comments(0)

タカラトミー・トミカNo.96 自衛隊 高機動車

トミカ2018年10月の新車はまさかのラインナップ、自衛隊の高機動車だ。



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もはや街中でもよく見かける装備となった高機動車。自衛隊の中でも有名でありながら模型化にはあまり恵まれなかった車両であったが、採用から20年以上経って、ついに王道トミカに登場した。あえて「陸上自衛隊高機動車」とは名乗っていないが、海自、空自では高機動車の民生仕様であるメガクルーザーを使用しているので、実質陸自専用装備である。唯一空自では基地防空用対空誘導弾(陸自の11式地対空誘導弾発射機を高機動車のシャシーに載せたもの)を装備しているが、これは例外中の例外だ。

野外での活動を主任務とする陸自の車両であるがゆえに悪路走行性能を追求しており、エンジンはトヨタ製直列4気筒直噴ディーゼルエンジンを搭載(現行型は日野自動車製)、最低地上高を稼ぐため駆動はハブリダクション仕様とされた。



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察しの良い方ならお気づきだと思うが、実は荷台の幌は外すことが出来る。今回最大の見どころはこの幌を外した状態で、室内がただならぬ熱意を感じられるほど作りこまれている。運転台周辺はもちろん、隊員が乗車する座席、後部のバーなど実車の雰囲気をよく再現している。トミカは3歳以上を対象年齢にするために誤飲を防止するなどの観点から、製品化するには様々な制約があったことだろうが、よくぞここまで再現できた。これは幌を外さずに遊ぶのはもったいない。

ちなみに初回特別仕様は乗員2名、後部に隊員8名がフル乗車したフィギュアが載った仕様となる。初回特別仕様をたくさん並べて観閲式を再現したい諸兄はそれほど多くないと思うが、例によってすぐに売り切れていた。

これでトミカで発売中の自衛隊車両は軽装甲機動車と高機動車となった。さらに昨今のトミカのラインナップを見ていると予想外の車両が見受けられるので、ここは3トン半トラックの登場にも期待したいところだ。もちろん初回特別仕様は荷台に隊員フル乗車仕様で、陸上自衛隊中央観閲式を再現できるようにしてもらいたい。

by gramman | 2018-10-31 21:18 | ミニカー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊新発田駐屯地 創設65周年記念行事

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平成30年5月13日、陸上自衛隊新発田駐屯地にて創設記念行事が行われた。移動中は絶えず雨が当たり、式典が始まる10時ころになっても小雨が降る気象条件であったがなんとか傘を差さずに済む程度で済んだのでありがたかった。



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駐屯地司令が入場しきっちり10時に式典が開始。国旗が会場右手より登場し、観閲台へ登壇した。護衛の隊員の小銃の持ち方が担い銃ではないのと、銃剣が着け剣となっていることに注意。



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駐屯地司令による巡閲の図。使われる1/2tトラックはピカピカではないものの、汚れひとつなく磨かれている。



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式典の最後は観閲行進である。徒歩行進の先頭は音楽隊、観閲部隊指揮官乗車の82式指揮通信車と続き、普通科が3中隊、新隊員教育隊が2中隊行進した。ちなみに行進の音楽は陸軍分列行進曲であった。しかし毎年思うが新発田の82CCVはフロントの部隊表記の位置が見慣れない位置にある。



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徒歩行進に続いて車両行進。曲目は祝典ギャロップに変わった。新発田駐屯地所在の普通科装備、軽装甲機動車、迫撃砲牽引の高機動車、94式除染装置、特大型トラック(6×4)と続く。その後他駐屯地の保有する装備品が行進した。なぜか新発田の装備と他駐屯地の装備が順不同で行進したので、個人的な感想としては新発田は新発田の装備でまとめてほしかった。



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観閲行進から間髪入れず、空挺降下展示となった。小雨状態ではあったが風は無風に近かったため降下可能と判断されたようだ。第12ヘリコプター隊所属のCH-47より第1空挺団の新潟県出身者が3名、高度1000mから降下した。昨年の高田ではアナウンスに気づいた時には既にパラシュートが開いていたが、今回は事前にアナウンスしてくれたのでヘリから降下する瞬間を見ることが出来た。使用されたのは自由降下傘と推測される。ちなみにCH-47の出番はこれっきりで、この後の模擬戦闘訓練、装備品展示には登場しなかった。なのでCH-47JなのかJAなのか定かでない。



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音楽隊の行進曲の演奏をはさみ、模擬戦闘訓練となった。



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今回の状況は敵に占領された会場左手の台を、会場右手から味方部隊の各職種が連携して奪取するとの想定であった。

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まずは偵察オート、87式偵察警戒車、OH-6Dにより敵情を視察。

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得られた情報を元に普通科の保有する81mm迫撃砲L16、120mm迫撃砲RTが展開、続けて中距離多目的誘導弾が展開した。

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普通科と連携し特科のFH-70が攻撃準備射撃を開始。会場観覧席にかなり近く、射撃音は轟音であった。余談ではあるがFH-70は状況開始後に牽引車により進入したわけではなく、普通科が進入時には既に射撃可能な姿勢であった。

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攻撃準備射撃後、普通科隊員が96式総輪装甲車、軽装甲機動車に分乗し戦闘地域に進入。

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途中普通科隊員が敵の攻撃により負傷したとの想定で救急車が進入し、負傷した隊員を後送した。この後施設小隊が敵地雷原を爆破等により啓開、特科と普通科の迫撃砲により突撃支援射撃を実施後普通科隊員が突撃を行い敵陣地を奪取した。この辺りのシナリオは場所が悪く撮影が出来ず、肉眼でも見えなかったのが残念だ。以上で訓練展示は終了した。



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続いて装備品展示。個人携行火器が並ぶ。今回は手に取ることはできず、また装備からかなり離れた位置にロープが張られていたので近くで見ることも難しかった。上から対人狙撃銃、110mm個人携帯対戦車弾、携帯地対空誘導弾操作訓練装置、01式軽対戦車誘導弾である。3段目の携帯地対空誘導弾はあくまで訓練専用の装置で、実際に発射することはできない。

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第12偵察隊の87式偵察警戒車。説明の隊員はこの87式のプラモデルを作ったことがあると言っていた。

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今年も登場第12通信隊の野外通信システムアクセスノード。陸自の多様な無線システムを一元化した広域多目的無線、通称コータムの通信において、無線通信の出来ない地域に即応して展開し通信拠点を確保するための装置である。模擬戦闘訓練でも装備品展示でもあまり目立ってはいなかったが、陸自の通信システムにとっては画期的な装備品だ。

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戦車教導隊の96式装輪装甲車B型。模擬戦闘訓練では普通科隊員の下車戦闘を披露してくれたが、実際のところ普通科で運用できるほどの配備数がなく、普通科隊員の突撃に使用されることはそう多くはないだろう。

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模擬戦闘訓練には参加せず、観閲行進と装備品展示に登場した第12施設隊のグレーダ。基本的に民生品をOD色に塗装して屋根に黄色の回転灯を装備した車両である。不整地のナラシ作業など陸自での役割は少なくない。

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同じく第12施設隊のバケットローダ。これも土木作業用に従事する車両で、民生品と構造は同一である。稀にバケット部分に隊員を載せて模擬戦闘訓練に参加することもあるようだが、実戦でそのように運用されることはないだろう。

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番外編、1/2tトラックの緊急車両仕様。屋根とグリル部分に赤色灯が追加され、運転席側フロントフェンダーにサイレンが追加されている。トレーラ誘導に使用されるものは屋根の回転灯が緑色になり(グリルは赤灯のまま)、警務隊仕様は車体色が白色になる。

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こちらも番外編の消防車。ヘリ発着時に散水する任務があるため荷台上に放水銃が備わる以外は、一般の消防車両と同一の構造だと思われる。一般道を走行することが少ないため赤灯の数は消防署のものと比べると控えめである。「30普ー本」の所属表記の上から「ポンプ隊車両」のマグネットシートが貼られているので、運用が変わったのだろうか。

by gramman | 2018-06-15 12:32 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設68周年記念行事

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晴天に恵まれた平成30年4月22日、高田駐屯地創設記念行事が開催された。年によっては高田公園の桜の開会と重なるときもあるのだが、今年は早々と桜が散ってしまい、葉桜の中でのイベント開催となった。余談だが高田城100万人観桜会の最終日でもあったのだが、桜を見に来ている人はほとんどいなかった。

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式典は10時からだったが9時過ぎには会場入り。会場前からかなりの人が並んでおり、人気のイベントになったものだと痛感した。

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9時45分頃から観閲部隊が徒歩で進入。音楽隊、普通科、施設科、その他部隊の順に進入してきた。

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観閲部隊集合完了。この後観閲部隊指揮官、式典執行者の順に入場し、10時に式典が開始となった。

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国旗掲揚の後の巡閲の図。この後駐屯地司令でもある執行者による訓示、国会議員、上越市長などが式辞を述べた。話題の新潟県知事は出席せず、代理人の出席もなく来賓紹介で名前が呼ばれることはなかった。

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式典の後は観閲行進。音楽隊から進入してきた。

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第2普通科連隊の幕僚。旭日の隊旗は連隊旗である。隊員は9mm機関けん銃を携行している。

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普通科中隊。全員が89式小銃を携行。

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自衛官候補生教育隊2個中隊の行進。毎年不慣れな面が垣間見れるのだが、今年は行進が比較的揃っていた。

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普通科本部管理中隊の車両行進。一番上の高機動車は中隊長車のすぐ後ろを行進しており、通信アンテナが目立つことから通信用の車両だと推察される。中段は中距離多目的誘導弾。後段は120mm迫撃砲RTをけん引した高機動車だ。

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未だ現役の82式指揮通信車。これも本部管理中隊所属だ。

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第5施設群とその隷下部隊の装備による車両行進。前段は92式地雷原処理車。所属の表記が見当たらないので判断しがたいが、群本部の所属ではないと推定される。中段はグレーダ、後段はクレーン車である。

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第12後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊の1/2tトラック。後方に溶接機械を積んでいる姿は初めて見た。

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ここからは他駐屯地からの応援装備。上段が宇都宮に所在する第12特科隊の155mmりゅう弾砲。どちらかと言えば牽引車のほうに興味がいく。中段が相馬原の第12偵察隊の87式偵察警戒車。下段が土浦駐屯地の武器学校所属の74式戦車。全国の各部隊の隊員へ武器の取り扱いの教育を行う武器学校らしく、高田駐屯地の隊員が乗車しているとのアナウンスがあった。

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訓練展示として音楽隊による演奏と、高等工科学校生徒によるファンシードリルの展示があった。昔の名残でどうしても少年工科学校と言いがちだ。

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訓練展示の最後は模擬戦闘訓練である。例年同様会場右手が的に占拠された「関山の台」で、これを会場左手から奪取する作戦をとった。

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まず偵察隊が敵情を偵察し本部へ報告。87式偵察警戒車による威力偵察、OH-6Dによる航空偵察で敵装甲車両、人員の状況が報告され攻撃部隊が進入を開始した。

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UH-60JAより狙撃隊員が降下、敵指揮官を狙撃したのち攻撃部隊が前進。

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92式地雷原処理車により敵地雷原を啓開、攻撃部隊が突撃し敵陣地を奪回。戦果拡張のため車両部隊、航空部隊が会場右手へ前進し状況終了となった。



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午後からは装備品展示となった。個人携行火器の展示から見ていこう。対人狙撃銃は模擬戦闘訓練でも登場したが、部隊で施されたと思われるカモフラージュが特徴的だ。おなじみの89式小銃、MINIMIも展示されていた。

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93式近距離地対空誘導弾、通称近SAM。照準装置は通常車内に格納されてあるが、今回は屋外に展示してあった。モニターとテンキー、小さいブラウン管の画面とジョイスティックがさながら往年のゲーム機の雰囲気である。

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上段はまだまだ現役、第2普通科連隊の82式指揮通信車。2番目は勝田駐屯地の施設教導隊の96式装輪装甲車。なぜか中隊名がゴムマグネットで隠されていた。
3番目は貴重な普通科火力として調達数を増やしている中距離多目的誘導弾。車内に操作装置があったが、カメラを向けたところ担当の説明隊員から撮影を制止されてしまった。新しい装備なのでまだまだ機密の部分が多いのだろう。
続いて第12ヘリコプター隊の航空機を紹介。画像3番目は北宇都宮駐屯地の第1飛行隊所属UH-60JA多用途ヘリ。模擬戦闘訓練でもレンジャー降下、機内からの重機関銃射撃と活躍した機体だ。
4番目は相馬原駐屯地の隊本部、または本部付隊所属のOH-6D観測ヘリ。本来は火砲の弾着の観測が任務であるが、連絡任務など汎用性が高く、価格面でも優秀な機体であったが順次退役がすすんでいる。
最後は相馬原駐屯地、第2飛行隊所属のCH-47J輸送ヘリ。陸自の保有する最大のヘリである。後部ハッチから中に入ることができ、見学者で長蛇の列であった。



〈関連項目〉



by gramman | 2018-04-28 13:28 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

タカラトミー・トミカNo.120 油圧式ショベル グラップル仕様

面白いコンセプトのクルマ、というか機械がトミカに登場。グラップルを装備した油圧ショベルだ。

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このOD色一色に「災害派遣」の文言を纏った油圧ショベルはどこからどう見ても自衛隊の装備品なのだが、公式には自衛隊仕様とは謳っていない。形状的にはトミカ9番のコマツPC200-10型をベースにしていると推定される。

自衛隊の装備する油圧ショベルは、民生品に特別な機能を追加せずただOD色に塗っただけのいわゆる「油圧ショベル」と、アーム部分を360°回転させられるほか、車体を傾ける機能を持った「掩体掘削機」の2種類がある。今回のモデルは「油圧ショベル」に分類される。災害派遣でのガレキ処理を想定してか、グラップルと呼ばれる主に建物の解体作業に使用するツメを装着しているのが特徴的だ。



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油圧ショベルらしく可動する箇所も多い。アーム部分はかなりフレキシブルに動くし、もちろん醍醐味である運転台の回転もしっかり再現される。キャタピラも動くが、かなり固いので子供にはあまり楽しめなさそうだ。

by gramman | 2018-04-26 18:47 | ミニカー | Trackback | Comments(0)

モノクローム・1/35 陸上自衛隊 1/2tトラック 斥候車

ハイラックス消防車以来のプラモデルは、久しぶりの1/35スケールに返り咲き。4月5月と陸自駐屯地祭が続き、装備を見る機会が多かったのでそれに影響されてのことだ。題材はモノクロームの1/2tトラック斥候車を選んだ。このキットは製作自体は2回目だが前回はエッチングパーツに泣かされて完成させることが出来なかったので今回は気合を入れて取り組んだ。
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もはや説明するまでもないが、一番「自衛隊らしい」車両ともいえるのがこの1/2tトラックで、古くは73式小型トラック(新型)ともいわれていた。現車は1996年に登場し、その時は73式と呼ばれていたのだが、民生品を多く使っており、装備品の更新が随時行われるため2001年より納入が始まったものより名称が変更された。実際に年度によって何度か小変更がおこなわれている。ちなみにこのモデルは初期に納入された個体を再現している。



「斥候車」とは偵察に使用される車両のことで、その任務により機関銃(5.56mm機関銃MINIMI、12.7mm重機関銃M2)、無線機を搭載したものが多い。運転手と助手席の偵察員と、後部の偵察員の3名が乗車する。主に師団偵察隊や普通科の情報小隊が運用している。陸自の偵察は数個小隊で行われるが、さらに1/2tトラックを保有するA班、オートバイを保有するB班、87式偵察警戒車を保有するC班に分類される。それぞれの班が単独で運用されることはなく、A班とB班が共同で偵察を行う「A混」、C班とB班が共同の「C混」となる。状況によってオートバイ班の班長が指揮をとれば「B混」と呼ばれる。

それぞれの装備には特徴があるので、簡単に言えばオートバイは山岳地等の狭隘な地域や隠密行動が要求される状況に使われ、87式偵察警戒車は敵の激しい攻撃が予想される状況に投入される。そんな中で1/2tトラックは「中途半端」は位置づけとなっているが、オートバイの次に控える装備が装甲車ではやはり柔軟な運用はしがたいので「使い勝手が良い」のだろう。

偵察隊の任務は敵の状況を視察することだが、味方の中で最も早く接敵するので敵のトラップにひっかかることも予想され、またあえて攻撃を仕掛けることで敵に応射させ、武器の種類、配置等を偵察する「威力偵察」も実施する危険な任務である。自らのもたらした情報によって味方の生命を左右するわけであるから、情報が誤っていることはもちろん、情報が足りないことも許されない重要な任務でもある。



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色はタミヤの陸上自衛隊OD色をスプレーで一発。吹きっぱなしで鮫肌にならない程度に絶妙なつや消しになる優れものだ。天候に恵まれたのでムラもなく塗ることが出来た。



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見所の後部座席周辺。ミニミはよく再現されているが、やたらパーツがゲートにくっついており、切り離す時に銃身が破断しやすいので注意が必要だと言っているそばから折れたので、かなり切れ味の良いニッパーがあると良い。偵察に欠かせない無線機のアンテナは真鍮線で再現した。長さは実車の写真を見て、感覚で決めたので正確な長さをご存知の方がいたら教えていただきたい。細かいことを言えば無線機のツマミなども塗ればよかったのだろうが、気にならなかったので取り掛からなかった。

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運転台周り。メーターと助手席前の注意書き、ラジオコンソールの再現にはデカールが付属する。画像では見えないがドア内側の小銃ラックはエッチングパーツで再現する。今回もモノクローム特有の柔らかいエッチングパーツにはかなり苦労させられた。

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フロントステアリングは可動する。今回はフロントガラスは剥き出しの状態としたが、演習等では反射防止と機関銃の射撃による破損を防ぐため古い毛布などで覆ってしまうようだ。それを再現するのも面白いかもしれない。

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所属は第1偵察隊とした。他の作例では機甲教育隊や戦車隊所属のものもあり、機甲科と偵察というものが密接にかかわっていることがよく分かる。リアバンパーの夜間行動用のライトはクリアパーツで用意される。



総評としてはエッチングパーツの取り扱いやゲート処理に苦労するところも多いキットだったが、それなりにスムーズに進めることができた。毎度思うが苦行としか思えないことばかりでも組みあがったときにはすっかりそんなことは忘れて次のキットに取り掛かるのだから、まったく都合が良いものだとつくづく思う。

by gramman | 2017-06-24 14:11 | 模型 | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊新発田駐屯地 創設64周年記念行事

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天候に恵まれた5月14日日曜日、陸上自衛隊創設記念行事が執り行われた。新発田の記念行事としては昨年振り2年ぶりの参加となった。残念ながら一眼レフのデジカメは前日の充電むなしくまさかの電池切れ、こういうときに限ってバックアップのコンパクトデジカメも持参せず、今回はすべてスマホでの撮影となった。



今年は観閲行進が終わるころに会場に到着したので、音楽隊演奏、格闘展示、模擬戦闘訓練から参加した。演奏と格闘展示はデジカメの電池切れのショックから立ち直れず撮影していない。

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模擬戦闘訓練の状況開始の図。中隊長が執行者に敬礼した後ラッパ吹奏により状況開始となった。今回の模擬戦闘訓練は会場左手が敵に占拠された想定で行われた。陸自側にとっては鉄条網が進撃を拒んではいるが、敵AFVはおらず、敵火力はミニミと小銃の小火器のみなので、87RCVと12.7mmM2重機関銃を保有していた高田の敵よりはラクだろう。

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OH-6による航空偵察。

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偵察オート2台と87式偵察警戒車による偵察。あえて装甲車両で攻撃することにより敵の火力を探るのが威力偵察である。

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特科のFH-70、普通科の迫撃砲、中距離多目的誘導弾、小銃小隊による敵勢力への攻撃が行われる。途中我の普通科隊員が負傷したとの想定で軽装甲機動車を盾に隊員を収容する様子も展示された。これは高田では見られない光景だ。

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敵火力が減殺されたため、進撃を阻む鉄条網、地雷を無力化するため普通科隊員によるM1爆破筒の設置。爆破筒は後端(自衛官側)に信管を仕込み、導火線に点火してから目標に押し込む。この爆破筒の設置はいくら味方の援護が受けられるとは言え、敵陣にいちばん近い箇所に長い爆破筒を抱えて突っ込んでいくので、まさに決死の作業である。点火したら速やかに離脱する。

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決死の爆破筒設置により敵の構築した障害が取り除かれたため、普通科隊員による突撃が行われ占拠されていた台を奪取、状況終了となった。


午後からはおなじみの装備品展示となった。
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高田駐屯地にも2両登場し、今年は大活躍の87式偵察警戒車。

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93式近距離地対空誘導弾。きわめて狭い範囲の防空を担う装備で、最大射程は5000mと言われる。ヘルメットに特徴的な装備を装着しているのが班長で、この目視照準具で目標を評定、射手が助手席に設置された射撃コンソールを操作することで敵航空機へミサイルを発射する。ちなみに射撃コンソールは実戦時は取り外して車外で操作するのが通常であるが、これは敵に発射装置を探知され破壊された場合でも隊員が生き残れるようにである。

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劇的に配備数を増やしている中距離多目的誘導弾。2012年から部隊配備の始まった装備で、民生品を多用して都度アップグレードが行われるため〇〇式という名称はつかない。79式対舟艇対戦車誘導弾の後継装備という位置づけではあるが、現代の誘導弾の用途が対舟艇対戦車のみならず、スナイパーつぶしなど多岐にわたることから「多目的」という名称となった。

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96式装輪装甲車B型。演習では普通科隊員を載せていたが、通常新発田には配備されていない。

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昨年も登場した野外通信システムアクセスノード。昨年は展示場所ではない片隅にひっそり置かれていただけだったが、今年は堂々展示車両の仲間入りをした。なぜか写真を撮りまくる女性陣がいたが、それほど目立つ装備でもないので何かと間違っていたのか、装備を開発した1人だったのだろうか。

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特科の主力、155mmりゅう弾砲FH-70。最大射程24km、推進弾を使うことで最大射程は30kmにまで伸びる。基本的に移動は特大型トラックをベースにした専用の牽引トラックだが、スバル製水平対向エンジンを搭載しており、最高16km/hながら自走することも可能である。

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駐屯地祭では久しぶりに見たAH-1S対戦車ヘリコプター。本来はAH-64Dの導入とともに退役する予定であったが、アパッチの調達価格が高騰したことで調達が終わってしまったため、まだまだ退役できない機体である。その後後継機の選定なども聞かれないが、対戦車ヘリコプターの役割は決して少ないものではなく、今後の情報が待たれる。



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そんなこんなで駐屯地祭を満喫して帰路につくと、同じく帰路に就く87式偵察警戒車と遭遇。第12偵察隊は相馬原駐屯地に所在する部隊なのでそこまで自走していくのだろう。車長は移動中常にハッチから身体を出して周囲の警戒をしなければならないので。高速道路であってもそれは例外ではない。話に聞いてはいたが、目の当たりにするとなかなか感動的であった。ちなみに虫等が飛んでくるので透明なガードのようなものを身体の前につけている。操縦手、砲手、偵察員の命を預かる車長とはいえ、この移動こそが一番大変なのではないかと思ってしまった。ちなみに撮影は助手席から行った。

by gramman | 2017-05-27 09:52 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)