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クルマと模型バカによる終わりなき妄言の全記録


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トランペッター・1/35 日本 陸上自衛隊 87式 偵察警戒車

本当に久しぶりになってしまったプラモデルの記事を掲載。題材は購入から何年か越しで完成した陸自87式偵察警戒車だ。以前に訪れた新発田駐屯地の創設記念行事に触発されて購入したので1年半ほど経っていると思われる。買ってからもっと年数の経っているキットもたくさんあるのでなんとかしたいところだ・・・。



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87式偵察警戒車は陸自の保有する偵察用装備である。略称は「87RCV」、愛称は「ブラックアイ」であるが、部隊内では「RCV」と呼称される。概要を簡単に言えば82式指揮通信車のコンポーネントを流用し砲塔と偵察員室を増設したものである。製造は小松製作所だが、いすゞ製ディーゼルエンジンを搭載、装輪式の強みを生かし路上最高速度100km/hを発揮する。高速道路も自走できるため部隊展開はもちろん、駐屯地祭への参加も容易である。主武装にエリコン社製25mm機関砲、副武装として同軸に74式車載7.62mm機関銃を搭載する。25mm機関砲はAFV程度の装甲なら貫徹可能とされる。



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キットは現在1/35スケールで唯一プラキット化しているトランぺッター製。例によって気になるところは多いが、気長に組み上げると全体のプロポーションは悪くない。説明書は細かいところの説明が省略されているので、製作に際しては実車の写真を多用する。申し訳程度のエッチングパーツもついてくるが、扱いやすいのがありがたい。塗装はタミヤの自衛隊色を筆塗り。10式戦車や16式機動戦闘車は迷彩のパターンが決まっているが、今回はやりたいように気ままに進めた。

総輪車両はその特性上どうしても足回りにスペースが必要となるので、組んでみると全体の腰高感は否めない。また、1987年から2005年まで調達された関係だろう、細部が異なっている個体が多く、トランぺッターのキットは初期のものを再現していると思われるのでその年代の資料を収集したほうが組みやすい。後部カメラは現在は角ばったより小型のものを採用しているし、ボディサイドのリフレクターの位置、色も異なるものが多い。無線アンテナもキットでは0.5mm真鍮線で再現したが、最近の広域多目的無線のものはより太いものになっている。

陸自定番装備のワイヤーは、キット付属のタコ糸ではなく手持ちの1mm金属ワイヤーに置き換えた。またキットにはバックミラーが再現されるが、公道走行時しか装着されないので、今回は外した状態とした。外した状態にするための基部はついてこないのでそれらしく見えるジャンクパーツをくっつけただけのまったくの創作状態なので、あまり注目してほしくない。

余談だがキットにデカールはついてくるもののあまりアテにしてはいけない。キット指定の銘板はサイズが合わないうえ、思いっきり「90式戦車」と書いてあるので、サイズ違いの3枚付属する銘板っぽいデカールのうち中くらいのサイズのを貼ったが、本当は何用なのか、何と書いてあるのかは分からない。

車台後部にはジュリ缶が載せられるラックがあり、ジュリ缶もパーツとして付いてくるが、ジュリ缶に施される「防衛庁」のデカール、留め具、バンドも無いのであえて搭載しない状態とした。これらの不満を解消するため、ピットロード社からライオンロアのエッチングパーツ、細部のデカールをセットした商品がラインナップされているので、気になる方はそちらを入手してもらいたい。



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砲塔は360度旋回が可能。機関砲部分は実車では俯仰角-10~+45度の範囲で可動する(模型では不明)。砲塔には車長と砲手を載せた。訓練風景を再現していないので、顔へのカモフラージュ塗装は行わなかった。ちなみに砲塔部分に乗り込むのは車長と砲手だけで、前部右側(ペリスコープが3枚のハッチ)が操縦手、その隣のハッチから前部偵察員が乗り込む。後部には後ろ向きに後部偵察員が乗り込む。車体後部に走行時に路肩側となる左側にペリスコープがついているのはそのためである。



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偵察装備に勢ぞろいしてもらった。所属を第1偵察隊としたのは前の1/2tトラックと合わせたかったからという理由のほかに、砲塔に部隊マークを描かないという理由もあった。他の偵察隊は砲塔側面に部隊マークが描かれることが多い。ちなみに第1偵察隊の表記はデカールに含まれないので手持ちのデカールを使った。



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おまけでついてくる普通科隊員のフィギュア。トランペッターからは82式ファミリーであるCCV、87式RCV、化学防護車の3種がラインナップされておりそのすべてに全く同じ普通科隊員フィギュアがおまけでついてくる。89式小銃とカールグスタフを持った突撃の姿勢をとる普通科隊員3名であるが、あまり動きに意味がなくジオラマには正直使いづらいが、ただ捨てるのももったいないので立体化してみた。

by gramman | 2018-11-04 17:13 | 模型 | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊新発田駐屯地 創設65周年記念行事

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平成30年5月13日、陸上自衛隊新発田駐屯地にて創設記念行事が行われた。移動中は絶えず雨が当たり、式典が始まる10時ころになっても小雨が降る気象条件であったがなんとか傘を差さずに済む程度で済んだのでありがたかった。



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駐屯地司令が入場しきっちり10時に式典が開始。国旗が会場右手より登場し、観閲台へ登壇した。護衛の隊員の小銃の持ち方が担い銃ではないのと、銃剣が着け剣となっていることに注意。



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駐屯地司令による巡閲の図。使われる1/2tトラックはピカピカではないものの、汚れひとつなく磨かれている。



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式典の最後は観閲行進である。徒歩行進の先頭は音楽隊、観閲部隊指揮官乗車の82式指揮通信車と続き、普通科が3中隊、新隊員教育隊が2中隊行進した。ちなみに行進の音楽は陸軍分列行進曲であった。しかし毎年思うが新発田の82CCVはフロントの部隊表記の位置が見慣れない位置にある。



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徒歩行進に続いて車両行進。曲目は祝典ギャロップに変わった。新発田駐屯地所在の普通科装備、軽装甲機動車、迫撃砲牽引の高機動車、94式除染装置、特大型トラック(6×4)と続く。その後他駐屯地の保有する装備品が行進した。なぜか新発田の装備と他駐屯地の装備が順不同で行進したので、個人的な感想としては新発田は新発田の装備でまとめてほしかった。



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観閲行進から間髪入れず、空挺降下展示となった。小雨状態ではあったが風は無風に近かったため降下可能と判断されたようだ。第12ヘリコプター隊所属のCH-47より第1空挺団の新潟県出身者が3名、高度1000mから降下した。昨年の高田ではアナウンスに気づいた時には既にパラシュートが開いていたが、今回は事前にアナウンスしてくれたのでヘリから降下する瞬間を見ることが出来た。使用されたのは自由降下傘と推測される。ちなみにCH-47の出番はこれっきりで、この後の模擬戦闘訓練、装備品展示には登場しなかった。なのでCH-47JなのかJAなのか定かでない。



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音楽隊の行進曲の演奏をはさみ、模擬戦闘訓練となった。



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今回の状況は敵に占領された会場左手の台を、会場右手から味方部隊の各職種が連携して奪取するとの想定であった。

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まずは偵察オート、87式偵察警戒車、OH-6Dにより敵情を視察。

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得られた情報を元に普通科の保有する81mm迫撃砲L16、120mm迫撃砲RTが展開、続けて中距離多目的誘導弾が展開した。

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普通科と連携し特科のFH-70が攻撃準備射撃を開始。会場観覧席にかなり近く、射撃音は轟音であった。余談ではあるがFH-70は状況開始後に牽引車により進入したわけではなく、普通科が進入時には既に射撃可能な姿勢であった。

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攻撃準備射撃後、普通科隊員が96式総輪装甲車、軽装甲機動車に分乗し戦闘地域に進入。

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途中普通科隊員が敵の攻撃により負傷したとの想定で救急車が進入し、負傷した隊員を後送した。この後施設小隊が敵地雷原を爆破等により啓開、特科と普通科の迫撃砲により突撃支援射撃を実施後普通科隊員が突撃を行い敵陣地を奪取した。この辺りのシナリオは場所が悪く撮影が出来ず、肉眼でも見えなかったのが残念だ。以上で訓練展示は終了した。



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続いて装備品展示。個人携行火器が並ぶ。今回は手に取ることはできず、また装備からかなり離れた位置にロープが張られていたので近くで見ることも難しかった。上から対人狙撃銃、110mm個人携帯対戦車弾、携帯地対空誘導弾操作訓練装置、01式軽対戦車誘導弾である。3段目の携帯地対空誘導弾はあくまで訓練専用の装置で、実際に発射することはできない。

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第12偵察隊の87式偵察警戒車。説明の隊員はこの87式のプラモデルを作ったことがあると言っていた。

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今年も登場第12通信隊の野外通信システムアクセスノード。陸自の多様な無線システムを一元化した広域多目的無線、通称コータムの通信において、無線通信の出来ない地域に即応して展開し通信拠点を確保するための装置である。模擬戦闘訓練でも装備品展示でもあまり目立ってはいなかったが、陸自の通信システムにとっては画期的な装備品だ。

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戦車教導隊の96式装輪装甲車B型。模擬戦闘訓練では普通科隊員の下車戦闘を披露してくれたが、実際のところ普通科で運用できるほどの配備数がなく、普通科隊員の突撃に使用されることはそう多くはないだろう。

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模擬戦闘訓練には参加せず、観閲行進と装備品展示に登場した第12施設隊のグレーダ。基本的に民生品をOD色に塗装して屋根に黄色の回転灯を装備した車両である。不整地のナラシ作業など陸自での役割は少なくない。

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同じく第12施設隊のバケットローダ。これも土木作業用に従事する車両で、民生品と構造は同一である。稀にバケット部分に隊員を載せて模擬戦闘訓練に参加することもあるようだが、実戦でそのように運用されることはないだろう。

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番外編、1/2tトラックの緊急車両仕様。屋根とグリル部分に赤色灯が追加され、運転席側フロントフェンダーにサイレンが追加されている。トレーラ誘導に使用されるものは屋根の回転灯が緑色になり(グリルは赤灯のまま)、警務隊仕様は車体色が白色になる。

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こちらも番外編の消防車。ヘリ発着時に散水する任務があるため荷台上に放水銃が備わる以外は、一般の消防車両と同一の構造だと思われる。一般道を走行することが少ないため赤灯の数は消防署のものと比べると控えめである。「30普ー本」の所属表記の上から「ポンプ隊車両」のマグネットシートが貼られているので、運用が変わったのだろうか。

by gramman | 2018-06-15 12:32 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設68周年記念行事

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晴天に恵まれた平成30年4月22日、高田駐屯地創設記念行事が開催された。年によっては高田公園の桜の開会と重なるときもあるのだが、今年は早々と桜が散ってしまい、葉桜の中でのイベント開催となった。余談だが高田城100万人観桜会の最終日でもあったのだが、桜を見に来ている人はほとんどいなかった。

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式典は10時からだったが9時過ぎには会場入り。会場前からかなりの人が並んでおり、人気のイベントになったものだと痛感した。

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9時45分頃から観閲部隊が徒歩で進入。音楽隊、普通科、施設科、その他部隊の順に進入してきた。

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観閲部隊集合完了。この後観閲部隊指揮官、式典執行者の順に入場し、10時に式典が開始となった。

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国旗掲揚の後の巡閲の図。この後駐屯地司令でもある執行者による訓示、国会議員、上越市長などが式辞を述べた。話題の新潟県知事は出席せず、代理人の出席もなく来賓紹介で名前が呼ばれることはなかった。

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式典の後は観閲行進。音楽隊から進入してきた。

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第2普通科連隊の幕僚。旭日の隊旗は連隊旗である。隊員は9mm機関けん銃を携行している。

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普通科中隊。全員が89式小銃を携行。

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自衛官候補生教育隊2個中隊の行進。毎年不慣れな面が垣間見れるのだが、今年は行進が比較的揃っていた。

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普通科本部管理中隊の車両行進。一番上の高機動車は中隊長車のすぐ後ろを行進しており、通信アンテナが目立つことから通信用の車両だと推察される。中段は中距離多目的誘導弾。後段は120mm迫撃砲RTをけん引した高機動車だ。

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未だ現役の82式指揮通信車。これも本部管理中隊所属だ。

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第5施設群とその隷下部隊の装備による車両行進。前段は92式地雷原処理車。所属の表記が見当たらないので判断しがたいが、群本部の所属ではないと推定される。中段はグレーダ、後段はクレーン車である。

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第12後方支援隊第2整備中隊第1普通科直接支援小隊の1/2tトラック。後方に溶接機械を積んでいる姿は初めて見た。

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ここからは他駐屯地からの応援装備。上段が宇都宮に所在する第12特科隊の155mmりゅう弾砲。どちらかと言えば牽引車のほうに興味がいく。中段が相馬原の第12偵察隊の87式偵察警戒車。下段が土浦駐屯地の武器学校所属の74式戦車。全国の各部隊の隊員へ武器の取り扱いの教育を行う武器学校らしく、高田駐屯地の隊員が乗車しているとのアナウンスがあった。

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訓練展示として音楽隊による演奏と、高等工科学校生徒によるファンシードリルの展示があった。昔の名残でどうしても少年工科学校と言いがちだ。

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訓練展示の最後は模擬戦闘訓練である。例年同様会場右手が的に占拠された「関山の台」で、これを会場左手から奪取する作戦をとった。

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まず偵察隊が敵情を偵察し本部へ報告。87式偵察警戒車による威力偵察、OH-6Dによる航空偵察で敵装甲車両、人員の状況が報告され攻撃部隊が進入を開始した。

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UH-60JAより狙撃隊員が降下、敵指揮官を狙撃したのち攻撃部隊が前進。

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92式地雷原処理車により敵地雷原を啓開、攻撃部隊が突撃し敵陣地を奪回。戦果拡張のため車両部隊、航空部隊が会場右手へ前進し状況終了となった。



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午後からは装備品展示となった。個人携行火器の展示から見ていこう。対人狙撃銃は模擬戦闘訓練でも登場したが、部隊で施されたと思われるカモフラージュが特徴的だ。おなじみの89式小銃、MINIMIも展示されていた。

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93式近距離地対空誘導弾、通称近SAM。照準装置は通常車内に格納されてあるが、今回は屋外に展示してあった。モニターとテンキー、小さいブラウン管の画面とジョイスティックがさながら往年のゲーム機の雰囲気である。

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上段はまだまだ現役、第2普通科連隊の82式指揮通信車。2番目は勝田駐屯地の施設教導隊の96式装輪装甲車。なぜか中隊名がゴムマグネットで隠されていた。
3番目は貴重な普通科火力として調達数を増やしている中距離多目的誘導弾。車内に操作装置があったが、カメラを向けたところ担当の説明隊員から撮影を制止されてしまった。新しい装備なのでまだまだ機密の部分が多いのだろう。
続いて第12ヘリコプター隊の航空機を紹介。画像3番目は北宇都宮駐屯地の第1飛行隊所属UH-60JA多用途ヘリ。模擬戦闘訓練でもレンジャー降下、機内からの重機関銃射撃と活躍した機体だ。
4番目は相馬原駐屯地の隊本部、または本部付隊所属のOH-6D観測ヘリ。本来は火砲の弾着の観測が任務であるが、連絡任務など汎用性が高く、価格面でも優秀な機体であったが順次退役がすすんでいる。
最後は相馬原駐屯地、第2飛行隊所属のCH-47J輸送ヘリ。陸自の保有する最大のヘリである。後部ハッチから中に入ることができ、見学者で長蛇の列であった。



〈関連項目〉



by gramman | 2018-04-28 13:28 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

モノクローム・1/35 陸上自衛隊 1/2tトラック 斥候車

ハイラックス消防車以来のプラモデルは、久しぶりの1/35スケールに返り咲き。4月5月と陸自駐屯地祭が続き、装備を見る機会が多かったのでそれに影響されてのことだ。題材はモノクロームの1/2tトラック斥候車を選んだ。このキットは製作自体は2回目だが前回はエッチングパーツに泣かされて完成させることが出来なかったので今回は気合を入れて取り組んだ。
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もはや説明するまでもないが、一番「自衛隊らしい」車両ともいえるのがこの1/2tトラックで、古くは73式小型トラック(新型)ともいわれていた。現車は1996年に登場し、その時は73式と呼ばれていたのだが、民生品を多く使っており、装備品の更新が随時行われるため2001年より納入が始まったものより名称が変更された。実際に年度によって何度か小変更がおこなわれている。ちなみにこのモデルは初期に納入された個体を再現している。



「斥候車」とは偵察に使用される車両のことで、その任務により機関銃(5.56mm機関銃MINIMI、12.7mm重機関銃M2)、無線機を搭載したものが多い。運転手と助手席の偵察員と、後部の偵察員の3名が乗車する。主に師団偵察隊や普通科の情報小隊が運用している。陸自の偵察は数個小隊で行われるが、さらに1/2tトラックを保有するA班、オートバイを保有するB班、87式偵察警戒車を保有するC班に分類される。それぞれの班が単独で運用されることはなく、A班とB班が共同で偵察を行う「A混」、C班とB班が共同の「C混」となる。状況によってオートバイ班の班長が指揮をとれば「B混」と呼ばれる。

それぞれの装備には特徴があるので、簡単に言えばオートバイは山岳地等の狭隘な地域や隠密行動が要求される状況に使われ、87式偵察警戒車は敵の激しい攻撃が予想される状況に投入される。そんな中で1/2tトラックは「中途半端」は位置づけとなっているが、オートバイの次に控える装備が装甲車ではやはり柔軟な運用はしがたいので「使い勝手が良い」のだろう。

偵察隊の任務は敵の状況を視察することだが、味方の中で最も早く接敵するので敵のトラップにひっかかることも予想され、またあえて攻撃を仕掛けることで敵に応射させ、武器の種類、配置等を偵察する「威力偵察」も実施する危険な任務である。自らのもたらした情報によって味方の生命を左右するわけであるから、情報が誤っていることはもちろん、情報が足りないことも許されない重要な任務でもある。



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色はタミヤの陸上自衛隊OD色をスプレーで一発。吹きっぱなしで鮫肌にならない程度に絶妙なつや消しになる優れものだ。天候に恵まれたのでムラもなく塗ることが出来た。



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見所の後部座席周辺。ミニミはよく再現されているが、やたらパーツがゲートにくっついており、切り離す時に銃身が破断しやすいので注意が必要だと言っているそばから折れたので、かなり切れ味の良いニッパーがあると良い。偵察に欠かせない無線機のアンテナは真鍮線で再現した。長さは実車の写真を見て、感覚で決めたので正確な長さをご存知の方がいたら教えていただきたい。細かいことを言えば無線機のツマミなども塗ればよかったのだろうが、気にならなかったので取り掛からなかった。

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運転台周り。メーターと助手席前の注意書き、ラジオコンソールの再現にはデカールが付属する。画像では見えないがドア内側の小銃ラックはエッチングパーツで再現する。今回もモノクローム特有の柔らかいエッチングパーツにはかなり苦労させられた。

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フロントステアリングは可動する。今回はフロントガラスは剥き出しの状態としたが、演習等では反射防止と機関銃の射撃による破損を防ぐため古い毛布などで覆ってしまうようだ。それを再現するのも面白いかもしれない。

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所属は第1偵察隊とした。他の作例では機甲教育隊や戦車隊所属のものもあり、機甲科と偵察というものが密接にかかわっていることがよく分かる。リアバンパーの夜間行動用のライトはクリアパーツで用意される。



総評としてはエッチングパーツの取り扱いやゲート処理に苦労するところも多いキットだったが、それなりにスムーズに進めることができた。毎度思うが苦行としか思えないことばかりでも組みあがったときにはすっかりそんなことは忘れて次のキットに取り掛かるのだから、まったく都合が良いものだとつくづく思う。

by gramman | 2017-06-24 14:11 | 模型 | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊新発田駐屯地 創設64周年記念行事

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天候に恵まれた5月14日日曜日、陸上自衛隊創設記念行事が執り行われた。新発田の記念行事としては昨年振り2年ぶりの参加となった。残念ながら一眼レフのデジカメは前日の充電むなしくまさかの電池切れ、こういうときに限ってバックアップのコンパクトデジカメも持参せず、今回はすべてスマホでの撮影となった。



今年は観閲行進が終わるころに会場に到着したので、音楽隊演奏、格闘展示、模擬戦闘訓練から参加した。演奏と格闘展示はデジカメの電池切れのショックから立ち直れず撮影していない。

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模擬戦闘訓練の状況開始の図。中隊長が執行者に敬礼した後ラッパ吹奏により状況開始となった。今回の模擬戦闘訓練は会場左手が敵に占拠された想定で行われた。陸自側にとっては鉄条網が進撃を拒んではいるが、敵AFVはおらず、敵火力はミニミと小銃の小火器のみなので、87RCVと12.7mmM2重機関銃を保有していた高田の敵よりはラクだろう。

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OH-6による航空偵察。

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偵察オート2台と87式偵察警戒車による偵察。あえて装甲車両で攻撃することにより敵の火力を探るのが威力偵察である。

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特科のFH-70、普通科の迫撃砲、中距離多目的誘導弾、小銃小隊による敵勢力への攻撃が行われる。途中我の普通科隊員が負傷したとの想定で軽装甲機動車を盾に隊員を収容する様子も展示された。これは高田では見られない光景だ。

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敵火力が減殺されたため、進撃を阻む鉄条網、地雷を無力化するため普通科隊員によるM1爆破筒の設置。爆破筒は後端(自衛官側)に信管を仕込み、導火線に点火してから目標に押し込む。この爆破筒の設置はいくら味方の援護が受けられるとは言え、敵陣にいちばん近い箇所に長い爆破筒を抱えて突っ込んでいくので、まさに決死の作業である。点火したら速やかに離脱する。

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決死の爆破筒設置により敵の構築した障害が取り除かれたため、普通科隊員による突撃が行われ占拠されていた台を奪取、状況終了となった。


午後からはおなじみの装備品展示となった。
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高田駐屯地にも2両登場し、今年は大活躍の87式偵察警戒車。

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93式近距離地対空誘導弾。きわめて狭い範囲の防空を担う装備で、最大射程は5000mと言われる。ヘルメットに特徴的な装備を装着しているのが班長で、この目視照準具で目標を評定、射手が助手席に設置された射撃コンソールを操作することで敵航空機へミサイルを発射する。ちなみに射撃コンソールは実戦時は取り外して車外で操作するのが通常であるが、これは敵に発射装置を探知され破壊された場合でも隊員が生き残れるようにである。

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劇的に配備数を増やしている中距離多目的誘導弾。2012年から部隊配備の始まった装備で、民生品を多用して都度アップグレードが行われるため〇〇式という名称はつかない。79式対舟艇対戦車誘導弾の後継装備という位置づけではあるが、現代の誘導弾の用途が対舟艇対戦車のみならず、スナイパーつぶしなど多岐にわたることから「多目的」という名称となった。

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96式装輪装甲車B型。演習では普通科隊員を載せていたが、通常新発田には配備されていない。

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昨年も登場した野外通信システムアクセスノード。昨年は展示場所ではない片隅にひっそり置かれていただけだったが、今年は堂々展示車両の仲間入りをした。なぜか写真を撮りまくる女性陣がいたが、それほど目立つ装備でもないので何かと間違っていたのか、装備を開発した1人だったのだろうか。

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特科の主力、155mmりゅう弾砲FH-70。最大射程24km、推進弾を使うことで最大射程は30kmにまで伸びる。基本的に移動は特大型トラックをベースにした専用の牽引トラックだが、スバル製水平対向エンジンを搭載しており、最高16km/hながら自走することも可能である。

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駐屯地祭では久しぶりに見たAH-1S対戦車ヘリコプター。本来はAH-64Dの導入とともに退役する予定であったが、アパッチの調達価格が高騰したことで調達が終わってしまったため、まだまだ退役できない機体である。その後後継機の選定なども聞かれないが、対戦車ヘリコプターの役割は決して少ないものではなく、今後の情報が待たれる。



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そんなこんなで駐屯地祭を満喫して帰路につくと、同じく帰路に就く87式偵察警戒車と遭遇。第12偵察隊は相馬原駐屯地に所在する部隊なのでそこまで自走していくのだろう。車長は移動中常にハッチから身体を出して周囲の警戒をしなければならないので。高速道路であってもそれは例外ではない。話に聞いてはいたが、目の当たりにするとなかなか感動的であった。ちなみに虫等が飛んでくるので透明なガードのようなものを身体の前につけている。操縦手、砲手、偵察員の命を預かる車長とはいえ、この移動こそが一番大変なのではないかと思ってしまった。ちなみに撮影は助手席から行った。

by gramman | 2017-05-27 09:52 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

陸上自衛隊高田駐屯地 創設65周年記念行事 (装備品展示)

午前中の訓練展示に引き続き、午後からは高田駐屯地保有の装備に加え、他駐屯地からの応援装備が駐屯地内グラウンドにて公開された。



・82式指揮通信車
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第2普通科連隊本部管理中隊所属の82式指揮通信車、通称「CCV」である。陸自初の装輪装甲車として知られた存在であるが、あくまで指揮通信に特化した車両として開発されており、兵員輸送は目的とされていない。防御用に12.7mm重機関銃、62式7.62mm機関銃または5.56mm機関銃MINIMIを据え置くことが出来る。路上走行時は最高速度100km/hと高速で、本車をベースに化学防護車、87式偵察警戒車が開発されている。



・軽装甲機動車
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第2普通科連隊第3中隊所属の軽装甲機動車。全国的に飛躍的に配備数が増えており、一昨年初めて存在を確認できた高田駐屯地でも大幅に台数が増えている。本車は第3中隊所属であるが、今年は本部管理中隊所属の車両も確認できた。その要因となっているのがなんと言ってもその価格で、1台あたり630万円というこの手の車両としては驚異的な低価格を実現している点だ。平成26年度時点で1780両が調達されており、今後もその数は増えていくと予測されている。



・中距離多目的誘導弾
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昨年初めて高田で存在を確認した中距離多目的誘導弾が今年も展示。第2普通科連隊本部管理中隊所属である。昨年展示された車両と同じ個体で、少なくとも1両配備されていることが確認できるが、複数配備されているかは不明である。高機動車のコンポーネントをベースに開発され、79式対舟艇対戦車誘導弾、87式対戦車誘導弾の後継として平成21年度予算に10セット経費総額41億円が初めて盛り込まれており、以後27年度中までに87セットが調達されている。舟艇、車両、人員、構造物など多様な目標に対する攻撃に使用され、1秒間隔の連続射撃で同時多目標への対処能力と撃ち放し能力を有している点が特筆すべき点である。



・10式戦車
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なんと言っても今回の目玉は陸上自衛隊の誇る最新鋭戦車、第1戦車大隊第1中隊(駒門)所属の10式戦車だ。昨年高田駐屯地に来場した個体とは別のようだが、10式戦車は全車三菱重工相模原製作所で製造されており、迷彩の塗り分けは全く同じである。まだまだ注目の装備ということで車体周辺にはロープが張られて立ち入りが出来ないようになっていたが、多くの人だかりができていた。



・93式近距離地対空誘導弾
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部隊防空の要となる装備が第12高射特科中隊(相馬原)所属の93式近距離地対空誘導弾、通称「近SAM」である。35mm2連装高射機関砲L-90の後継として配備された自走式の近距離防空ミサイル・システムだ。車体のベースは高機動車で、爆風に耐えるべく操縦席幌のFRP化を施し、車体後部の荷台に91式携帯地対空誘導弾の8連装発射装置を搭載している。基本操作人員は、班長・射手・対空警戒員の3名。射撃は、班長がヘルメットに取り付ける目視照準具で目標を標定し、射手が助手席にある射撃統制コンソールのジョイスティックで発射装置を操作する構造となっており、1台に全てのシステムを搭載しているため機動性が高く敵航空機にとってみれば大きな脅威である。



・96式装輪装甲車
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中央即応連隊第2中隊(宇都宮)所属の96式装輪装甲車。60式装甲車、73式装甲車の後継として開発された自衛隊初の装輪式兵員輸送装甲車である。通称は「96WAPC」だ。乗員は2名で最大12名の戦闘員が搭乗できる。装甲はよく知られた圧延鋼板で、小銃弾程度に対して十分な防御力を有していると言われているが、公表されていない。96WAPCには40mmてき弾銃を装備したA型と12.7mm重機関銃を装備したB型があるが、今回高田に来場した個体はB型と推測される。

宇都宮に駐屯する中央即応連隊は海外派遣や国内の有事における緊急展開部隊であり、任務の特性上この96WAPCをはじめ各種迫撃砲、防弾チョッキ等多彩な装備を有している。陸上自衛隊史上初めて砂漠迷彩の戦闘服を使用した部隊でもある。



・87式偵察警戒車
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第12偵察隊(相馬原)所属の87式偵察警戒車、通称「RCV」だ。ここ高田には久々の登場となる。よく戦車と間違われるがもちろん正式には戦車ではなく武力行使を伴う威力偵察を主任務とする偵察用の装備である。82式指揮通信車をベースとし、装輪式ならではの機動力と25mm機関砲の武装を生かし、小銃程度の攻撃に対抗しうるだけの防御力を発揮して敵情を探ることができる。今回は車体前面で撮影会を実施しており、上手く撮れなかったのが残念だ。



・79式対舟艇対戦車誘導弾
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第12対戦車中隊(新町)所属の79式対舟艇対戦車誘導弾、通称は「重MAT」である。システム自体は米軍のTOWに酷似しているが日本の国情を反映して上陸する舟艇に対しても使用できるよう開発されている。有線伝導による誘導方式で弾体重量は33kg、有効射程は4000mとされている。1979年制式採用のため老朽化と技術的に旧くなったため後継装備として96式多目的誘導弾が開発されたが、システム自体が高価すぎて配備が進まず、現在配備が進む中距離多目的誘導弾が実質的な後継とされている。



・155mmりゅう弾砲FH-70
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第12特科隊第1中隊(宇都宮)所属の155mmりゅう弾砲FH-70である。FH-70は西独・英・伊の3ヶ国が共同開発した155mm榴弾砲で、その3か国では1978年に採用、陸自では83年より運用が始まった39口径155mmの榴弾砲である。操作人員は8名で、短距離であればスバル製2000cc水平対向エンジンにより自走可能であるが、陣地転換等の通常の移動にはけん引用のトラックを必要とする。射程は24km、噴進弾の仕様により最大30kmの射程を確保できる。発射速度:は最大で3発/15秒、通常3~6発/分と西側の砲としては標準的であったが、設計の古さは否めず、防衛省は後継装備として火力戦闘車(26年度より「装輪155mmりゅう弾砲」)を開発中である。



・92式地雷原処理車
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部隊表示が確認できないので所属不明(観閲行進時に座間駐屯地より参加、と言っていたので第4施設群本部管理中隊と推測されるが)の92式地雷原処理車。従来の地雷処理と言えば戦車等の車両の前方に処理用のローラーやブレード等を取り付け、物理的に地雷を反応させて爆破する方法が一般的であったが、装着した車両の性能を低下させてしまう欠点があった。そこでロケット弾に爆薬を曳航させて飛翔させ、爆薬に点火することで広範囲の地雷を迅速に無力化させるのがこの装備なのである。ロケットを有するため日産自動車宇宙航空事業部(現・IHIエアロスペース)が開発を担当した。



・CH-47J
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空中機動旅団の根幹となる部隊である第12ヘリコプター隊第2飛行隊(相馬原)所属のCH-47Jである。陸自の保有する最大の輸送ヘリであり、乗員は3名、最大55名の隊員を輸送することができる。会場の案内板ではCH-47JAとなっていたが、今回飛来したのはJ型であった。ちなみにJA型は大型燃料バルジを搭載して航続距離を1037kmに伸ばし、GPSとIGI、機首に気象レーダー、FLIRをもち、ナイトビジョンゴーグル対応型のコックピットになっている。



・UH-60JA
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CH-47J/JAとともに空中機動旅団の根幹を支える存在が多用途ヘリコプターUH-60JAである。第12ヘリコプター隊第1飛行隊(北宇都宮)所属。ベースはブラックホークの愛称でお馴染みのH-60シリーズであるが、陸自仕様に赤外線暗視装置(FLIR)、航法気象レーダー、GPSや慣性航法装置による自動操縦機能、IRサプレッサーやワイヤー・カッター、チャフ・ディスペンサー、IRジャマーを追加装備し、燃料容量を増加して航続距離を1295kmに延長している。輸送任務から捜索、偵察まで幅広くこなすことが出来、今回の模擬戦闘訓練時にも航空偵察、普通科隊員のリペリング効果、キャビンドアから12.7mm重機関銃の射撃等、幅広い任務をこなしていた。
by gramman | 2015-04-20 23:55 | ミリタリー | Trackback | Comments(0)

モノクローム・陸上自衛隊96式装輪装甲車A型/B型 2in1

96式装輪装甲車は、陸上自衛隊が60式装甲車、73式装甲車の後継車両として1996年に制式化された装輪装甲車だ。陸上自衛隊で初めて制式採用された装輪装甲兵員輸送車でもあり、もちろん8輪式の装甲車両としても陸自初だ。2013年度までで357両が調達されており、北部方面隊の機械化師団や中央即応集団、富士学校等教育部隊のほか、主に師団・旅団隷下の機甲科部隊および施設科部隊などに配備されている。部隊内での呼称は「WAPC」「96」「96WAPC」など。お馴染みの公募愛称は「クーガー」だが、やはり浸透はしていない。

本車は8輪のコンバットタイヤを装備し、パンクなどで空気が全て抜けてもある程度は走行を継続できる。また、CTIS(中央タイヤ圧システム)と呼ばれる空気圧調整装置により、状況に応じて空気圧を変更することが可能。通常第3軸と第4軸が駆動するが、全軸駆動に切り替えることもできる。ステアリングは前方の第1軸と第2軸で行う。乗員配置は前方から右側に操縦士席(左側はエンジン)、その後方にキューポラをそなえた銃手席、その左側には分隊長兼車長席があり、その後方に左右それぞれ6名、合計12名分のベンチシートが向かい合わせに並ぶ後部乗員席がある。エンジンは三菱ふそうトラック・バスのザ・グレート、スーパーグレートなどと同じ6D40 4サイクルディーゼルエンジンで、トランスミッションと一体化されたパワーパックとなっているため整備が必要になったときの交換が容易で、メンテナンス性が高い。

96式40mm自動てき弾銃を装備する「A型」と12.7mm重機関銃M2を装備する「B型」の2種類が存在し、比率はA型とB型が10対1と言われる。武装の取り付け基部はA型もB型も別々の新規設計であるため、両車に武装の互換性は無い。ちなみに普通科に配備されるものはA型がほとんどで、その他の施設科等に配備されるものはB型が多い。



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本モデルはそんな96WAPCを立体化。モノクロームのキットはあまり組んだことはないが、やたらと細かな再現の多いキットだった。最たるものが脚周りで、前部はダブルウィッシュボーン式なのでアッパーアームとロワアームが別々のパーツで、ショックアブソーバまでも別パーツで再現される。密度が高くて結構なのだが、接着のガイドも緩く、8輪もあるとすべてを接地させるのに気を遣うので注意。

その他は手際よく地道に進めていくと形になっていく。はじめのうちは先が見えないくらい細かい作業が多いが、全体のプロポーションは良いので気をしっかり持って的確に作業を進めていくときっと報われる。プラの素材自体は柔らかすぎず硬すぎず適度な感じなのでサクサク切れる。

エッチングパーツは1枚付属。フロントライトガードと、操縦席ハッチの取付基部のモールド表現など必要最小限にとどまる。車体に取り付けられるワイヤーは、プラパーツから手持ちの0.8mmワイヤーに置き換えた。

キットでは公道走行時用の操縦士席及び分隊長席用のガラス窓風防が装着された状態でモデル化されていたが、どうしても取りつけたくなかったので、ガラス窓風防を取っ払い、操縦席ハッチを閉じた状態で再現した。厳密に言えば操縦席ハッチ周囲の一段盛り上がった部分は本来無いので削り取るのが正解だが、加工が面倒だったので断念した。ハッチを閉じた状態にするにはそれなりに工作が必要となる。

塗装は例によってタミヤのアクリルカラーを筆塗り。陸自車両の特徴として迷彩に決まったパターンはないので好き勝手に塗っていく。筆塗りなので一度に全部塗ってしまおうとせず、2度か3度に分けて重ね塗りをしていくとキッチリ塗れる。



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キットはA型とB型の選択式だったので駐屯地祭等でよく見かけるB型をチョイス。前述したように、A型とはキューポラの構造から全く違うことが分かったのは勉強になった。



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所属は第1機甲教育隊第2中隊の車両を選択。ナンバープレートは「25-4237」を選択したが、本来は教育支援施設隊の所属車のナンバーであることに貼ってから気が付いたが遅かった。



ストレスなく組めたが、とにかく部品数の多かったキットだ。タミヤなどは省略できるところは省略し、それでもなおリアルに見せる手法が上手いが、モノクロームは徹底して細部の表現にこだわった印象だ。1/35としては唯一の96式装輪装甲車のプラキットで、他メーカーのキットの選択の余地は無いが、無事に組みあがったときは苦労が報われる、良キットだ。
by gramman | 2014-07-29 21:22 | 模型 | Trackback | Comments(0)

ピットロード・陸上自衛隊 82式指揮通信車 エッチングパーツ付

全国の陸自部隊で活躍中の82式指揮通信車を今回は製作。今回のキットはピットロード社製であり、ライオンロアのエッチングパーツも入ったおトクなキットである。ちなみにキット自体は中国トランぺッター製だと記憶している。

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82式指揮通信車は戦後初の陸自装輪式装甲車として有名な車両で、全国の普通科、特科等で活躍する文字通り指揮・通信に供される車両である。観閲式等ではよく部隊指揮官が搭乗している姿を目にすることからもお分かりの通り、部隊幕僚が搭乗することが多い。略称は「CCV(Command Communication Vehicle)」。公募愛称は「コマンダー」だが例によって定着はしておらず、部隊内では「指揮通」などと呼ばれるようだ。



車体は全長が5.72m、全幅が2.48m、全高が2.38m、重量は13.6tで、乗員数8名。操縦手が2名と後部指揮通信室に6名収容できる。固定武装は車長用ハッチに12.7mm重機関銃が1挺、操縦席左側ハッチに62式7.62mm機関銃または5.56mm機関銃MINIMI1挺が装着できる。製作は重機で有名な小松製作所で、この車体をベースに化学防護車、87式偵察警戒車が制式化されている。この後、同じ小松製作所が製作した陸自初の8輪式装輪装甲車である96式装輪装甲車へもノウハウが受け継がれている。



足回りは3軸6輪駆動による装輪式を採用。前2軸がステアリングする。車体前部右側に操縦手席があり、前部と後部が通路で繋がれ、通路左側にエンジンがある。車体中央部から一段高くなりその部分にスリットが入っているのは、エンジンの排熱を目的としているためだ。エンジンはいすゞ製10PBI型。4ストロークV型10気筒液冷ディーゼルで出力は305PS/2,700rpm。自重13.6tに対する出力は決して高くはないが、路上ではなかなかの機動性を見せる。ミッションは6速MT。



そんな82式指揮通信車のスタイリングをキットでは余すところなくモデル化。キット自体の素性は良く、全体のバランスは良い。しかしながら車体上下のあわせはやや難ありで、できれば迷彩塗装前に室内を全て仕上げ、上下を隙間なく接着したいところ。タイヤ6輪は下回りの仕上げ後に金属シャフトで固定するが、これも6輪すべて設置させるにはそれなりに調整が必要なので注意。プラパーツは固めでゲート処理も太いものが多く、パーツの形状を変えてしまわないよう慎重な組み上げが必要だ。


先に述べたように、ライオンロアの精密なエッチングパーツが3枚も付属するが、これがなかなかの代物で素材が柔らかく扱いが難しい。車体各部の取っ手のひとつひとつまでエッチングパーツに置き換えられるようになっているが、全てのパーツを切り出して接着するのは相当精密さにこだわるひとか、根気のいい人でないと務まらない。自分はそのどちらでもないので大物だけ使用した。元々のキット自体にもエッチングパーツが付属するので、精密さより強度優先の人はそちらを使ってもいいだろう。



全体の塗装はおなじみタミヤのアクリルカラーXF-72茶色(陸上自衛隊)とXF-73濃緑色(陸上自衛隊)で迷彩を再現。各雑誌等を読むと陸自の迷彩塗装用に調色するモデラーも少なからずいるようだが、個人的にはこの色調で全く問題ないと思っている。迷彩の塗り分けはフリーハンドだ。陸自車両は空自航空機と違い、塗り分けは個体によって全く異なるので、好き勝手に塗って問題ない。ライト類、マフラー等はそれぞれ色差しをしておく。



キットには車体右側のワイヤー再現用にタコ糸が付属するが、塗装するとケバケバするのでまったく使い物にならない。ホームセンターで入手可能な0.8mm金属製ワイヤーで置き換えたが、複雑な形にするのはなかなか難しいので、瞬間接着剤で少しずつ接着しよう。



1/35スケールの82式指揮通信車のプラキットは他メーカーからラインナップされていないが、本キットはまさにその決定版と言っていいだろう。陸自後方支援車両の穴を埋めるキット、ぜひ皆さんも組んでみてもらいたい。
by gramman | 2014-07-06 12:38 | 模型 | Trackback | Comments(0)

モノクローム・陸上自衛隊 1/2tトラック 2006

陸上自衛隊でもっとも目にする機会が多い車両、それはやはり1/2tトラックであろう。OD色のジープタイプで、一目で自衛隊のクルマと分かる。

1/2tトラックは旧名称を73式小型トラックと言い、その名の通り73年に導入された三菱・ジープをベースとした自衛隊車両で、いかにも軍用車両らしい無骨なスタイルであった。自衛隊を代表する車両であったがベースの市販車が97年に生産終了となり部品の調達が困難になることが予想されるため、市販車のパジェロをベースにした、と言うよりはパジェロの部品を多用した新型が導入されることとなった。先代のジープタイプと区別するため、現在納入されている1/2tトラックの愛称はそのまま「パジェロ」である。



そんな1/2tトラックをモノクロームがモデル化。今回のキットはエンジン換装が施され、フォグランプがフロントバンパー埋め込みタイプへと変更になった最新型を再現したものだ。

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インジェクション式のプラキットとしては初のモデル化ということで制作にも気合が入ろうというもの。主なパーツはプラスチックで、これに繊細な部分に使うエッチングパーツが付属する。プラ自体の性質は若干固めでゲートも太いので、ニッパーで切り取るときは切れ味の良いものを使わないとパーツの形状に影響を及ぼすかもしれないので注意。逆にエッチングパーツはやたらと柔らかく、ヤスリがけの時に気を遣った。

車体はタミヤの「TS70 OD色(陸上自衛隊)」 で塗装。賛否両論はあるが、十分実車に即した色だと思う。そもそも自衛隊車両は光の当たり方で色調が異なって見えるので、どの色で塗っても完璧に納得できるということはない、とは個人的な感想だ。今回はエッチングパーツもあるので下地塗料としてGSIクレオス「Mr.オキサイドレッドサーフェイサー1000 スプレー」を使用した。プライマー成分を含有しているとの触れ込みであったが、エッチングパーツに対するプライマー効果は弱いような気がする。

ボディ部分とフレーム部分はそれぞれ分けて塗装した。フレーム部分の黒は同じくGSIクレオス「Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ブラック スプレー」を塗りっぱなしにした。本来は上からセミグロスブラックなどを吹くのがいいのだろうが、そのままでもそれなりにつやが出ているので良しとしよう。タイヤはゴムパーツが付属するので塗り分ける手間が無い。



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キットはオープントップタイプとクローズドタイプの選択式。今回はオープントップを選択した。さらにフロントウィンドウは立てた状態、倒した状態が選べる。演習ではウィンドウを倒した状態を見かけることが多い。

オープンタイプでは内部が良く見えるので。それなりに気を遣うが、内部もほぼOD色なので、各部に適度に色差ししておけば良好な仕上がりになる。



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前回の高機動車と大きさの比較。こうしてみると1/2tトラックがやたら小さく見えるが、実際路上で見かけるとそれなりに大きいのが意外だ。



前後バンパーに貼る所属部隊の表記は第1空挺団団本部中隊、東部方面混成団第1機甲教育隊本部管理中隊、女性自衛官教育隊本部管理中隊のほか、航空自衛隊第10高射隊が付属するので好みで選択してほしい。

エッチングの加工などなかなか苦労する点も多いキットだが、手順通り組んでいけばスタイルも良く、繊細な仕上がりとなるのでおススメキットだ。
by gramman | 2014-06-04 07:50 | 模型 | Trackback | Comments(0)

ファインモールド・陸上自衛隊 高機動車(機関銃装備)

ミリタリーモデルファン待望の一作がついに立体化。陸上自衛隊の高機動車が1/35にプラキットとしては初登場。レジンキットはモノクロームが出していたが、レジンであるがゆえに全体的にスマートでなく、ファンとしては若干の物足りなさを感じていたところであった。今回のファインモールドは総プラパーツで構成されており、実車をよく研究したと思われる秀逸なキットであった。



そもそも「高機動車」とは自衛隊制式採用の非装甲の人員輸送用車両であり、平成5年より初期型の配備が始まった。民生部品を多用したことでコストダウンを図っているのが特徴だ。略称は「HMV(High Mobility Vehicle)」、公式の愛称は「ハヤテ」であるが、この名前で呼ぶ人は皆無(どの装備品でもそうだが)で、部隊内では「コウキ」と呼ばれることが多いようだ。

装輪車のメリットを生かして路上での最高速度は125km/hを発揮。水冷直列4気筒OHV4バルブディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力は170PS。非装甲ながら重量が2.64tあるため燃費は約4.1km/Lとそれほど良くはない。定員は10名であり、陸自の行動単位である1個班が乗車するのにちょうどよいサイズである。



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それではキットを見ていこう。キットの説明書に従って組んでいくが、タミヤの説明書に慣れていると少し不親切かな、と思う箇所が散見される。もちろんタミヤの説明書が親切すぎると言えばそれまでだが。ラインナップにあるキットはこの「機関銃装備」のものと「キャンバストップ」仕様の2種類だ。「機関銃装備」使用では幌が無く、オープントップとなる。キットに幌部分のパーツも付属しないので買ってからの選択は出来ない。



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下回りも手抜きすることなく立体化されている。タミヤと比べてばかりで申し訳ないが、タミヤ製キットに比べると精密な仕上がりであるが、逆に言えば強度が弱く、パーツ位置決め時のガイドが少ないので慎重に組み上げよう。とは言ってもそれほど気を使わなくともタイヤ4輪をしっかり接地させるのは難しくない。



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オープントップだけに室内もしっかりと仕上げておく。ミリタリー車両だけに暗色系が多いので塗装に気を遣うことは少ない。室内の消火器は唯一の赤色で目を引くので、発色を良くするため下地にピンクサフェーサーを使用した。ランナーはオリーブドラブ色なので普通に塗装してもなかなか綺麗に赤色は出ないので注意。メーターパネルと運転席付近のシール類もデカールで用意される。



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タイヤはホイールと一体成型のプラパーツ。ゴム製ではないのでホイールと色を変え、タミヤXF-85ラバーブラックで塗り分けた。



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フロントライトガードはエッチングパーツが用意され、ライト類はそれぞれクリアーパーツなので質感も高い。



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MINIMI機関銃も少ないパーツで立体的に再現される。高機動車に搭載する際はハイポッドを装着したままで正解のようだ。M2重機関銃も搭載できることはできるだろうが、実車ではやはりMINIMIが搭載されているのが圧倒的に多い。あくまで「高機動車」は輸送車両であり、偵察任務に就くことは少ないので重装備を想定する必要がないのだろう。1/2tトラックは機動性を生かして威力偵察にも使用されるのでM2重機関銃が搭載できる。



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キットではリアにマッドガードが再現されるが、製作者の好みで切り離して再現した。リアコンビネーションランプもクリアーパーツだ。



細かいところまで精密に再現されたキット、メーカー希望小売価格は3800円だ。少し高めの価格設定だが、まさに高機動車の決定版と言える素晴らしい内容だ。陸自好きなら買って損はない。
by gramman | 2014-05-12 22:17 | 模型 | Trackback | Comments(0)